先日仕事が終わって帰宅、何かしら不思議な雰囲気の我が家。
茶の間でカミさんの横にちと大きな物体。よくよく見れば犬・・・?
「な、なんだぁ!?」
話を聞けば里親制度で貰ってきたという。ペットロスじゃあるまいし。
紀州犬と何だか分からないミックスらしいがでかい。既に1歳半。
どうせ貰うなら数ヶ月の子犬だろ。1歳半じゃ躾が大変なのに。
元々の飼い主がハンターでいのしし狩りに使っていたらしい。が、狩がヘタなので虐待され里親に預けられたとのこと。貰い手がいなければ保健所に行く予定だったらしい。カミさんも最初は数ヶ月の子犬を貰う予定だったらしいけど、話を聞いて可哀そうになり連れてきたとか。
紀州犬は白だけどこいつは薄い茶色、おまけに口の周りは真っ黒け。まるで熊だね。
どうみても可愛いとは言い難い。ぶさいくだねぇ、お前。え? メスだってぇ!?
座る格好がよくない。股関節異常か、
多分最初の飼い主宅で近親交配で生まれたのだろう。長生きできないかも。
近寄ると逃げ出す。どうも初めての人は苦手らしい。
さらに近寄って頭をなでる。するとおびえたような声を出し全身で震える。
でかいくせに臆病。目を合わすこともできない。相当に虐待されたんだろうな。
「犬は外だろ」
「いいえ、家の中で飼います」
「オレ、知らんぞ」
「私が面倒見ますから。名前つけてください」
名前つけろってか、こいつはクマだろう。もう見たそのまんま。熊子で決定!
「クマですかぁ?」
「そうクマ。それ以外にない(強く断言)」
「わかりました。クーちゃんね」
「はぁ? クーちゃん? 何だそれ?」
熊子は完全にカミさんに慣れているようでそばを離れない。近寄るとカミさんの背後へ。
ま、そのうちぼちぼち。
お前、随分いじめられたんだね。オレは大丈夫だよ。
Posted at 2009/05/20 21:18:33 | |
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