
インサイト紺 39,200㎞ 2020年1月2日~4日
新しいインサイトについてようやく観察できた。
色は濃紺 ソリッドカラー
一番気になっていたのがヘッドランプのレンズが茶系に変色している点。購入時にヘッドランプを今まで乗っていた水色の車のものに交換するようお願いしていたのだが、「磨いてみたらきれいだったので様子を見てください」と言うことで見せられた。夕暮れの中でやや甘みのある濃紺のボディーとやや茶色に見えるヘッドランプの取り合わせが美しかったので、そのままにしてもらった。もしかすると初めから茶系に着色されていたのかなと思う程絶妙に見えた。
窓ガラスが着色されていて、窓越しに見える内装のベージュとの取り合わせで、インサイトには全く期待していなかった高級感が漂う。ヘッドランプのレンズの色ともバランスが良い。
最終ロットの最後の数台の一台だろうとのことだ。マニアの間では絶対に買ってはいけないと言うモデルらしい。一番の特徴は下の写真のボンネットと左側フェンダーの隙間だ。先端に行くとほとんど隙間がなく、私の車の場合はボンネットがフェンダーに当たったらしく、フェンダーの先端の塗装が四角く剥げている。他に1台後期型があったので見たら、全く同じように先端は隙間がなくなっていた。これを矯正しようとすると、「修復歴あり」になってしまうので、手が付けられないのだと言う。この他にも、全般に溶接跡が美しくないのだそうだ。しかし強度的には問題ないだろうと言うことで、見栄えだけ気にしなければ良いと考え、走行距離の少なさを評価して購入することにした。
そもそもインサイトはNSXのために造られた高根沢工場で、選ばれたメンバーによって作られた車で、特にインサイトは新しい溶接方法のために職人技への依存が高かったのだそうだ。ところが高根沢工場閉鎖後に造られた後期型は、新しい工場へ全員が移行したわけではないので、技能の継承が不十分だと言う都市伝説がある。そのシンボルがボンネットとフェンダーの隙間のようだ。

右側フェンダーとボンネットの隙間は正常な状態。

左側フェンダーとボンネットの隙間は先端部で狭くなっている。フェンダー先端は四角く塗装が剥げている。他の後期型の1台も、全く同じ形状だった。

Posted at 2020/03/21 19:19:40 | |
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