1月の走行会以来懸案だったブレーキの冷却という課題をDIYでトライした。ま、60過ぎのジイさんだからたった1日でやっつけるなんて思わない。あせらずじっくり確実にね。
土日の休みのどちらかを選んでお昼過ぎから作業することにした。もう1日は家族サービス。つーか疲れた体を休めるというのが本音。ホント、大変な作業でした。
■ 作業初日

インプレッサのF型以降ではフロントグリル以外にフレッシュエアの取り入れ口がない。そこでフォグランプカバーをカッターナイフで切り取って取り入れ口を作ることにした。
ホームセンターでアルミ製の網を購入しカバーの裏に強力なエポキシ系接着剤で取り付ける。試しに高速道路でテストし網が外れないことを確認した。200キロオーバーなら外れるか?
■ 作業2日目
隣町のSABでジュラン製のアルミエアダクトとカーボン・エアファンネルを2セット購入

アルミのダクトは蛇腹になっており1本1メーターまで伸びる。長さがちょっとギリチョンだけどなんとかなるだろう。
フォグカバー裏からダクトを通す。そこではダクトにカーボン製のエアファンネルをホースバンドで取り付け、固定には上部パネルに穴を開けタイラップで固定した。

エアダクトはアンダーカバーに穴を開けて下に通す。アンダーカバーも樹脂製なのでカッターで簡単に切れる。
地面に仰向けになっての作業は年寄りには辛いところ。翌日腕がパンパンに張って苦しかった。
■ 作業3日目
バックプレートを外す作業に取り掛かる。
左右同時にやるのでクルマをウマに乗せることにした。
が、フロント・センター位置のジャッキアップポイントが分からない。
すかさずTさんに電話。つながらない。次にソメさんに電話。お、つながった。
色々と詳しく教えていただいた。感謝です、ソメさん。その後Tさんからも教えてもらった。

ブレーキキャリパーをはずさないとローターを外せないし、故にバックプレートも外せない。キャリパーを留めている上下のボルト (黄色い矢印) は19ミリのロングメガネでトライ。が、外れない。死ぬほど固く私のような非力ではびくとも動かない。ハンマーを使うが微動だにせず。
社内随一の腕力を誇る青年に電話で助け舟。しばし休憩。
その青年、顔を真っ赤にしながら全身の力でレンチを動かす。血管が切れそうに膨らむ。
奮闘すること数分、両輪のボルトを緩めてもらった。緩めてもらったボルトを外すのに工具がアクセスできない。ストラットを止めているボルトの頭 (赤い矢印) が邪魔をしているのだ。緩めたといっても手で回しきれるほどヤワじゃない。仕方がなくこいつも外すことにした。やれやれ・・・
■ 作業4日目

バックプレートを取り外すとABSセンサーやタイロッドエンドのグリースが熱で溶けてしまうので養生することにした。それぞれの部分に純カーボンの布を巻き、その上にビリオン製のサーモクロスを巻いた。念のためステンレスワイヤーで落ちないようにグルグル巻きにする。
ローターにエアダクト出口を固定する方法に悩んだ。アルミプレートを利用するとか色々と方法はありそうだ。そこで近所のバカでかいホームセンターに行って材料を物色。
水道工事用の材料売り場でいい物を見つけL字アングルなどを購入。何とかなりそう。

バックプレートを留めていたハブ側のネジ穴を利用しそこにL字金具を固定、L字金具にパイプ固定金具を留めた。ダクトをタイヤと干渉しないように取り回しタイラップを利用してボディ側に固定した。

念のためハンドルを左右にいっぱいに切ってダクトとの干渉を確認。最小値で約1センチの隙間を確保した。これならば車庫いれの据え切りでも差し支えないだろう。
■ まとめ
当たり前の話だがエアダクトを施工したからといってブレーキが利くわけじゃない。
FISCOを2~3周で根を上げたブレーキに対する対策である。
走行ごとにクーリングラップを入れれば前回のようなことから回避できるかもしれない。
もっと利くブレーキを入れたければ口径の大きいローターの交換やキャリパーのバージョンアップなどがある。欲を言ったらきりがない。自分の環境に合わせながら少しずつやれればいいかな。
次は何と言っても軽量化。キイロ号を見習いつつ自分流の軽量化を目指したい。
Posted at 2008/03/02 17:08:19 | |
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