2006年10月13日
今週はじめから晴天が続き、電動アシスト自転車での通勤を本格的に始めた。
の~んびり走るのはとても気持ちがいい。何よりも坂道が楽ちん。
もしかしたら自転車を乗るのに今が一番いい季節なのかもしれない。
通勤ルートは遠回りだが安全を第一に考え農道やわき道を走ることにした。
農道はまったく車が通らず不快な排気ガスを吸わなくていい。
コスモスや畑の緑がせっせと新鮮な酸素を供給してくれる。
あぁ、気持ちいい。
とってもエコだし身体にもいい。はず。
「自転車に乗って、自転車に乗って、ちょいとそこまで♪」 (by 高田渡)
それでも会社までの通勤途上はそれなりに危険もある。
歩道がガードレールに守られるのはいいのだが、その切れ目でクルマを止める厚顔無恥のバカ者もいる。かと思えば行政の怠慢なのか雑草が生い茂って通れないところも。
クルマから投げ捨てられた空き缶などのゴミも少なくない。
細い自転車のタイヤでは非常に危険なのだ。
わき道から先を急ぐ車が飛び出しヒヤリとすることもある。
一方でマナーという言葉を知らない高校生の自転車に眉をひそめる。
ぺちゃくちゃとおしゃべりに熱中し道いっぱいに広がるジャリチャリ群。
夜は無灯火で二人乗り。危ないったらありゃしない。今にケガするぜ、きっと。
こうして自転車に乗っているといろんなことが見えてくる
クルマは我々の生活に深く根ざし便利な道具として日々暮らしている。
その便利さの引き換えにいろんなものを失ってきたのかもしれない。
自転車で農道を走ったときの、あのさわやかさは残さなくちゃと思う。
じゃぁ、クルマを捨てられるか?
オレ、その業界でめし食ってんだからムリか?
何だか自分で自答して脳みそがぐちゃぐちゃになる。(ソープさん風)
ま、変な突っ込みはなし。
ある日、群馬の家族連れと雨の峠道を走っていたとき、彼が急に速度を落とした。
何故?と思いつつそれに続くと、道路わきを人が何人か歩いていた。
「クルマは便利だよね、だから人にはやさしくしなくちゃね」・・・と。
その傍を申し訳なさそうにゆっくりと走り過ぎるのを後ろから見てそう思った。
皆さん、運転中に弱者を守ることはドライバーの義務ですぞ。
自転車で自分が吐き出す環境への脅威を取り戻すのは不可能。絶対に。
でも、1人だけでも晴れた日にはせっせとペダルを漕ぐのも悪い気はしないだろう。
せめてもの罪滅ぼしと自分に納得。
Posted at 2006/10/13 18:57:21 | |
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