一年前、ブレーキ冷却のためにDIYでエアダクトの取り付けでバンパー下のカバーを改造した。何もかも手探りの手作りワンオフ。それ故、仕上がりはお世辞にもキレイとは思えなかった。少なくとも「限定車」としての品位に欠け、誰が見てもカッコ悪いそのものだった。金がないこともあり仕方がないといえば仕方がない。
意を決して純正のフォグランプカバーを正月明け早々の「お客様感謝デー」にて5000円で購入。1月下旬のFISCO走行会に間に合わせたかったが取り付けは簡単そうではなかった。
なにしろ純正フォッグランプは楕円の大きな穴が開いており直径50ミリのダクトをつけることができない。そこで何か適当な材料はないかとホームセンターをハシゴした。あ、我が家の近所には3つばかり大きなホームセンターがあるのよ。
で、こんなものを見つけた。これは雨どいの部品で横から下に水を落とすパイプ。プラスチック製で加工もしやすいので2個購入。穴の大きさもジャストフィット。
ラッパの突起部分は糸ノコで切り落とすことにした。下手に金切バサミで切ろうものなら割れてしまう危険があるため。何たって1個415円もするんだから。
単に穴の開いたフォッグカバーじゃ芸がないわな。そこで開口部にネットを施工することに。で、これもホームセンターでアルミ製ネットをゲット。銀メッキしてあるのでちょっとオシャレ。
最初は黒く塗りつぶそうと思ったがクルマの色がシルバーなのでそのままで利用することにした。ちょっとしたアクセントになるかも、という狙い。ついでに1ミリ厚のアルミ板とエポキシ接着剤を数本。業務用の50ミリ幅の強力粘着テープなどもあわせて購入。頭の中で設計図と完成した姿を想像する。うまくいけばいいのだが・・・。
早速自宅に戻り作業開始。先ずはネットを貼るために適当な設計図面を書く。
金切バサミで図面で描いた大きさに切り、裏からエポキシ接着剤を大量に使って貼る。即乾性の接着剤だが固まるまでは若干時間が必要。慌てるとロクなことがない。これ、経験から。慎重に。
接着剤が乾く間に「雨どいパイプ」の内側を紙ヤスリで磨いて黒のスプレーで塗装する。紙ヤスリをかけたのは塗料が乗りやすいのと落ちにくいため。黒塗装は外からのぞいたときの見た目という発想だ。
ま、芸が細かいといったところではなく、要は自己満足なのだ。
こいつを2個作るのはエライ大変。部屋中がエポキシ独特のシンナー臭さが充満。昔は2種類の溶剤を混ぜて使うエポキシ接着剤があったのだが最近は最初からチューブに入った1液タイプが主流のようだ。今回使ったのはセメダイン社製スーパーX2。
取り付けは翌日にして今日はここで作業終了。なんだか頭がフラフラする。
ダクトを引っ張り出すためジャッキアップし、タイヤを外しダクトを止めているすべてのタイラップを切り取った。真っ直ぐに伸ばしてダクトを前に引っ張り出す。タイラップは1年を経過していても緩みがまったくなかったのには驚いた。
引っ張り出したダクトに新たなカバー一体となったパイプをホースバンドで取り付ける。ここまではよかったんだが・・・
じーっと取り付け部分を見ていると頭の中で電球が灯る。そうだ、パイプが干渉する部分を切り抜いちまえばいいんだ! この際、強度とか剛性が落ちるなんて関係ない。背に腹は変えられない。
切り抜く部分をドリルで穴を開け、そこに金切バサミの先端を突っ込んで切り抜く。さすが金切バサミ、相手は柔らかな樹脂。スコスコと軽く切り抜けた。これで入るだろう。
やや力技もあったが何とか無事に取り付いた。おぉ、カッコええんじゃないかい。小さいながらも達成感がある。が、もう1個やっつけなければ。しばし休憩。冷たい飲み物でノドを潤しタバコに火をつけて落ち着く。
タイヤを外したときに気になったのがブレーキローター。新品に交換してからまだ4000キロしか走っていないがスリットが消えかかっている。いや、部分的に消えているところさえある。
つーことは交換時期が早いということか。これはカミさんを説得するのにはいい口実。何たってブレーキは最重要保安部品。安全には変えられない。次はPFCの2ピースか。
そうそう、旧タイプカバーで取り付けていたカーボン製エアファンネルが必要なくなってしまった。これ高かったのよね。大きさは取り付け部で50パイ。誰か欲しい人いるかな?必ず使うという条件でタダであげるよ。どう?
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