
今月で満16歳を向かえた愛犬花子。
老いが著しく身体も既に弱っている。気性の荒かった性格はすっかり影を潜め物静かな犬に変わり果てた。
今年2月に乳腺種の手術をしてからは体重がめっきりと減り、散歩も50メートルがやっと。それ以上はもう歩こうとしない。抱えて帰ること度々。
生まれた子供4匹はとうの昔によそ様に貰われていき、相方は3年前に他界した。
声をかけても耳が聞こえないため反応が鈍い。毛も艶がなく食は細い。
普段は4つの足で立ったまま座ろうともせず首をうなだれてじっとしている。
4つの足で踏ん張ることもできず前後左右に身体がぶれ、勢いあまって1歩前進。
しばらくすれば小屋の周りを1周し鎖が身体に巻きつく。哀れで見るに忍びない。
ヨレヨレなのはオレと同じか。お互いに歳を取った。
いつも面倒を見ている妻がそばに寄ると死にそうな声を出してわめく。
生きている中で何の楽しみもない今、妻に撫でてもらうのが唯一嬉しいのかもしれない。
今のところ目は確かだしボケてもいない。まだ大丈夫。多分。
もっと長生きしろよな、花子っぺ。
Posted at 2007/11/13 20:34:11 | |
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