
ご無沙汰しております。
前回の記事から1ヶ月以上空いてしまいましたが、私は生きております。
実は、9月の上旬にかみさんが大きな手術を受けたため、その看病に追われてブログどころではなかったのです。
術後は、職場と自宅と病院の行き来だけの日々だったため、とりわけ面白いネタがあるわけではなかったことも影響しておりますが…。
そんなこんなで、無事に手術を終えたかみさんは、最初の退院時は本当に病人らしい「何もできない」状態でしたが、その後、何度か入退院を繰り返し、回復を見極めてから退院したこともあり、今は大分元気になりつつあります。
先日は、久しぶりにロッタと一緒に公園に行きました。
まだまだ、本調子までの道のりは長いですが、少しずつリハビリに取り組んでいってもらえればと思います。
さて、前回の記事で書いた伊豆での焼き物体験ですが、忘れた頃に焼き上がったものが届きました。
無駄にスタジオ撮影してみました。伊豆の体験教室で作ったときはもっと大きかったのですが、焼かれて大分小さくなってしまいました。
試しに使ってみたところ、湯呑みの方は普通に使えそうなので、大事に使っていきたいと思います。
さてさて、タイトルにもありますが、今回の本題は東京モーターショーであります。
いきなり、会場時間を間違えて並ぶ羽目に…。
大分待たされましたが、無事に会場内に入ることが出来ました。
撮った写真を全て載せたら大変なことになりますので、私が気になったものだけを抜粋してご紹介したいと思います。それでも沢山ありますが…。

メルセデスのF1マシン「W05」です。
ここ数年のF1マシンのデザインは目も当てられない状態が続いておりますが、メルセデスは綺麗にまとめてきています。これは去年のマシンですが、十分カッコいいですね。
今年のもかっこ良くまとまっており、私は今年のマシンの方がデザイン的には好きです。スラントノーズが好きなんですよね、古い人間なんで。

この光景を見れただけでも、モーターショーに来た甲斐があります。

お次は三菱ふそうのブースです。

凄いことになっています(笑)ハイパーレスキューとかに使えそう。

トラックも塗装次第でかっこ良く見えるもんですね。

こんなの街中走ってたら楽しいなぁ。

「トン、トン、トン、トン 日野の2トン」の日野ブースです。

F1のマクラーレンのマシンに採用されている曙ブレーキです。マクラーレンの「P1」が展示されていました。

曙ブレーキって、ちょっと前に不適切会計で取り上げられていましたね。

スズキのブースにて。毎回、必ず見るラパン。どんどんデザインが丸っこくなってきてますね。

お次はホンダブース。私が気になったのはモンキー。そういや、モンキー乗ってないなぁ。

電気で走るカブです。カブも進化するのです。

ちょっと未来的なフォルムになったカブ。でも、一目でカブとわかるデザインに収まっていて良いですね。

ホンダにもF1マシンが展示されていました。こちらは今季のマシンです。ホンダのパワーユニットの成績はボロボロですが、このシーズン中盤までのマシンデザインはカッコいいです。今はノーズがアレな形になってしまったので最低レベルの見た目になってしまいましたが…。

シビックTypeRです。うちの8もずんぐりむっくりですが、このシビックもずんぐりですね。試乗するのに列ができるほど人気でした。

そして、今回のホンダの目玉、NSXです。このNSXですが、今のF1よろしくモーターのアシストで馬力を高めることができるようになっているとのことですが、そのせいで車重が1,700kgを超えているため、ネットではスペックが紹介された途端「重すぎる」との声が多く見受けられました。会場でもマツダのRX-VISIONほどの注目度ではなかったような気がします。まぁ、前回の東京モーターショーで外観だけは既に発表されていましたからね…。

お次はカワサキブースのニンジャです。カワサキって、二輪メーカーなのに、毎回モーターショーにそれなりの規模で参加しているので、ちょっと不思議な感じがします。スズキやホンダは四輪も作っているので、ついでに二輪を展示するのはわかるんですけどね。

続いて、三菱ブースのアウトランダーです。これは「バハ・ポルタグレ」というラリーイベントに出場した車輌なんだそうです。純粋にカッコいいです。三菱お得意のガンダムっぽいデザイン炸裂ですね。

お次は、いつもオシャレなブース展開をしているミニのブースです。今回も他所とは一線を画したデザインでした。前回より、少し狭くなったような気がしますが…。

クラブマンやコンバーチブルに人が集まっていましたが、私はこのマシンが一番ですね。

お次はこれ。KEN OKUYAMAブースにあったヤンマーの耕耘機です。いいなぁ、この今にもトランスフォームしそうなデザイン。これからは農作業もオシャレになっていくんですかね。

続いて、レース車輌を販売しているラディカルのブース。日本でこのマシンを買う人が、いったい何人いるのだろうか…。

お次はジャガーです。最近のジャガーのデザインは個人的に良いです。いわゆる欧州的なデザインにまとまってしまっている感は否めませんが、昔のジャガーのデザインがあまり好きではなかったので、このデザインなら欲しいと思えます。買えませんけどね(笑)

これ乗ってみたいなぁ。

お次はスバルのブース。インプのコンセプトカーです。スバルの重厚なデザインは嫌いじゃないです。またラリーに復活してくれないかなぁ。

スバルブースのステージです。雨の中でタップダンスを踊っているPVに合わせて、生のダンサーが踊っていました。ステージの先端に一本の線状にシャワーが付いていて、実際にシャワーがカーテン状に落ちてきていました。今回のスバルのステージは力が入ってましたね。

ブリヂストンのブースの裏をフラフラと歩いていると琢磨車発見!

デカっ!F1マシンよりもかなり大きいです。琢磨が「最初にインディカーに乗ったときは車体が大きくて大変だった」と言っていた理由がよくわかります。

横から。

ステアリングはかなり適当なモックアップ用のが付いていました。

そして、日立のブースにはエリオ車が!前回もあったけど、同じものかな?

私がお世話になっているヨコハマタイヤのブース。今年はスーパーフォーミュラのマシンが展示されていました。来シーズンからスーパーフォーミュラのオフィシャルタイヤサプライヤーになることが正式に発表されましたから、良い宣伝になりますね。

ダイハツのブースにあったテンポというコンセプトカーです。業者さん向けの車でしょうか。

西ゲートへ移動してフィアットのブースです。お馴染みチンクイチェント。

これ、500Xという新しいやつ。SUVになるのかな?ミニもそうですけど、デカいの作らないと生き残れないんでしょうかねぇ?

アバルトブースにあった500。カッコいい。

このセミグロスの塗装いいなぁ。うちの8もこの色にしたい。道路と一体化しそうだけど(笑)

このツートンカラー、個人的には微妙な感じです。

ルノーブースに行ったら、マックス・フェルスタッペンがPVに出演しておりました。

今回、かみさんの一押し「トゥインゴ」。駆動方式がRRという渋いデザイン。FF全盛のこのご時世にRRで開発する気概が素晴らしい。でも、やっぱりラゲッジスペースは犠牲になっていましたね。

これは車体の構造を説明するデモですが、エンジンがリアに積まれていることが見て取れます。

メガーヌもいつか乗ってみたいですねぇ。グランツーリスモではお世話になりましたので。
さてさて、お次は本命のマツダブースであります。

キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!

この日はこれを見るためだけに行ったと言っても過言ではない、RX-VISIONです。

私がこの車を見て最初に出た言葉…「デカっ!」。横幅約2mですからね。デカ過ぎ。

【参考】全長×全幅×全高 4,389mm×1,925mm×1,160mm、ホイールベース 2,700mm、乗車定員 2名

このブースに来た人がみんな「おぉ!カッコいいじゃん、この車」と言っているのが印象的でした。

ネットで画像を見たとき、ヘッドライトの周りは照明の映り込みかと思っていたのですが、そういうデザインのフォグランプでした。一つ上の画像が消えているときの状態です。凝ったデザインですね。
コンセプトカーなので、かなり思い切ったデザインでしたが、このまま少し小さくて市販化すると言われても納得できそうな造りでしたので、現実味があるという部分で多くの人々が心を踊らせたのではないかと思います。
某自動車評論家が「みんなこのRX-VISIONに心を躍らせているが、極端に走りの方向に振るのは感心しない。環境に優しい性能や自動ブレーキなども取り入れたものにしないと、これからの時代の車としてはイタダケナイ」というような評価をしていましたが、そういうものを積んで運動性能が犠牲になっていたり、自分で制御しているという実感に乏しく、運転する楽しみが減った最近の車にみんなが飽き飽きしているからこそ、こういう車が歓迎されているのではないかと、個人的には思います。
確かに、車は人を殺す能力を持つ危険な道具です。だから、安全を第一に考えるのは当然です。でも、動かすのは人間です。自分でハンドルを握って動かすから愛着が湧くんです。そして、自分で制御する部分が多ければ多いほど愛着は増すのです。「この車を一番理解しているのは自分である」と。その醍醐味を削っていけば、人々は車に興味を失い、最終的には掃除機や洗濯機のように、ほぼみんな同じ形で外側のパッケージのデザインだけ違う、という均一化された単なる道具に成り下がるでしょう。そうなれば、人々は車に対して安さ以外のものを求めなくなり、メーカーはジリ貧の末路を辿るだけではないでしょうか。
マツダが「人馬一体」としきりに謳うのは、そういうことなんだと思います。車が人に愛されるためには、単に便利な機能を充実させるのではなく、「如何に人が操りやすい性能にするか」が重要なんだと思います。
車を売りたければ、「人に愛される車を造れ」と私は思います。
少々、熱くなってしまいましたが、続いてはその人馬一体を具現化したマツダ・ロードスターです。

マツダブースは、赤い車に赤い照明を当てているので異様に赤いです。

街中で走っているのを見ると、とてもカッコいいのですが、意外にも販売数は苦戦しているようです。ホンダのS660に持っていかれちゃったみたいですね。相変わらず軽自動車の方が人気という状況が、景気回復の信憑性に疑問を抱かせますね。

左ハンドルのレース仕様車。うちのかみさんが試乗しましたが、かなり狭そうでした。

助手席も外したドンガラ仕様。スパルタンです。

元祖ロータリーの「コスモスポーツ」も展示されていました。

今見ても色あせないデザインです。

ル・マンの優勝トロフィーが飾られていました。これは初めて見たので見れて良かったです。近くにロータリーエンジンのローターも展示されていたのですが、他のお客さんが社員の方と話し込んでいて撮れませんでした。SKYACTIV-Rは、実現するにはまだまだ道のりが遠いそうです。頑張って欲しいですね。

お次は日産。コンセプトカー「グリップス」

日産のデザインはゴテゴテしてますね。

ZのNISMO仕様車。

こちらはGT-RのNISMO仕様車。

こちらは「コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ」デカい。デカ過ぎる。最近の日産のデザインはあまり好きになれないなぁ。

ポルシェブース。GT3のレース車輌です。カッコいいなぁ。

いつかは乗ってみたいポルシェ。ケイマンGT4。

こちらは今をときめくフォルクスワーゲンブースに展示されていた、WRCに参戦中の「ポロR WRC」です。このマシン、とてもかっこ良くて好きなんですが、私自身がすでにWRCへの興味を失っているので、もっとWRCが盛り上がっていた時代に走っているところを見てみたかったですね。

毎度お馴染みのアウディのレース車輌。

こちらはプジョー「308 SW GT Line」。ちょっと前のプジョーのデザインは全く好きになれませんでしたが、大分良くなってきたと思います。

こちらはシトロエン「C4 カクタス」。この写真ではわかりにくいのですが、この車、ドアのサイドパネルにクッションが付いているので、ドアパンチにはとても効果を発揮しそうです。

こちらはヤマハが本気で作った四輪車「SPORTS RIDE CONCEPT」。カッコいいです。

ヤマハはかつてF1にエンジンを供給していましたから、動力性能も期待できますね。

これはヤマハの三輪コンセプトバイクの「MWT-9」。前が二輪のメリットって何なんですかねぇ?
というわけで、あまり代わり映えのしなかった東京モーターショーでありましたが、今回も観に行って参りました。VOLVOとか見忘れたメーカーもあり、何だか自分も以前ほど熱意がないことに気付かされたイベントでした。
東京モーターショー、もっと頑張らないと本当に日本の自動車事情は廃れていく一方だと思います。
景気が原因と言われていますが、それだけじゃないと思うのです。先に述べたように、各メーカーは、もっとユーザーが愛着を持てるような魅力的な車を造ることに目を向けるべきだと思います。そうすれば、私も8からの乗り換えを考えることができるかもしれません。
最後に、会場で写真を撮らせてもらったお姉さま方をアップして終わりにしたいと思います。
長文、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。