2007年04月19日
ここ最近、数年前から、韓国車の脅威はありますよね。
正直、私もインプレッサの購入を検討した時、ホンの一瞬だけ、脳裏をよぎった事が
ありました。
主に、価格に対しての値段と、装備の比較で、破格だと思えたからなんですが。
形も某○菱の影響や、次期GT○(ぇ)のモデルをパクッたといわれただけあり、
然程、格好悪くは思わなかったのも一因かも。
残念なのは、FFしか見られなかった事だったり・・・。
まぁ、それは置いといて。
私の会社は、各国の車に付ける部品の一部を製造、輸出している会社なのですが、
当然、アジア圏のほか、北米、国内はもちろん、やっている訳で。
その中でも、主にやっているのは北米と国内。
さて、先日、韓国の会社から、新しく部品の製図が届き、簡潔に言えば、これ作れ!と。
さて、その製図から読んでみるに、同僚が口に出したその一言で、
考えがかわりました。
同僚 「こんなタッピングビス使う国、どこにもねぇよ!こえ~なぁ・・・」
自分「あ、言われればそうですね~。過去のやつ見ても、一切無いですよねぇ・・・」
同僚「殺人になっちゃうんじゃね~の?」
自分「もしかして、片棒かつぐワケ!?ありえな~(笑」
ってな具合でした。
さて、ウチの会社、車には必ず着いている部品。しかも、エアバッグ以外で、
最終的に人の命を守る部品です。
そんな訳で、実はTAKAT○にもウチの部品、だしていたりします(笑
さて、その部品の一部、よく見ると、国内品はほぼ、有り得ないのですが、
ベルトを車両上部で固定、そして、円滑にベルトを通過させている部品。
スルーアンカーって言うのですが、この部品、とてもじゃないが、車両固定時以外は、
ビスなんてもの、使わない。普通に考えれば、ネジで止まっているだけの部品。
まぁ、そのネジも極太(笑)なのですが。
さて、そのスルーアンカー自体に、タッピングビス、使われているのですよね。
意匠の為、鉄板に樹脂を成型して、形や見栄えを良くしているのですが、
ちょっと意匠が凝っている作品だと、複雑な部品が使われている物もあります。
その構成部品には、ほぼ、絶対的にビスやネジは使わないのがある意味、常識。
普通に一般のDIYセンターで買える、いわゆるタッピングビス(名前もそのまま。)
それが組まれて、製造されている訳なんですよねぇ。この韓国品。
仮に、衝突したとして、その部品が一部、壊れたとして・・・。
プラスチック状の物の破片が飛んでくる分には、さほど怪我って言う怪我は、
大きくならないでしょう。
が、これがビスが飛んできたら・・・?
飛来してくる場所は、自分の肩から上、頭の横辺りです。
ってな事です。
このベルトに使われる部品、それぞれ、実は物凄い破壊に対しての耐久力があります。
ベルト自体にも。
皆さんどれくらいだと考えます?
kN(キロニュートン)で言えば、最低でも21.6kN以上。
はい、自分に分かりやすく換算して、考えてね~(^-^)v
おおよそ、2トン以上の力が加わって、やっと壊れるかな?って位なのです。
(一部、メス型の車両固定部除くけどね・・・。)
ちなみに、この韓国製の破壊耐久時、ビス、モロに飛んでました・・・。
まぁ、荷重は最終的に上記条件は余裕でクリアしてましたので、物自体は問題
ないのですが・・・
ビス、恐いのですよね・・・飛ぶのが。
インプレッサに使われている部品、ちょっと調べてみましたが、
割と普通の乗用車と同じ、特に特別の部品を使っているワケじゃなく、
これはランエボも同じですが・・・。
さて、そんな訳で、視点を変えた自分の仕事も若干絡めて考えてみましたが、
更に友人のメカニックに聞くと、過去、整備した韓国車、
有り得ない所に溶接があったり、補強が無かったり。
国内物とくらべ、相当恐い構造だったとか。
今の所、大きい事故で亡くなったとか、聞いてませんけど、
実際、人間様に影響する怪我は、国内物と比べて、同じ車でも、
倍近く違うと言う、経験談をお聞きしました。
う~ん、安いなりの訳があるとは思うけど、やはり・・・って所ですかね。
さて、ベルトって最近は車によっては、凄くカラフルなのがあります。
先日、見た色はオレンジ。
昔だと黒やグレー、良くてベージュ(肌のような色)だったりしますけど・・・。
ちょっと前だと、グリーンもあったそうです(聞いた話)
まぁ、時代の流れですし、別に良いのですけど、純正のベルトでも、
カラフルなのがあると思うと、自分も変えてみたいですね。
Posted at 2007/04/19 22:24:21 | |
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