
オフの日程が近づく中でいろいろと準備することがあった。
妻と相談しお互いに確認事項を抜き出して1つずつ作業を進めた。
食事の料金支払いを各自でやるのはレジが混乱するし時間がもったいない。
そこで受付で事前に徴収し一括で支払うことにしようと考えた。
今回はメンバーの皆さんから事前にメニューの申し込みがあったので比較的楽だ。
妻はおつりが心配だということで銀行に行き予想できる範囲で両替した。私は参加メンバーの一覧表を作りメニューと金額を明記し受付でチェックするようにした。
名札はyutaさんにお願いした。今回は色付きのバージョンで格好いい名札を用意してくれた。感謝。
もしかしたら事情が変わって来るかもしれないと思って案内を出したメンバー1名の名札さえも用意してくれた。以心伝心とはまさにこのことか、感動した。
駐車場は雑誌社から事前に「あかぎ広場」の横と要請があった。写真撮影のためとのこと。
来られる皆さんが迷わないために看板を用意することにした。
材料がないので手近なダンボールを使い、A3用紙にパソコンで「実S」と印字した。
A4では絶対に小さいということは事前に実験済み。この看板は当日ソープさんに持ってもらった。感謝。
2日前に「レークセンター赤城」へ食事メニューをFAX、追加については当日の午前中に依頼することにした。おっきり込み鍋定食に限って当日では難しいという返事があったが何とかなるだろう。何とかするさ。
団体名を聞かれて困ったが「実S」で通すことにした。一部に変態がいるが、決して変な団体ではない。
今オフには諸事情で参加できない方も少なくなかった。当たり前の話であるが誰にでも日常と生活がある。外せない理由はみんな納得できるハズ。残念ではあるが「実S」は今回だけではない。その気になればいつでもオフはできる。多分。
万が一を考えメンバーの電話番号を携帯に登録。慣れない携帯を相手に格闘。年寄りにとって携帯への入力は大変な作業なのだよ。
オフ当日、予定よりも集まりがいいのでプロによるセミナーを30分程度早めてスタートした。何だか舞い上がって各団体の紹介が前後してしまった。
カメラマンから撮影は大沼の畔ということを受け食後に移動することを確認した。
食事のメニューは参加者の希望通りにできた。無理をお願いしたレークセンターの御主人、感謝。
セミナーも順調に進んだが、思いのほか予定時間をオーバー、食事時間を30分遅らせることにした。質疑応答で盛り上がりさらに延長。その度に妻が調理場に走る。
12時45分、鍋に火が入ったとの報告にもう限界。遮る形となってしまったが強引に食事時間にした。
食事時間に再度雑誌社と打ち合わせ、取材する人たちをリストアップしたとのこと。困った、メンバーから取材の最終確認を取っていない。取材お断りの人もいるし、どうしたものか・・・
撮影は畔に既に数台の車が止まっていたので断念、場所を変えることになった。R360が赤城を登りきった例の場所か、それとも別の場所か。
結局、今とめている駐車場で集合写真、個人の写真を撮ることになった。クルマを動かさないですんだのは大助かりだ。
食後、取材される人の名前を呼んだが、反対意見はなかった。ひとまず安心。
京都からの参加者の1名がスタッフ、及び参加企業の皆さんにそっとお土産を差し出していた。
最年長の私も気がつかなかった気配りである。イナゴ様、感謝。
帽子とキーホールダーを参加企業からメンバーへのお土産と手渡された品物を受付で配り、全員駐車場に移動する。会場にはメンバーの手荷物もあるので妻に留守番を頼んだ。
駐車場はSだけが並び壮観である。全部で25台、中には絶対に街では見られない特別色の203まであった。ほとんどがノーマルのままだが、プチ・カスタマイズも少なくなかった。それぞれが思いを込めた愛車に違いない。
集合写真と個別の写真を撮影した後に会場に戻り引き続き雑誌の取材。
飲み物が必要でしょと妻が相談してきた。気がつけばノドがカラカラだった。
さてどうしたものかと考えていたら、私が用意しますの一言でさっさと階段を駆け下り冷たいものを調達してきた。男では細かいことは気がつかないものだ。
予定よりも30分遅れですべてのプログラムを終了、解散となった。
もう私も妻もグッタリと疲れた。いろいろと行き届かなかった部分もあり自分の中では不完全燃焼。ターボがフン詰まった様な感じだ。でも「来た甲斐があった」とおっしゃる方も数人、救われた気がした。
オフを陰でサポートしてくれた我が妻に感謝。
アメリカ出張中にyataさんから色々情報をもらった。何となくキナ臭い匂いがして少々ヤバくなった。
私はともかく登録してくれた「友達」全員に影響が出ないとも限らない。関係のない「テラノつながり」だって少なくない。いろいろと調べてみたら函館に住む1人の友達がヤラれた。
仕方がなくブログ削除ではなくIDごと落とすことにした。オフの中止も真剣に考えた。
せっかく動き出したオフなので何とか成功させたかった。悩ましい時期であった。
楽しみにしているメンバーのことも考え、とにかく集中して取り組んできた。
このオフが終わったら新たなこのIDも削除して「実S」すら抜けようかと考えていた。
その話は前夜祭でも取り上げられた。だが明確な回答は探せられなかった。
その後、数人のメンバーからメールをもらった。
そのほとんどが今オフのお礼とこれからの激励だった。
こっちの気持ちを察するかのようなタイムリーなメールだった。
いろいろ考えたって始まらない。
いくつかのブログにコメを入れ、それが返ってきた時、
「やっぱ、いいよな」
悪いことをしているわけじゃない。
自分の思ったこと、感じたことを綴ることは決してやさしいことではない。
気持ちを伝えるなんてことはもっと難しい。
でも、自分が自分らしく振舞えないのは悲しい。本音が言えないのはもっと淋しい。
だから、仕事も家族もクルマもみんカラも全力投球したい。
そんなに若くないんだし、もう少しだけわがままを貫きたい。