イヤになるほどの長編です。お暇な折にご覧ください。
■ 出発
仕事が終わったのは2時30分。
洗車はお昼休みにチョチョッとやっつけた。
倉庫の奥からボロボロのナルディ・ステアリングを取り出し梱包。
ダンボールに「50¢」と書く。1ドルの半分で「ハンドル」。
このシャレ、お分かりになった人がいなかったのは残念。
ビンゴ大会の景品にする予定だがちょっと気が引けるほど傷だらけ。
(当たった
あざちゃん、ボロくてすみませぬ。ゴメン)
後片付けなどをして出発したのが3時ちょうど。
途中ガソリンを給油して中央道相模湖インターを目指す。
三連休の初日とあって渋滞が激しい。のろのろ運転が続く。
(私は運転がへたっぴぃなのでドライブ中にカメラ撮影はできないのだよ。)
4時過ぎに高速に入りのんびりと流し5時5分頃、長坂インターを降りた。
ナビの指示通りに車を進めるが一向にホテルは見えない。
ぐるりと回ったらまた同じ道に出た。
行き過ぎたのかと思い慎重に走らせるがまた同じ道に出る。
すると後ろからパッシングライトを浴びせられた。
バックミラー越しに見ると黒の204、
デニさんだ。
彼とは実に6月の琵琶湖以来である。その節には大変世話になったものだ。
でも元気そうなので安心した。無論用心棒氏も同行だ。
それにしても何故デニさんがナビシート?
さて、目的地のホテルだが全然見つからない。
彼のクルマも私とまったく同じナビ、結局地元の人に聞いた。
この辺の住所はみな同じとのこと、住所で入力したらダメみたい。
やっとの思いでホテルに到着。
駐車場では
くぼっすさんとらすかるさんが止める場所を案内してくれた。開いている場所にパイロンたてて番をしてくれたのである。ご両人に感謝。
そこにはすでに到着していたSがズラリと並び今更ながら腰を抜かされる。
■ 宴会
今回は私1人なので部屋は
Tさんと同室となる。広くきれいな部屋だ。
宴会時間、幹事役の
yutaさんが若干遅れて登場。いつものことながらギリギリの人生、yutaさんらしい。
(yutaさんの音頭で乾杯、狂喜乱舞の宴会が始まる。そばで踊っているのはソニックさん)
1人ずつ自己紹介を行う。顔と名前を覚えるのに必死。
でも個別に話し合ったりしてほぼ全員を把握した。
今回は遠く
福岡、
広島、
岡山からも自走して参戦した猛者もおり、さすが全国オフ、迫力が伝わる。
ビンゴ大会の景品の1つ、アフロヘアのカツラをみんなで交互にかぶって記念撮影。おもろ。
(相変わらずお茶目な用心棒氏とソメさんの奥方。)
今回初参加の
善さんから手製のきれいな名刺をいただく。本当は私も作りたかったのよね。
今回のツアーコーディネイターの有馬記念、もとい
アリ・マキネンさんと暫しクルマ談義。
このおっさん、やたらメカに詳しい。マキネンさんは唯一レガシィでの参戦である。
神戸からの
ソニックさんから随分と体のことを心配してくれた。
彼も入院歴があり病院生活の苦しさを知っている。ソニックさん、ありがとうね。
その後、じゃんけん大会で「実Sステッカー」の争奪戦。わたしゃ昔からじゃんけんには弱い。
それにしてもステッカー、買うのを忘れてしまった。うぅぅぅ、実に残念!
■ 二次会
宴会だけでは足りない人たちが集まったカラオケバーは狂乱の宴となった。
初めて聞く実Sメンバーの美声に困惑したのは私だけではなかったハズ。
いやはや恐れ入りました。
(熱唱するソメさん。う~ん、遊び慣れてる?)
くぼっすさんは完全に「出来上がり」状態で、延々とパフォーマンスを繰り広げる。
パンツ一丁だったけど、どうにか「はみチン」だけは免れた。らしい。
皆さん、歌い足りないようだったけど早朝ツーリングを控え11時にお開き。
数名が隣の居酒屋で夜食をとる。宴会の席ではあまりたくさん食べられなかったわけね。
この時間帯の梅茶漬けは新鮮だった。ちょっぴり満足。
■ 早朝ツーリングという名の朝練
部屋ではTさんと2時過ぎまでクルマ談義。4時半、2人とも寝不足のままホテルのロビーに下りる。
合計11名でyutaさん先導の元、朝練コースの八ヶ岳高原ラインへ車を走らせる。
真っ暗闇にSのテールライトがきれいにつながる。
11台が固まって真っ暗なコースを速めのスピードで走る。
車間距離がないので1台コケたらみな終り。なんちゅう危ない走りだ!?
道の駅こぶちざわから天女山頂上までの往復を2セット走った。
1セット目はゴールが分からないままに突っ走る。
ゴール近辺でみんなが固まり「ゴールはどこ?」を回りを探る。
UターンするとDCCDをロックにしていたためバック時にゴリゴリ音が。
で、3度も立て続けにエンスト。あわててオートにする。恥ずかしい。
真後ろで
美白の好青年が笑っていたことだろう。
何年ぶりか忘れたけど2セット目は前後の車間を十分に空けて本気で走った。
上の駐車場ではブレーキの焼ける匂いが強烈。ローターもこんがりと焼けた。
(インプのブレーキには失望。途中でフェードしてヒヤリとしたことが2度も。)
真っ暗だった空に日が差し込み朝焼けから青空になった。天気予報では雨なのに、この日1日は絶好のドライブ日和となった。
晴れ女の仕業か。
ホテルへの帰り道、両足ふくらはぎが「こむら返し」を起こしてしまった。やっぱ年か。
■ 実Sツーリング前半
朝食後ホテルをチェックアウト。全員が駐車場に集合する。
そこには当日参加の
sti-noriさん、
STI201さんが到着していた。noriさんと再会の握手。
初めて見るS201の存在感に圧倒される。やっと会えたのだ。
STI201さんと固い握手、参加してくれてありがとう!
(迫力あるS201、SのDNAはこのクルマから受け継いだ。)
これより30台のSが連なって最初の目的地「清泉寮」へ向かう。狙いはソフトクリーム。
ずらずらとSが連なると対向車や道行く人々が振り返る。何となく気分いい。
清泉寮のソフトクリームは絶品である。私にはちょうどよい甘さ。もう1個食べればよかった。
ここで愛煙家の
あざあざさんと
ブリさんからタバコの吸い過ぎを注意される。
何だか医者に言われるよりも堪えたね。ホント、しみました。
(左からソニックさん、KAZUMIXさん、くぼっすさん、らすかるさん、Tさん。牧場の前のひと時。)
この清泉寮の駐車場に入るときに
デニさんがいないことに気づく。聞けばホテルから直行で帰ったとか。水臭いぜデニさん、アバヨの一言聞きかたっかね。ま、用事があることなので仕方がない。また会おう。
リヤスポとフロントスポのない銀204に乗る
ががんぼさんご夫婦とここで対面。
あの204、絶対に変。でもGDBGのA-Lineとは違う。
フロントスポイラーは私のが壊れたらかっぱらいに行く予定。大事に磨いていてね。
次の目的地は「小梅リエックスリゾート」。ここでランチタイムの予定だ。
ここからは車種別、色別に変体、ちがう編隊を組む。
私たち銀の204組は銀203の後ろにつく。一番後ろは黒204隊のはず。
それなのに何故か我々よりも早く着いていた。どーして?
■ 昼食
とてもきれいな小梅リエックスリゾートのホテルで昼食会。
和風御膳がとてもうまかった。ここでもデザートはアイスクリーム。
食後は休憩時間が十分にあったので写真撮影や仲間と談笑する。
駐車場は段々畑のよう。車種別、色別に止めたので何となく「雛壇風」。
うまく写せなかったので
こちらを見てちょうだい。
この時間を利用し九州から自走の
Ninjyaさんの車に初対面。こだわりの青S203である。
また、京都の
175DNAさんのボンネットの中には動脈と静脈がドクドクと流れていた。
いわゆるアーシングという奴で効果があるとか。ほんまかいな?
(どれどれ他の銀204はどうなってんのかな?と、広島から参戦したへいほ~さんが覗き見。誰かの部品がなくなったという話があったとかなかったとか。)
■ 実Sツーリング後半
県道480号線からメルヘン街道を抜け、チェックポイントの麦草ヒュッテに向かう。
遅い車に引っかかりながらも10分程度で到着。
青や黒軍団はどうやら見落として先に行ってしまったようだ。
駐車場から5分程度徒歩でヒュッテに向かうが途中で息が切れてフラフラ。
帰りはソメさんの車に乗せてもらい駐車場まで。あかんがな。
息を整え最終目的地の富士見高原スキー場へ向かう。
途中信号で途切れ私、らすかるさん、善さんと3台でのんびり走る。
およそ1時間で到着。さすがスキー場、ちょっと寒い。
ここで解散となり幹事役の大役をこなしたyutaさんを胴上げ。
そして記念にSを並べて全員で記念撮影。すごい写真ができた。
といっても私の一眼はレンズが単焦点のため全部が入りきれない。
なので、あざあざさんの写真を借りた。
最後に一人一人と握手を交わし再会を誓いつつ別れることとなった。
別れに涙はつき物だが、全員が晴れやかな顔をしていた。また会おうぜ。
涙は天からやって来て本格的に雨が降り出した。
■ 帰還
東組が揃って帰るのかと思ったら来たのは
KAZMIXさんだけ。あれぇ?
八ヶ岳SAでお土産を買いここでKAZUMIXさんと別れる。
大月IC手前から渋滞が始まり相模湖ICまでノロノロが続いた。
止まっちゃ走り、走っちゃ止まる。1速ギアのみの進行である。
途中で何度も睡魔が襲う。窓を開けて雨に打たれると正気に戻る。
やっとのことで相模湖ICで降りたら今度は一般道が渋滞。
何度も何度も止まりながらまたしてものろのろと進む。
21時10分、我が家に到着。
今回の総走行距離468キロ、遠方の皆さん、ごめんね。
で、燃費は渋滞と朝練が響き5.68キロ。誰だ10キロも走った奴は!
入浴後に食事してバタンキュー。
■ エピローグ
翌日は昼過ぎまで起きれず、起きても両手両足がパンパンに腫れ上がった。
何もする気になれずずっとベッドにもぐりこんでいた。
この日は敬老に日。ああ、やっぱりオレは老人か。
素晴らしい天候に恵まれ無事に全日程を終わらせた。
何とか私もついていくことができた。
最高のオフだった。
参加された誰か1人欠けたらこの感動はありえなかったろう。
一人ひとりに大声でありがとうを言いたい。
最後に、
今オフの企画・進行を勤めたスタッフに心から感謝したい。
yutaさん、
よのさん、マキネンさん、お疲れ様でした。
身体の全快と次回の企画、どっちが先?
また集まろうぜ。