オイルミストを伴うブローバイガスをそのままインテークに戻すと、ブローバイガスが冷やされ液化する。それが例の黒いべっとりした奴。そいつがインテークに戻されるからサクションパイプにオイルが溜まり、さらにはバルブの傘上に堆積して性能に支障をもたらす。ターボ車はインタークーラー吸入口にもオイルがべっとり。らしい。
そこでオイルキャッチタンクを付けブローバイに含まれるオイルとガスを分離することを思いついた。ヤフオクなどで検索すると3千円台の安いものから2万円を超えるものまである。何が違うんだ?
カミさんに余っている茶筒がないか催促。ちと古めの「京都・一保堂」の茶筒を貰った。ここの宇治茶はメチャうまかった。缶の底にサビが少し出ているが何とかなるだろう。大きさは直径70ミリに長さ120ミリ。筒いっぱいまでオイルをためるわけではないので、約0.4リッターくらいの容量になるだろうか。少容量だが溜まるオイルをこまめに抜けば役に立つだろう。
右の図はオイルとガスを分離するセパレーターを設けたイメージ図。あくまでもイメージだが、概ねこんな感じのキャッチタンクになるはず。溜まったオイルの排出は順次考える。ことにしよう。
2つのニップルには会社から拝借した硬質プラスチックパイプを取り付ける。2液タイプの金属パテを使う。これはブローバイが入ってくる側に使用するもの。2つを用意したのは左右のブローバイ出口から直接ホースを引くため。インタークーラーに取り付けてある黒いブローバイ導管は使わない。
晴れて風のない日、茶筒を塗装する。色は赤を選んだ。塗装といってもスプレーするだけ。塗って乾かしまた塗るを何度か繰り返す。フタと本体はメンテナンスを考えアルミテープとホースバンドで固定する予定。そのときに取付金具もバンドと友締めする。
取り付けに際して耐油ホースのサイズを実際にエンジンルームに持ち込んで測る。やや長めにそれぞれを切ってちょっと加工する。耐油ホースといえ熱やまわりからの干渉に弱い。そこで会社から余ったホースメッシュを貰い被せることにした。全部で3本分必要だったが足りなかった。次回会社が購入したら分けてもらうことにしよう。
たかが直径70ミリとはいえそれを許容するほどのスペースはインプレッサにはない。フューズボックス横にスペースがあるが、そこにはセキュリティ用のサイレンが鎮座している。仕方がなくウィンドウ・ウォッシャー・タンクをぎりぎりバッテリー側に寄せて無理やりキャッチタンクを滑り込ませることに。おかげでウィンドウ・ウォッシャー・タンクを固定することができなくなったがキャッチタンクが押すことで身動きできないのでOKかなと。いずれ車体側に穴を開けて固定してもいいだろう。
ホースを配管することに。エンジンのヘッドに直接ホースを留めるのに気になったことがある。熱だ。耐油ホースで耐えられるほどの耐熱性はない。そこで純正のホースを少しだけ残し途中に継ぎ手を使って配管することに。
何年か振りの大型連休。
車高が標準より下がっているためにポリプロピレン製のスロープを使う。これでジャッキを入れ出しする時にジャッキの頭と干渉せずに済む。
とりあえず邪魔になると思いタイヤを外す。新品のローターはプロジェクトミュー社製のSCR PRO。2ピースの8本スリットで純正と同じ大きさのブツ。本来ベルハウジングはエメラルド・グリーンだが、グレーの車体色に不似合いと判断し黒色にしてもらった。なお、プロミューでの塗装料はかからない。
インプレッサの冷却水排水のドレンコックはラジエーターの運転席側の下。下からだとサブフレームが邪魔して手が届いても回せない。仕方がなくエアインテークを外して上からアクセス。事前にドレン出口にビニールパイプを装着した。排水の際、サブフレームに当たってしまうから。
ホースバンドはクリップのワンタッチ方式。プライヤーで挟み込んでずらしホースを抜く。アッパー側は上からの作業なので楽に交換できたが、ロアー側は難儀した。下からもぐりこんでの作業なので作業性が悪い。
先にサーモスタットカバーをホースごと外すことに。10ミリのボックスレンチを使う。上のほうはエクステンションが必要。割と簡単に外れた。がラジエーター側はサブフレームが邪魔してうまくいかない。4~5箇所指に傷を負う。
何となく会社を見回ったら何やらキラリと光る短めの金属パイプが。計ってみたら全長は8センチとやや短いが外径はドンピシャの36ミリ。飛び上がって喜ぶ。
新品のホースを真っ二つに切るのは何となく忍びない。とりあえずマジックで合マークしてナイフで切断。ステンレス・パイプに接着剤を塗ってロアーホースにグリグリ押し組む。もう一方もマークにあわせ押し込み、ホースバンドで締め上げる。切断面にエポキシ接着剤を流し込む。
純正のホースをじっくりと見てみるとホースの開口部にテーパーが施してある。そうか、と頭の仲で電気が灯る。ナイフでホースの両側にテーパーをつける。ついでに取り付け部にCRCを吹いた。少々てこずったが何とか取り付けに成功。ホースバンドをドライバーとメガネレンチで締める。手の甲から血が滴ってきた。本当に作業性の悪い車だな。
ドレンコックを締めていよいよクーラント液を注入。クーラントはRacingGear社製のPower LLCだ。キャビテーションに強いという謳い文句だが効き目があることを期待して選んだもの。インプレッサの場合は7.2リッター必要なので2リッター入り4本をヤフオクで安くゲット。水で薄めない100%の原液使用である。
ペットボトルを切り取ってジョウロ替わりに。給水タンクの上が水浸しにならないようウェスで周りをプロテクト。純正は緑色だったがRG社製は水色。少しずつ様子を見ながら注入する。
約6.5リッターほど入れると液がこぼれだした。次に冷却水リザーブタンクを外して中を洗い再度取り付ける。リザーブタンクにも新たにクーラント液を注入。
アルミ製とはいえ重量は5キロ。1人で支えるにもちょっと大変。そこでジャッキを利用し支えてもらうことに。少々アクロバティックな姿勢を強いられたが何とか無事に取り付けられた。効果があるといいのだが・・・
最初の3日間が暑かったのでジュースをこんなに飲んだ。まるで遠足。5連休というGWを車いじりで費やした。自分なりに楽しかったと思う。家族も渋滞が嫌いなのでどこかに連れて行けとは言わなかったので安心かな。そこらじゅうに小さな怪我をしてしまったが楽しかったので許す。
とりあえずブレーキクリーナーで漏れた液を清掃。放置すると塗装が剥げる。ホイールのリムにもダストが山のようにこびりついていたが来週洗車予定。しかし、パッドの残りが既に2ミリ、ローターも絶命寸前。タイヤさえもw
一年前、ブレーキ冷却のためにDIYでエアダクトの取り付けでバンパー下のカバーを改造した。何もかも手探りの手作りワンオフ。それ故、仕上がりはお世辞にもキレイとは思えなかった。少なくとも「限定車」としての品位に欠け、誰が見てもカッコ悪いそのものだった。金がないこともあり仕方がないといえば仕方がない。
意を決して純正のフォグランプカバーを正月明け早々の「お客様感謝デー」にて5000円で購入。1月下旬のFISCO走行会に間に合わせたかったが取り付けは簡単そうではなかった。
なにしろ純正フォッグランプは楕円の大きな穴が開いており直径50ミリのダクトをつけることができない。そこで何か適当な材料はないかとホームセンターをハシゴした。あ、我が家の近所には3つばかり大きなホームセンターがあるのよ。
で、こんなものを見つけた。これは雨どいの部品で横から下に水を落とすパイプ。プラスチック製で加工もしやすいので2個購入。穴の大きさもジャストフィット。
ラッパの突起部分は糸ノコで切り落とすことにした。下手に金切バサミで切ろうものなら割れてしまう危険があるため。何たって1個415円もするんだから。
単に穴の開いたフォッグカバーじゃ芸がないわな。そこで開口部にネットを施工することに。で、これもホームセンターでアルミ製ネットをゲット。銀メッキしてあるのでちょっとオシャレ。
最初は黒く塗りつぶそうと思ったがクルマの色がシルバーなのでそのままで利用することにした。ちょっとしたアクセントになるかも、という狙い。ついでに1ミリ厚のアルミ板とエポキシ接着剤を数本。業務用の50ミリ幅の強力粘着テープなどもあわせて購入。頭の中で設計図と完成した姿を想像する。うまくいけばいいのだが・・・。
早速自宅に戻り作業開始。先ずはネットを貼るために適当な設計図面を書く。
金切バサミで図面で描いた大きさに切り、裏からエポキシ接着剤を大量に使って貼る。即乾性の接着剤だが固まるまでは若干時間が必要。慌てるとロクなことがない。これ、経験から。慎重に。
接着剤が乾く間に「雨どいパイプ」の内側を紙ヤスリで磨いて黒のスプレーで塗装する。紙ヤスリをかけたのは塗料が乗りやすいのと落ちにくいため。黒塗装は外からのぞいたときの見た目という発想だ。
ま、芸が細かいといったところではなく、要は自己満足なのだ。
こいつを2個作るのはエライ大変。部屋中がエポキシ独特のシンナー臭さが充満。昔は2種類の溶剤を混ぜて使うエポキシ接着剤があったのだが最近は最初からチューブに入った1液タイプが主流のようだ。今回使ったのはセメダイン社製スーパーX2。
取り付けは翌日にして今日はここで作業終了。なんだか頭がフラフラする。
ダクトを引っ張り出すためジャッキアップし、タイヤを外しダクトを止めているすべてのタイラップを切り取った。真っ直ぐに伸ばしてダクトを前に引っ張り出す。タイラップは1年を経過していても緩みがまったくなかったのには驚いた。
引っ張り出したダクトに新たなカバー一体となったパイプをホースバンドで取り付ける。ここまではよかったんだが・・・
じーっと取り付け部分を見ていると頭の中で電球が灯る。そうだ、パイプが干渉する部分を切り抜いちまえばいいんだ! この際、強度とか剛性が落ちるなんて関係ない。背に腹は変えられない。
切り抜く部分をドリルで穴を開け、そこに金切バサミの先端を突っ込んで切り抜く。さすが金切バサミ、相手は柔らかな樹脂。スコスコと軽く切り抜けた。これで入るだろう。
やや力技もあったが何とか無事に取り付いた。おぉ、カッコええんじゃないかい。小さいながらも達成感がある。が、もう1個やっつけなければ。しばし休憩。冷たい飲み物でノドを潤しタバコに火をつけて落ち着く。
タイヤを外したときに気になったのがブレーキローター。新品に交換してからまだ4000キロしか走っていないがスリットが消えかかっている。いや、部分的に消えているところさえある。
つーことは交換時期が早いということか。これはカミさんを説得するのにはいい口実。何たってブレーキは最重要保安部品。安全には変えられない。次はPFCの2ピースか。
そうそう、旧タイプカバーで取り付けていたカーボン製エアファンネルが必要なくなってしまった。これ高かったのよね。大きさは取り付け部で50パイ。誰か欲しい人いるかな?必ず使うという条件でタダであげるよ。どう?
◆
◆
◆
◆
◆
◆
◆
◆
◆
![]() |
スバル インプレッサ 多分いいクルマだと思う。 高価なパーツを身につけるだけでプレミアムというのはちょっとお ... |
![]() |
スバル その他 8万キロ走行の廃車を破格で購入、コツコツと直し車検を取りました。 |