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2009年06月05日 イイね!

銘茶「一保堂」改

エンジン・ヘッド部からインテークにいくパイプを外してみたらべっとりと黒い液体が。これはエンジンオイルや水分がガスと混じってインテークまで戻されるブローバイガスってヤツだ。大昔はそのまま大気中に放出されていたが、環境汚染の要因として法でこれを禁じ、もう一度燃やすために吸入側に戻す仕組みになっている。

ブローバイガス (Blowby Gas) とは、そのまま直訳すると吹き抜けガスとなるが、エンジン内のピストンとシリンダーの間隙から混合気が吹き抜けてクランクケースに入り込む。ピストンリングが磨り減った古い車ほどブローバイは多く発生する。また高回転を常用しても同様に大量に発生する。
ガソリンが空気と混じって混合気になりそれが燃えると残るのは二酸化窒素や炭化水素などかなり人体に有害なガスだ。そんなガスに未燃焼ガソリン、水、エンジンオイルなど渾然一体となったものがブローバイガスだ。

オイルまみれのブローバイオイルミストを伴うブローバイガスをそのままインテークに戻すと、ブローバイガスが冷やされ液化する。それが例の黒いべっとりした奴。そいつがインテークに戻されるからサクションパイプにオイルが溜まり、さらにはバルブの傘上に堆積して性能に支障をもたらす。ターボ車はインタークーラー吸入口にもオイルがべっとり。らしい。


それらをもう一度シリンダーに戻して燃やすというのはエンジンの耐久性に影響がでるのは疑いないのではと考えてしまう。何より精神衛生上よくない。オイルキャッチタンクを取り付けたところでエンジンの性能が上がるわけではないが。

安物キャッチタンクそこでオイルキャッチタンクを付けブローバイに含まれるオイルとガスを分離することを思いついた。ヤフオクなどで検索すると3千円台の安いものから2万円を超えるものまである。何が違うんだ?

調べてみるとブローバイからオイルを分離できるかどうかで価格差があるようだ。貧乏人の私に2万円近い額はちと躊躇する。さりとて安いだけで単なる「筒」を買っても意味がない。時折見かけるチューニング車のオイルキャッチタンクのリターンホースがオイルまみれに汚れていたことを思い出す。あれじゃ何の役目も果たしていない。多分。


じゃ、作るか。ってことで材料を物色。


一保堂茶筒カミさんに余っている茶筒がないか催促。ちと古めの「京都・一保堂」の茶筒を貰った。ここの宇治茶はメチャうまかった。缶の底にサビが少し出ているが何とかなるだろう。大きさは直径70ミリに長さ120ミリ。筒いっぱいまでオイルをためるわけではないので、約0.4リッターくらいの容量になるだろうか。少容量だが溜まるオイルをこまめに抜けば役に立つだろう。


さて、DIY派の味方ホームセンターに馳せ参じ材料を物色。頭の中にはそれとなくイメージが出来上がっている。まずはニップル。乳首ではない、念のため。
エルボはちと大きくて高い。即座に諦める。1個180円の短いニップルを選択。ホースバンド大小をいくつか。耐油ホースに塗料、金属パテ、取付金具、その他などを購入。あとは会社にあるものも拝借するつもり。


イメージ図右の図はオイルとガスを分離するセパレーターを設けたイメージ図。あくまでもイメージだが、概ねこんな感じのキャッチタンクになるはず。溜まったオイルの排出は順次考える。ことにしよう。
眺めのパイプで導かれたブローバイは底面やセパレーターなどに触れることで分離させることが狙い。完全に分離させることは難しいが安物のキャッチタンクよりはマシだろう。これで効果がなければリターンのホース途中にフェル・ストレーナーをかますのも手かもしれない。



茶筒のフタの上部に3つの穴を開ける。4ミリのドリルでガイド穴を開け、その後はハンドリーマーでゴリゴリと広げる。広げる大きさは約15パイ。その後は丸ヤスリでシコシコと削り取り16パイにまで。
茶筒のサビを取るために紙やすりでペーパーがけ。一応防錆として塗料を塗る予定。サビを残さず丁寧に時間をかけて磨き上げる。
溜まったオイルの排出には噴霧器などに使われる「ボールコック」と呼ばれるバルブを使う。缶の下側に設置すればレバーをひねるだけでオイルを抜き出せる。

穴を開けた茶筒ボールコック


硬質プラスチックパイプ2つのニップルには会社から拝借した硬質プラスチックパイプを取り付ける。2液タイプの金属パテを使う。これはブローバイが入ってくる側に使用するもの。2つを用意したのは左右のブローバイ出口から直接ホースを引くため。インタークーラーに取り付けてある黒いブローバイ導管は使わない。

タンク入り口から硬質パイプを使って遠いところに導くのは出口のニップルへオイルミストが入らなくするため。途中にはオイルとガスを分離させるセパレーターを設ける。長さは7.5センチ。
セパレーターは昨年ブレーキダクト・カバーを作ったときのパンチホールのアルミ板が余っていたものを利用した。

ニップルにパイプ取り付けセパレーターのアルミ板



赤く塗装した茶筒晴れて風のない日、茶筒を塗装する。色は赤を選んだ。塗装といってもスプレーするだけ。塗って乾かしまた塗るを何度か繰り返す。フタと本体はメンテナンスを考えアルミテープとホースバンドで固定する予定。そのときに取付金具もバンドと友締めする。


硬質プラスチックパイプのついた2本のニップルにセパレーターを取り付け金属パテで固定。パイプから噴出したミストが缶の底当たったり、上に逆流したときにセパレーターに触れることでガスとオイルの分離を期待できるわけだ。うまく分離してくれればいいのだが。

セパレーターの取り付けイメージフタに仮取り付け



続いてフタに3本のニップルをやはり金属パテで取り付ける。漏れ防止として各ニップルの内側には水道用パッキンをはめた。さらに外側には耐熱の金属パテを盛っておく。これで密閉度は完璧。だと思う。次に排出バルブを取り付ける。液体パッキンと金属パテで固定。一晩寝かせる。
翌日、金属パテはカチカチに固まる。フタと本体をアルミテープで巻き取付金具もホースバンドで固定した。とりあえず完成かな。

完成!




ホースに保護メッシュを巻く取り付けに際して耐油ホースのサイズを実際にエンジンルームに持ち込んで測る。やや長めにそれぞれを切ってちょっと加工する。耐油ホースといえ熱やまわりからの干渉に弱い。そこで会社から余ったホースメッシュを貰い被せることにした。全部で3本分必要だったが足りなかった。次回会社が購入したら分けてもらうことにしよう。


さて、取り付け。
車にキャッチタンク取り付けたかが直径70ミリとはいえそれを許容するほどのスペースはインプレッサにはない。フューズボックス横にスペースがあるが、そこにはセキュリティ用のサイレンが鎮座している。仕方がなくウィンドウ・ウォッシャー・タンクをぎりぎりバッテリー側に寄せて無理やりキャッチタンクを滑り込ませることに。おかげでウィンドウ・ウォッシャー・タンクを固定することができなくなったがキャッチタンクが押すことで身動きできないのでOKかなと。いずれ車体側に穴を開けて固定してもいいだろう。



エンジン・ヘッド部ホースを配管することに。エンジンのヘッドに直接ホースを留めるのに気になったことがある。熱だ。耐油ホースで耐えられるほどの耐熱性はない。そこで純正のホースを少しだけ残し途中に継ぎ手を使って配管することに。
異径の継ぎ手はホームセンターには売っていなかった。そこで近所の配管工事専門会社に行って継ぎ手を分けてもらった。油にも耐性があるという硬質テフロンの異径継ぎ手を2本、格安で譲っていただいた。


純正のホースを切るのに少々気が咎めたが思い切って切断。何とかホースをエンジンルームにはわせ配管を終えた。もう一度各部に緩みがないかチェック。おそらく漏れはないだろうと確信する。

配管したキャッチタンク完成:エンジンルーム




ブログでは1ページにまとめたけど実際には完成~取り付けまで1週間ほど時間をかけている。費用は耐油ホース、ニップル、ホースバンド、塗料、パッキン、金属パテ2種などを含め約5000円くらい。初めは古びた茶筒に過ぎなかったけど自分なりに満足できる「自作オイルキャッ茶タンク」ができた。それも「一保堂」というブランドで。(笑)




反省点
今回使用した耐油ホースは熱に弱いので本格的な耐熱ホースを用意すべきだった。ネットで色々と検索したらブリヂストン製で非常に強いホースが販売されているので次回トライしたい。ちと高いがw

耐油ホースのサイズを単一にしたのは早計だった。結局それを基にニップルサイズまで決定したのだから。エンジン側のブローバイ出口は径12ミリ、リターン側が径15ミリ。それらに合わせたニップルやホースを用意すればよかった。異径継手も必要なく少しは安くできたかもしれない。事前によく調べることが大切だ。

日頃のメンテを考えればタンク内にどれほどオイルが溜まったかを見るインジケーターの設置が必要。エア用のワンタッチ式エルボ継手を利用すればそれほど難しいものではない。次回のアップグレードで採用したい。

ニップルの位置に工夫が必要。ホース取り回しの際、上からニップルにはめるのはスペース的に難がある。今回は割りと低めにセットできたが、さもないとボンネットに干渉する。エルボ型ニップルは大きくて高価だが次の課題として取り組みたい。

タンク容量が少ないのが気になる。取り付け位置にはまだ工夫の余地があるので次回作る機会があれば少なくても1リッターくらいの容器を探し、取り付け場所も色々と検討したい。配管のセンスもw

最期に、クランクケースからのブローバイ処理も次の課題。配管をどうするのか今のうちから考えておいたほうがよさそうだ。ここには多分PVCバルブがあるんじゃないだろうか? 現状はどうやらインテーク・サクションに直接つなげられているように見えるが詳しくは分からん。もし知っている人がいたら教えていただきたい。



Posted at 2009/06/05 20:23:26 | コメント(9) | トラックバック(0) | 204 | クルマ
2009年05月06日 イイね!

GWはDIY

GWはDIY何年か振りの大型連休。
皆様はいかがお過ごしでしたか?
私はというと、ずっと会社に通い詰め。いやなに、ほんのちょいと車いじりですw






■1日目~準備
ショップからローターとフルードの交換が終わったと連絡。パッドは来週の予定。
昼過ぎに車をショップから会社に。さっそく前々から予定していた作業を。3月からコツコツと部品を集めこの連休にターゲットを絞ってきた。5日間もあるのでのんびりできるかな。

ジャッキアップ・ツール車高が標準より下がっているためにポリプロピレン製のスロープを使う。これでジャッキを入れ出しする時にジャッキの頭と干渉せずに済む。
以前、フロアジャッキで車を持ち上げるのにすごく苦労した経験があり、近くのホームセンターで鉄パイプを購入。ジャッキ・アームの延長に使う。スコスコと片手で軽~く上がる♪ ウマをかませる。



Newブレーキローターとりあえず邪魔になると思いタイヤを外す。新品のローターはプロジェクトミュー社製のSCR PRO。2ピースの8本スリットで純正と同じ大きさのブツ。本来ベルハウジングはエメラルド・グリーンだが、グレーの車体色に不似合いと判断し黒色にしてもらった。なお、プロミューでの塗装料はかからない。
車体にもぐりこみフロアパネルを外す。で、この日の作業はここまで。



■2日目~クーラント抜き
マクドナルドでドライブスルー。ついでに缶ジュース2本を自販機で。
ボンネットを開けバッテリーのマイナス端子を外した。不用意なバッテリー上がりの防止のため。インプレッサという車はボンネットを開けてもトランクランプが点灯する。

今日は冷却水を抜き、サーモスタットとホースの交換。楽勝と思ったが意外と時間がかかった。
排水ドレンコックインプレッサの冷却水排水のドレンコックはラジエーターの運転席側の下。下からだとサブフレームが邪魔して手が届いても回せない。仕方がなくエアインテークを外して上からアクセス。事前にドレン出口にビニールパイプを装着した。排水の際、サブフレームに当たってしまうから。


ドレンコックを外すとクーラント液がちょろちょろと排水される。給水タンクとラジエーター上部のキャップを外すと勢いよくジャージャーと出た。排水の勢いがいいのでビニールパイプが外れたようでフレームづたいにジャージャー。

外した排水ドレンコック排水



排水が終わって次にアッパーホース、ロアーホースを外すことに。
アッパーホース取り付けホースバンドはクリップのワンタッチ方式。プライヤーで挟み込んでずらしホースを抜く。アッパー側は上からの作業なので楽に交換できたが、ロアー側は難儀した。下からもぐりこんでの作業なので作業性が悪い。


サーモカバー先にサーモスタットカバーをホースごと外すことに。10ミリのボックスレンチを使う。上のほうはエクステンションが必要。割と簡単に外れた。がラジエーター側はサブフレームが邪魔してうまくいかない。4~5箇所指に傷を負う。
仕方がなくマクド食いながらTさんに電話。親切に教えてもらった。


彼から思いもよらぬヒント。
ロアーホースは強化品でも必ずつぶれる。フルアクセルの時、勢いよくウォーターポンプが回り真ん中部分が必ずつぶれる。らしい。そこでホースの真ん中に金属製のパイプを埋め込むとよい、とのアドバイス。おおぉ、すごい裏技。ロアーホースを外して早速ノギス片手にホームセンターへ。外径36ミリの金属パイプ探しへ。
が、無い。2軒目へ。無い。3軒目へ。無い。ちょいと遠いが4軒目の店に。やっぱり無い。どこにも無いぞ、丁度いいパイプなんか。樹脂製の水道用パイプも探したが見つからない。諦めて会社に戻る。今回は金属パイプなしでいくか、と独り言。

ホースとステンレスパイプ何となく会社を見回ったら何やらキラリと光る短めの金属パイプが。計ってみたら全長は8センチとやや短いが外径はドンピシャの36ミリ。飛び上がって喜ぶ。
サビに強いステンレス製だ。だが何に使ったのか分からないがこいつを1個拝借。作業しようと思ったが既に6時過ぎ。続きはまた明日ってとこか。



■3日目~ロアホース組込・クーラント注入
行きがけにホームセンターでホースバンドを、コンビニでカップラーメンとジュース&コーラを買って会社の倉庫へ。
ステンレスパイプを埋め込む新品のホースを真っ二つに切るのは何となく忍びない。とりあえずマジックで合マークしてナイフで切断。ステンレス・パイプに接着剤を塗ってロアーホースにグリグリ押し組む。もう一方もマークにあわせ押し込み、ホースバンドで締め上げる。切断面にエポキシ接着剤を流し込む。


サーモスタットはビリオン社製のスーパーサーモというローテンプ・サーモスタット。見た目には何も変わらないが多分バイメタルの設定が違うものなのだろう。開弁温度は純正は78度、スーパーサーモは70度。効果はいかほどか?

スーパーサーモサーモスタット比較


ロアーホースの取り付けに悪戦苦闘。サーモスタット側、ラジエーター側共にホース取り付け部が盛り上がっている。抜け防止のためだろうが、下からの作業では思うようにならない。左肩に無理がかからないようにやるのだがどうにもならない。

ロアーホース取り付け純正のホースをじっくりと見てみるとホースの開口部にテーパーが施してある。そうか、と頭の仲で電気が灯る。ナイフでホースの両側にテーパーをつける。ついでに取り付け部にCRCを吹いた。少々てこずったが何とか取り付けに成功。ホースバンドをドライバーとメガネレンチで締める。手の甲から血が滴ってきた。本当に作業性の悪い車だな。


カップラーメンで遅い昼食。
Power LLCドレンコックを締めていよいよクーラント液を注入。クーラントはRacingGear社製のPower LLCだ。キャビテーションに強いという謳い文句だが効き目があることを期待して選んだもの。インプレッサの場合は7.2リッター必要なので2リッター入り4本をヤフオクで安くゲット。水で薄めない100%の原液使用である。


ジョーロ代わりのペットボトル再使用ペットボトルを切り取ってジョウロ替わりに。給水タンクの上が水浸しにならないようウェスで周りをプロテクト。純正は緑色だったがRG社製は水色。少しずつ様子を見ながら注入する。


外した冷却水リザーブタンク約6.5リッターほど入れると液がこぼれだした。次に冷却水リザーブタンクを外して中を洗い再度取り付ける。リザーブタンクにも新たにクーラント液を注入。


クーラント液の注入後はエア抜きである。これをサボるとエンジンを壊しかねない。
まずエンジンをかけ、ヒーターをMAXにする。エアコンは必要なし。冷却水があったまってくると細かな泡が立ち始める。少しずつクーラント液を補水しながらなおもエア抜き。
すると注入口いっぱいまで液が上ってくる。溢れるのかと思うと次の瞬間、大きな泡が立って破裂。その繰り返し。


注入口いっぱいに溢れ出そうとする冷却水泡が立って破裂


30分して一旦エンジンを止める。しばらくすると補水タンクが空になる。液を少し足す。そしてまたさらに30分エンジンをかける。これをもう一度繰り返して今日の作業を終えた。


■4日目~試運転・アンダーカバー取り付け
この日はお昼を食べて会社の倉庫に。
給水タンクを見たら液が減っていたので補水。最後のエア抜き作業をする。ともかく泡がなくなるまでしつこくエア抜きをする。
エア抜きが終わって雨が降らないうちに試運転。タイヤを装着し一旦ウマから降ろす。近所を3~4キロ走行して戻り、再度ジャッキアップ、ウマを掛け入念に点検。どこにも漏れは無かった。まずは一安心。

最後にアンダーカバーを装着する。が、純正は使わない。
最近の国産スポーツカーはフェンダー後部からのエア・アウトレットが付くようになった。実はエアは入れるよりも抜くほうが難しいのだ。特に熱くなるエンジンルームの熱いエアは冷却水やオイルなどにも悪影響を及ぼす。
エアロ・ボンネットを採用したくなるのはその意味からも十分に理解できる。が、何せ高い。そこで下から抜くというアイデアから生まれたレイル社製のアンダーカバーを取り付けることにした。こいつ、意外に安いのよね。


純正アンダーカバーレイル社製アンダーカバー


アンダーカバー装着アルミ製とはいえ重量は5キロ。1人で支えるにもちょっと大変。そこでジャッキを利用し支えてもらうことに。少々アクロバティックな姿勢を強いられたが何とか無事に取り付けられた。効果があるといいのだが・・・


昨年10月以来の洗車をしたいが生憎の雨。明日は昼に雨が上がるとの予想なので帰ることにした。


■最終日
昼頃に会社。車を出し、水道の蛇口にホースを取り付けさぁ洗車。と思うや雨が・・・
少し様子を見るつもりでとりあえずホイールを外して洗うことに。ブレーキダストがひどく長い間放置していたら赤くサビが出てしまったため。

ホイールを洗う間に雨は本格的に降り出し背中がびっしょり。仕方がなく傘をさしてのホイール洗浄。外から見るとバカみたい。結局ホイール2本洗って終わり。作業の後片付けをして早々に帰宅することにした。

飲み干したジュース最初の3日間が暑かったのでジュースをこんなに飲んだ。まるで遠足。5連休というGWを車いじりで費やした。自分なりに楽しかったと思う。家族も渋滞が嫌いなのでどこかに連れて行けとは言わなかったので安心かな。そこらじゅうに小さな怪我をしてしまったが楽しかったので許す。



さて、明日からまた会社かぁww




追記:
使用済みのクーラント液はその辺に流してはいけない。環境への負荷もあるが何より人体に有害である。ガソリンスタンドやDラーで処理してもらうことをお勧めする。
ロアーホースを外したとき残っていたクーラント液を顔にぶっかけたのは内緒。(爆)


Posted at 2009/05/06 21:45:32 | コメント(17) | トラックバック(0) | 204 | クルマ
2009年04月20日 イイね!

亜脱臼で群サイ

■ プロローグ
1ヶ月くらい前から左肩に変調があり、腕の振り方によって激しく痛んだりする。
病院に行かなくてはと思いつつ放置、症状がひどくなり今日になって整体で診てもらった。
結果は「亜脱臼」。間接はつながっているが脱臼と同じという。引っ張られた末に固定された。
そんな症状とは知らず昨日、群サイのフリー走行会に参加してきた。
復活した峠アタックの練習にと思って。



■ 午前の走行
ちょいと寝坊して食事もせずあわてて出発。ギアを2、4、6速に入れる都度に肩に激痛が走る。
高速をゆっくり「飛ばして」何とか受付にはギリで間に合った。
参加台数は少なく14台くらいか。珍しいフォード・エスコートRSターボを筆頭にプジョー106、86パンダレビン、派手なマジョーラ・カラーのエボX、そして何と!昨年ナイトランで一緒したオバサンラリー姉さん。そうそう、ATシルビアの車椅子ドライバーも。


肩の痛みは悪くなる一方。ギアシフトが難しい。
要するに手前に引いたときに痛むのだ。仕方がなくシフトレバーを手前に引くときに上体を前に出して引く距離を縮め痛むのを回避した。だが、4点式拘束帯はそれができない。やむを得ずベルトを引き出して緩めることにした。

午前はBコースからAコースまでの逆走一周。1分間隔でスタートする。
既に気温は高く一周で内圧が上がりF2.8、R2.3へ。すぐにコントロール前のパドックに戻り調整。2本目に臨む。問題はこの後。

シートベルトが緩いため走行中どうしても体がゆすぶられる。何本か走るにつれ、すきっ腹の胃がむかつきだして気持ち悪くなり、後半セクションで吐き気をもよおうした。すぐにパドックに戻りトイレに駆け込み吐いた。
が、出るものはなく黄色っぽい胃液だけ。

何か食べたほうがいいとお姉さまからのアドバイス。レストハウスでミルクティーとモナカアイス。コレしか売っていなかったが食べたら少し落ち着いた。郡サイのスタッフの皆さんにはよくしてもらい感謝。



■ この走行会、ランチ付き
ラリー姉さんは非常に有名な方で古い人はご存知かもしれない。レオーネ、レガシーを駆ってラリーに明け暮れたそうな。相変わらずのヘビースモーカーでいつもニコニコ。この日は同じ仲間を連れてきた。キャロッセのロゴが入ったラリー仕様のランエボで、やっぱりお姉さん。でもずっと若いw
お二人ともラリー用のグラベルタイヤでかっ飛んでた。ラリー姉さん達は帰りの渋滞がイヤだとかで午前中で退散。ある意味正解かも。

昼食はレストランでカレー。食事は走行会の費用に含まれている。1日走ってメシ付き8000円は格安だろう。次回も参加したいと思うがナイトランは遠慮しておく。

品川ナンバーの古いエスコートRSはSタイヤを履いたままやって来た。インクラはないけどコスワースの赤いヘッドが主張するエンジンルームを囲み皆でラリー談義。

峠アタックに参戦しているプジョー106氏と一緒にランチ。もう一人、パンダレビン氏とも。
106は一度群サイでクラッシュし全損、もう一度同じ車を購入したというつわもの。エアコンを取り去り、電子燃料噴射装置はキャブ仕様に、ロールゲージまで入れてアタック専用車。すごいなぁ! オレ、そこまでストイックにはなれない。多分。

パンダレビンは最新のRE11を履いている。「どう?」と聞いてみた。
60タイヤなのでケース剛性の高いBSは合っているし、今度のは横方向のグリップも上がったから、と。そうよね、ネオバなんかちょっと柔らかいかもしれない。でも溶け出すといい具合なんだけど。

エボX氏、ともかくずっと走行していた。「走りっぱなしだねぇ」と言うと「ウマくなるには走らないとね」と明るい返事。でもガスが足りなくなるほうが心配とも。携行管はすでにカラ。「この人の隣は本当に怖い」と同乗のきれいな彼女。ハデなカラーリングが目立つが基本的なところに手の入った理詰めの車のように見える。どうなんだろ?

車椅子ドライバーと話をした。モータースポーツへのきっかけとか峠アタックのこととか。彼のチャレンジングな姿勢は見習いたい。群サイさん、是非彼のような人でも使えるトイレを作ってやってください。

■ 午後の走行
午後からはAコースからBコースの一周へ変更。気温が高くタイヤがドロドロになる。
数本走ったところで何となくブレーキに違和感。実はブレーキフルードは昨日交換したばかり。お目当てのブランドが欠品し代わりにカストロールスーパーDOT4で我慢してくれといつものショップに言われたもの。

午後からは出走台数も減り1周走ってスタート位置に戻るとすぐに出走。休まる暇がない。群サイはストレートが少なくオイルやブレーキの冷える場所がない。ゴーストップの連続。さらに数本走ってますますおかしくなりパドックへ。

右のホイールから煙がモクモク。
フルードが沸騰しブリーダーから漏れローターやホイールに飛散。こりゃダメだ。多分、公道の普通の走行なら大丈夫だと思うが、サーキット走行では止まらなくなる恐れがある。残念だけどここでリタイヤ。緊張感が抜け疲れがドッと出る。

漏れたブレーキフルードとりあえずブレーキクリーナーで漏れた液を清掃。放置すると塗装が剥げる。ホイールのリムにもダストが山のようにこびりついていたが来週洗車予定。しかし、パッドの残りが既に2ミリ、ローターも絶命寸前。タイヤさえもw
さて、どうしたものか。



■ 閉鎖、渋滞
3時過ぎに群サイを後にする。山のくだりでブレーキを確認しつつゆっくり降りる。

関越に乗ってしばらくは順調だったが沼田手前で渋滞、で、完全にストップ。そして沼田インターで降ろされる。道路情報では事故が発生し沼田~渋川で閉鎖。一般道も渋滞。ノロノロ。左足がつり気味。事故は単独の死亡事故とラジオのニュース。やっとの思いで渋川ICに到着。少しホッとしたんだが・・・

渋川からも延々と渋滞。全然走らない。高速1000円の影響なのだろうか。割引のない大型トラックの運転手には気の毒だ。ともかくこの異常な渋滞を考えると来週のイベントも早く帰るか遅く帰るかの選択が必要になる。かも?

行きは1000円丁度で済んだけど帰りは一旦高速を抜けたため1650円。ま、それでもちょいと前までと比べれべ安いから悪くはないが、渋滞が増えたのはちょっとね。まともに走れたのは圏央道だけで、目的ICに降りるまで群サイから5時間。なんともはや・・・



■エピローグ
ヘロヘロになって帰宅。晩飯もカレーってか。嫌いじゃないけどw

奥様にブレーキのことを正直に申し上げた。すると「10万円までなら出してあげる」との優しいお言葉。
でもね、PFCのローター、10万円では買えないのですよ。パッドも安くないし・・・

何故亜脱臼になったのか理由が分からないが、昔のツケが回ってきたのかもしれない。バイクで転倒し骨折や脱臼をやったから。肝心なのはクセにならないこと。外れたらシャレにもならない。車椅子ドライバーに笑われてしまうw

整体で引っ張られてからすごく楽になった。固定された拘束衣は仕事があるのですぐに取ってしまうけど、いままで動かせなかった方向へ楽に腕を回せる。痛みは少しあるが以前ほどの激痛はなくなった。固い身体なので完治までは時間がかかりそうだけど何とかなりそう。
歳ばかり食うといろんなところにガタが出てくるのは仕方がないが、薬や医者の世話になりながら長生きするのも何だかなぁ・・・。ちと鍛えておくべきか。


Posted at 2009/04/20 20:02:39 | コメント(16) | トラックバック(0) | 204 | クルマ
2009年03月01日 イイね!

久しぶりの車いじり

先週からずっと菜種梅雨で寒い日が続いている。ま、天気が悪けりゃ花粉も少ないので助かるが。
これからは黄砂も要注意。温かい春はありがたいけどね・・・
さて、久しぶりに愛車をいじくった。ま、モデファイというところ。その顛末記、ご覧下され。





自作一年前、ブレーキ冷却のためにDIYでエアダクトの取り付けでバンパー下のカバーを改造した。何もかも手探りの手作りワンオフ。それ故、仕上がりはお世辞にもキレイとは思えなかった。少なくとも「限定車」としての品位に欠け、誰が見てもカッコ悪いそのものだった。金がないこともあり仕方がないといえば仕方がない。




純正フォッグカバー意を決して純正のフォグランプカバーを正月明け早々の「お客様感謝デー」にて5000円で購入。1月下旬のFISCO走行会に間に合わせたかったが取り付けは簡単そうではなかった。
なにしろ純正フォッグランプは楕円の大きな穴が開いており直径50ミリのダクトをつけることができない。そこで何か適当な材料はないかとホームセンターをハシゴした。あ、我が家の近所には3つばかり大きなホームセンターがあるのよ。




雨どいのパイプで、こんなものを見つけた。これは雨どいの部品で横から下に水を落とすパイプ。プラスチック製で加工もしやすいので2個購入。穴の大きさもジャストフィット。
ラッパの突起部分は糸ノコで切り落とすことにした。下手に金切バサミで切ろうものなら割れてしまう危険があるため。何たって1個415円もするんだから。




アルミ製ネット単に穴の開いたフォッグカバーじゃ芸がないわな。そこで開口部にネットを施工することに。で、これもホームセンターでアルミ製ネットをゲット。銀メッキしてあるのでちょっとオシャレ。
最初は黒く塗りつぶそうと思ったがクルマの色がシルバーなのでそのままで利用することにした。ちょっとしたアクセントになるかも、という狙い。ついでに1ミリ厚のアルミ板とエポキシ接着剤を数本。業務用の50ミリ幅の強力粘着テープなどもあわせて購入。頭の中で設計図と完成した姿を想像する。うまくいけばいいのだが・・・。





ネットの取り付け早速自宅に戻り作業開始。先ずはネットを貼るために適当な設計図面を書く。
金切バサミで図面で描いた大きさに切り、裏からエポキシ接着剤を大量に使って貼る。即乾性の接着剤だが固まるまでは若干時間が必要。慌てるとロクなことがない。これ、経験から。慎重に。



パイプの塗装接着剤が乾く間に「雨どいパイプ」の内側を紙ヤスリで磨いて黒のスプレーで塗装する。紙ヤスリをかけたのは塗料が乗りやすいのと落ちにくいため。黒塗装は外からのぞいたときの見た目という発想だ。
ま、芸が細かいといったところではなく、要は自己満足なのだ。




使ったエポキシ接着剤は割と短時間で乾くタイプのもので固まると強烈である。次にパイプをカバーに取り付け、やっぱりエポキシ樹脂で接着。溶剤が固まった後に幅広の強力ビニールテープで幾重にも巻いてガンジガラメ。
パイプの出口は直径50ミリ。ダクトも50ミリ径なのでこのままでは取り付けられない。そこでアルミ板で継手を作りパイプに差し込んでエポキシ接着剤。最後にビニールテープを巻いて出来上がり。
確かに見た目は悪いが、ここは見えないところ。ちゃんと機能さえすれば文句はない。


パイプ取り付け継手取り付け



完成図こいつを2個作るのはエライ大変。部屋中がエポキシ独特のシンナー臭さが充満。昔は2種類の溶剤を混ぜて使うエポキシ接着剤があったのだが最近は最初からチューブに入った1液タイプが主流のようだ。今回使ったのはセメダイン社製スーパーX2。
取り付けは翌日にして今日はここで作業終了。なんだか頭がフラフラする。





作業2日目。会社の倉庫に向かう。いよいよ取り付けだ。
多分作業は楽勝だ。と思ってた。

ダクトをはめ込むダクトを引っ張り出すためジャッキアップし、タイヤを外しダクトを止めているすべてのタイラップを切り取った。真っ直ぐに伸ばしてダクトを前に引っ張り出す。タイラップは1年を経過していても緩みがまったくなかったのには驚いた。
引っ張り出したダクトに新たなカバー一体となったパイプをホースバンドで取り付ける。ここまではよかったんだが・・・



なんと・・・

カバーを留めることができない。パイプが邪魔してカバーの爪が入らないのだ。がーん!
カバーは上の部分から斜めにして入れ込み横の爪をはめ込むといった一連の流れがあるのだがパイプの大きさが邪魔しカバーを斜めにすることすらできない。しばし唖然としながら考え込む。バンパー外そうか・・・いや、バンパー外しても結果は同じだ。多分。

切り抜いた!じーっと取り付け部分を見ていると頭の中で電球が灯る。そうだ、パイプが干渉する部分を切り抜いちまえばいいんだ! この際、強度とか剛性が落ちるなんて関係ない。背に腹は変えられない。
切り抜く部分をドリルで穴を開け、そこに金切バサミの先端を突っ込んで切り抜く。さすが金切バサミ、相手は柔らかな樹脂。スコスコと軽く切り抜けた。これで入るだろう。



切り抜いた!やや力技もあったが何とか無事に取り付いた。おぉ、カッコええんじゃないかい。小さいながらも達成感がある。が、もう1個やっつけなければ。しばし休憩。冷たい飲み物でノドを潤しタバコに火をつけて落ち着く。



私の場合、休憩すると長いのよね。不思議と次に進もうという気が起きてこない。やる内容のことを考えると面倒くさくなって勇気が湧いてこない。勇気ってほどのものじゃないがw

ほぼ1時間ほどグダグダしてやっと重い腰を上げる。やるとなれば集中しけっこう早いのだ。同じことといえ1度経験すれば要領はわかっているのでスムースに進む。


完成したS204



ま、旧タイプよりはスッキリしてる。純正なので違和感がない。
それに今までは入ってくる空気の量の半分以上をロスしていたけど、こいつは100%の風量を利用できる。まさに一石二鳥というわけだ。



ブレーキロータータイヤを外したときに気になったのがブレーキローター。新品に交換してからまだ4000キロしか走っていないがスリットが消えかかっている。いや、部分的に消えているところさえある。
つーことは交換時期が早いということか。これはカミさんを説得するのにはいい口実。何たってブレーキは最重要保安部品。安全には変えられない。次はPFCの2ピースか。



エアファンネルそうそう、旧タイプカバーで取り付けていたカーボン製エアファンネルが必要なくなってしまった。これ高かったのよね。大きさは取り付け部で50パイ。誰か欲しい人いるかな?必ず使うという条件でタダであげるよ。どう?



ともあれイメージした通りに完成し我ながらカッコよく仕上がった。
今回のキーワードはホームセンター、エポキシ接着剤、金切バサミといったところか。やることは素人だが見た目は素人の域を超えたんだと自負する。


Posted at 2009/03/01 17:08:22 | コメント(14) | トラックバック(0) | 204 | クルマ
2009年01月27日 イイね!

実S2009年1919走行会1発目

正月休みは一歩も外に出ることなくパジャマのまま食っちゃ寝の日々を送り、お陰で少し太った。
逆にはけるジーパン (年寄りだねぇこの表現。普通はジーンズって云うよねw) が1本もなくなってしまったのはちと痛い。おまけに運動不足がたたり少し動くのもしんどくなっているのも副作用か。

快晴だが寒風吹き抜けるFISCO (古い人間なのでFSWとは呼びにくい) で気の合う仲間が集まって楽しい時間を共有。不景気で凍りつく気持ちを元気にしてくれた。




今回のサーキット走行に当たって事前に準備したのは外しておいたバッテリーを載せ、ブレーキフルードの交換と冷却用エアダクトの点検だけ。洗車は8月以来放置。限定車が泣くね。

純正のフォグランプ・カバーを買ったけどどう取り付けるか思案中。ダクトの径とカバーの穴の大きさが合わないので何らかの加工が必要かも。できればカッコよく網もつけたいね。

昨年10月以来のマニュアルミッション車、トレーニングがてらにFISCOまで体の慣らし運転。MTなんてのはもはや前時代的変速装置なのかもしれないが、クルマを操っているという感覚が気持ちいい。




FISCO東ゲート入り口は何故か大渋滞。無理もない、今日は5クラス全部埋まり少なくとも225台以上が集まってるから。ピットに到着すると既に仲間の面々が揃っていた。受付を済ませまずは一服。よのさんとynarさんご夫妻がたくさんの差し入れを持参して現れた。本当にご馳走様でした。

走行の準備をしていると約2年ぶりに予期せぬスペシャル・ゲストが来られたことに驚いた。このチームとの「微妙な」関係が確実に進化しつつあることを実感する。これだけでも十分に来た甲斐があったというもの。

美白号は相変わらず美しい。オーナーのクルマに対する思い入れを感じさせる。隣に並んだ私の車といったら・・・。おや、ローターはドリルドのフローティング。足もいい物が入ってんじゃん。さりげないチューンだけどセンスがいい。




そのうちに最初の走行が始まった。ピットウォールで見ている横でカメラを構えるコワモテのオッサンがカメラを構えている。「ん?用心坊殿はこのクラスじゃなかったっけ?」聞けば彼の息子さんが走行中とのこと。何となく不安そうな表情をしていたのはそれだったのか。
でも、いいねぇ。親子でサーキット爆走なんてうらやましい。今夜はきっと茶の間で爆走談義の花が咲きそう。息子さん、絶対に病み付きになること間違いなし。保証するよ。いつかは我々が追いかけ回されるんだろうな。

気温が低くクルマにはいいコンディションだけど老体にはちと堪える。ピット奥のVIPルームで温まりながら仲間とダベリング。よのさんの長距離移動趣味のどこが楽しいのかを根掘り葉掘り。彼曰く、移動時が楽しいんですと。目的地は何をするわけではなく移動することそのものが楽しいと。
あら、もしかしたら私のサーキット走行の楽しみと同じなのかもしれない。走行会なのでタイムは二の次。突っ込んだりコーナーを攻めたりするそのプロセスが楽しいわけだから。




さて、午前中の1本目の走行。55台ものさまざまな車種がコース上へ。準備に手間取ってしまい後方へつく。最初はゆっくりとコースを見定めタイヤを温める。そして2周目。ん?まだゆっくりとコンボイ走行。気温が低いので丁寧にタイヤを温めるわけね。で、3ラップ目。ありゃま、まだゆっくりツーリング。しょうがない、お先に。
ともかく後方からなので全然クリアが取れない。どうして皆さんゆっくりなの?

5周くらい全力で走ったら汗が出てきた。久しぶりの高いGに体がついていかない。で、ハザード点灯でクーリングラップ。要するにクルマのクーリングじゃなくドライバーの息抜き。水温・油温も安定しているしブレーキも絶好調。だけど車室内が暑くて仕方がなく助手席側の窓を開ける。おー、気持ちいいぃ。
40分ピットにも入らず走れたのは適度なクールラップと窓を開けたからなのかもしれないが、やっぱり高齢にはハードだな。意外と走行される皆さんのマナーがよく上手に抜かせてもらった。一度もヒヤリとした場面はなかったけど、やっぱり1コーナーは追突しそう。




ピットに戻ってホッと一息。走行後の一服は格別。差し入れのリポDを飲んでやっと落ち着いた。応援に駆けつけたTさんが「体、大丈夫?」と心配してくれた。正直なところホントはきついのよ。運動不足で体の動きが悪すぎ。
オレンジ色が憎たらしいあざさんと相方様が現れた。やっぱり久しぶりなんだよね。しかし何だね、トンでもないクルマだよね。凄い代車!?
FISCOが初めてのharukanaさん、9秒台での走行とのこと。おいおい、初めてでそのタイムは速過ぎんでないかい?次回から上のクラスで走ってね。

自分のクルマに戻ってみて初めて気がついたのはリアウィンドウの落書き。こりゃぁブリちゃんの仕業だね。自分のだけじゃなくチーム全員のウィンドウにも。んーっ! 見事なテープ技! 次回の仕掛けが楽しみ。

エキスパート・クラスの走行が行われるというのでピットウォールで見学。凄いねぇ、インラップから飛ばしてる。実S親分のyutaさんとヘアピンへ移動してラインの確認。
FISCO二度目のyutaさん、「絶対速度が高すぎて怖いなぁ、1コーナーやばいよ」と。何をおっしゃる、峠の一等賞なんでしょ。あれ、もしかして三味線? この人、本当に速いんだから。もう私には背中すら見えません。




あまり旨くない折紙、じゃなくて折鶴で昼食。もしかしたら出店のラーメンがよかったかしら。昼食後はまったりとVIPルームで。心地のよさで眠くなりそう。
2回目の走行直前、急に内蔵が引っ張られるような痛みに襲われる。ちょうど去年の群サイで経験したあの痛み。座っているのが辛く立っているほうが痛みがやわらぐ。なんだろうこれは・・・
痛みが引いて意を決しヘルメットをかぶる。走っていれば痛みを忘れるかもしれない。もう集中。

今度は早め早めに前に出てクリアを狙うけどやっぱり台数多すぎ。
最終コーナーを立ち上がってフル加速するもR35GT-Rにあっさりかわされる。いいよねR35、アクセル踏んだまま指先でポチッとシフトアップ。あの加速、尋常じゃない。馬の数が違う。プライスタグも違うけど・・・

数周目に1コーナーでブレーキ遅らせたら止まれなかった。「あ、ダメ」仕方なくステアリングを真っ直ぐにしエスケープに飛び込む。もっと強力なブレーキが欲しい。新生富士はランオフエリアを舗装し安全性を高めた。つまりオーバーランしても舵が効くしブレーキも効く。意外と無理できちゃうのよね。群サイの危険極まりない峠コースとは格段の差。でも、あのヤバさが魅力だったりして。




途中でエアコンのオンにしてクールラップ。午前中よりも汗の量が多い。結局10分を残してリタイヤ。身体がきつくて頭がボーっとする。ヘルメット脱いだら安堵感もあってジーンとする。やっぱ歳だわ。

エキスパート・クラスが始まったので1コーナーまで見に行く。ここはドライバーの腕が全部出ちゃうところだから絶好の観戦ポイント。速い人はやっぱりウマイ。
あの黄色号の立ち上がりの速さは異次元。ヒラリとかわしバヒューンと加速。クルマのいいとこを引き出すドライバーも大したもの。ケロちゃんはタイヤがきつそうで突っ込めないし回るのも大変みたい。次回はSタイヤかな。

ソメちゃんの走りはびっくりした。とにかく毎周同じラインをトレース。アマチュアで同じラインをキープして走行できる奴なんて少ない。派手さはないけど凄く速い。2年前にはどーしてもコーナー入り口で突っ込んで出口でオタオタだなんて言ってたけど、そんな走りは微塵もない。スムースというよりは綺麗。だから出口も素早くフラットアウト。もう玄人好みの走りに進化していた。

大きな事故などもなく無事に走行会が終わった。チーム全員でお決まりの記念撮影。幹事役のケロちゃん、本当にお疲れ様でした。応援に来てくれた仲間たち、寒い中長時間ありがとうございました。
本当はこの後の海鮮料理が目当てだったけど体調も良くないので用心坊殿ともどもお先に失礼となった。また集まりましょう。って、来週バラギだったね。




今回は日曜日の走行会とあって軽からコンパクトカー、ミニバン、果てはフェラーリまで実に多様なクルマ達が疾走していた。自動車メーカーはこうして楽しんでいる愛好家が数多くいるということを知ってほしい。昨年暮れには富士重とトヨタの合作でリーズナブルの価格で予定したFRカーの開発が中止となり、今日ホンダがS2000の製造を中止すると発表があった。
今日走った多くの人たちの中に少なくないオピニオン・リーダーが現れることは明白。目先の利益も大切だけどマーケットを育てる工夫も必要なのではないだろうか。クルマの運転が好きな人はまだまだいっぱいいるのだから。




翌日、左足の太ももがパンパンに張って痛い。階段を下りるのに難儀した。我が家にワンコがいなくなったので散歩すらしなくなり運動量が愕然と減った。MTに乗り続けるためにも歩かなくちゃね。
あ、車載映像ダメだった。ビデオが動いてなかったみたい。出走直前であたふたと設定していたんだけど。慌てるとロクなことないね。



Posted at 2009/01/27 20:31:58 | コメント(16) | トラックバック(0) | 204 | クルマ

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