とうとう無事(?)に引渡しも完了し、家が完成しました。
なんとか引っ越し作業も終わり、新居での生活がようやく始まりました。
と言うことで現状に追いつくために、前回の続きです。
設計が完了し、いざ着工するとほどなくトラブルが発生しました。
その1、想定以上の地盤弱さ
埋立地にマンションでも建てるのかよ?と言わんばかりの杭打ち作業が追加になりました。
ちなみにこの工事費だけで、総予算の約1割程度が追加となりました・・・。
実際に、杭って効いてるのかなぁ・・・。
その2、予想外のコンクリート層
裏の擁壁下部がせり出した形状になっていました。
この為に、基準となる土地高さが16cm上がりました。
そしてこの変更が、ビルトインガレージのアプローチの不具合に繋がります・・・。
そもそも、特に熟考することなく全体を16mあげてしまったのです。
結果、アプローチの高低差も16cm増えたのですが、クルマの出入れに不具合が
あるんじゃないか?と心配してくれたのは現場の棟梁、塗装屋、外構屋さん達でした。
その結果、仕上げ直前で修正が間に合い、何とか対応できたのは前回のブログにある通りです。
その3、隣家の基礎がはみ出している
もともと、長屋造りの1軒を壊して空けた土地なので、土台の越境は承知の上でしたが、
それを整えた業者の作業が今一つだったのでしょう・・・。
さらにはみ出していました。
ハウスメーカーは はみ出した部分はそのままに、土止めブロックを手前に追加し済ませようと
します。
しかしクルマを置きたい私は、これ以上狭くなるのは可能な限り避けたい状況でした。
そんな私を察してか、お隣さんの気遣い(土台の工事を手配したのは前の土地の所有者で
あって、お隣さんではありませんから、気遣う義理は無いのですが・・・)、
外構屋さんの提案もあり、はみ出したコンクリ部分は削ぎ落としてきれいに仕上げて頂けました。
外構屋さんにとってみれば、工事内容が減り費用も安くなってしまう(売り上げが下がる)提案
でした。
それでも、隣家も私も納得できる内容にしましょうと調整してくれたのでした。
その4、本当は壁だった??
提示された図面上では、壁も柱もありません。
棚が使えるようになっているはずでした。
しかし実際に図面では、"壁"の指示になっていたそうです。
棟梁が仕様の不具合に気づき、急遽 設計担当に確認と再計算を行わせて"現場合わせ"で
調整してくれました。
残念ながら柱2本が残りましたが、何とか使える形になりました。
大きな問題はこのくらいでしたが、細かな不具合はもう少しあって、現場に行くたびに棟梁と
対策会議になる状況・・・。
ほぼ週1で通いましたが、相談の無い日は少なかった気がします。
いずれにしても、現場の棟梁や業者さん達の助けがあったお蔭で、いろいろな不具合は何とか
解決しながら完成まで辿り着けました。
ちなみに、ここにサラリーマン建築士は現れません。
ここまでを振り返って言えること、現場の方々がしっかりしてれば何となる!です。
今回、不具合のすべては現場で気づき、現場で対応して頂きました。
決して本業では無い方までもが、これまでの現場での経験談から・・と知恵を貸して下さったり、
助言をして下さったお蔭で助かったこともあります。
幸いにも、現場の職人さん達に恵まれたようです。
この点は、本当に感謝するばかりです。
さて、いよいよ引渡し・引越しです。
Posted at 2016/07/07 23:50:05 | |
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