スカイウェイブCJ46A:メーターパネルウィンカー表示のゴースト対策(備忘録)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
フロントおよびリアのウィンカーをLED化を終えチョイ乗りに出かけた際にメーターパネルを見たらウィンカー表示にゴーストが出ていることに気が付きました。上の写真がウィンカーONのときで下の写真がOFFの時です。フロントもリアもウィンカーLEDにゴーストは出ませんがメーターパネルのウィンカー表示にのみゴーストが出ていました。
ところで、そもそもメーターパネルのウィンカー表示はLEDなのでしょうか?
ウィンカーリレーをKITACO(キタコ)LED対応フラッシャーリレー【755-2785900】に交換しフロントウィンカーをLEDに交換して動作確認をした際は問題ありませんでしたが、このときはリアウィンカーが純正のまま、つまり白熱球のままだったようです。リアウィンカーを交換した際はリアウィンカーの動作のみ確認して問題ないとしたようです。まったくマヌケですよね。
ネットで対策方法の情報を探ったところ一般的にはゴーストの出るLEDの両端に数百Ωの抵抗を入れるようですがメーターパネルのウィンカーに抵抗を入れるのは大変な作業になります。そこで思い出したのが「リアが純正のままだと正常動作していた」ということです。つまりリレーにかかる負荷を純正球1個分を追加すればメーターパネルのウィンカーは正常動作すると考察しました。
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無論メーターパネルのウィンカーにゴーストがあっても機能上は問題ないのですが気持ち悪いので対策することにしました。まずは自作回路図を修正することから始めました。純正のウィンカーリレーから外した空色の線とFGの間に抵抗を入れれば良いはずです。
もしかすると・・・
純正のウィンカーリレーのままでLED化するとハイフラになってしまうのはリレーの負荷が軽すぎるからですが純正リレーのままで空色の線とFGの間に適当な(6Ωとか3Ωの)抵抗を入れればハイフラを防ぐことができ、わざわざLED対応フラッシャーリレーに交換する必要はなかったのかもしれません。いまさら実験するつもりはありませんが・・・。
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まずは抵抗値をどう決めようか悩みました。単純に純正球1個分なら25W程度ですから6Ωの抵抗で良いハズです。
いろいろと調べてみると「玉切れ警告」や「ABS警告灯」を対策するための警告灯点灯防止用抵抗25Ω抵抗が商品化されていました。6Ω25Wで対策しても良いのですが、せっかくLED化したのですから可能な限り「省電力」でありたいと思いますので25Ω6Wで対策できることを期待しつつ今回はハイフラ防止用抵抗6Ωと警告灯点灯防止用抵抗25Ω(写真)を両方とも1個ずつ購入しました。
尚、この作業にはヘッドライト(フロントコンビネーションランプ)を含むフロントカウル(フロントレッグシ-ルド)を外す必要があります。整備記録内にあるヘッドライトを含むフロントカウルの外し方を参照してください。
ヘッドライトを含むフロントカウルを外し、まずは抵抗値を決める実験を行いました。
フロントLEDウィンカーは左右共外しリアLEDウィンカーは右側のみ外し25Ωの抵抗を仮止めにてKITACOリレーの空色の線とFGの間に入れました。
まずは右側のウィンカーを動作させました。つまりフロントおよびリアともにウィンカーLEDが付いていない状態ですがメーターパネルのウィンカーは正常動作しました。次に左側のウィンカーを動作させました。つまりリアウィンカーLEDのみが付いている状態ですが、こちらもメーターパネルのウィンカーは正常動作しました。次にこの状態でハザードを動作させてみたところメーターパネルのウィンカーは正常動作しました。
つまり25Ωでも問題は解決されるようなので私は25Ωを採用することにしました。
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抵抗に付属していた「エーモン【E673】配線コネクター」相当品を使ってKITACOリレーハーネスの空色の線とFGの間に抵抗を配線しても良いのですが個人的好みのためKITACOリレーハーネスを改造することにしました。
KITACOリレーハーネスの空色の線を途中で被覆をはがし「エーモン【1152】ギボシ端子セット」メスを仕込んだ線と半田付けをしました。(写真)
また抵抗の線の片側に「エーモン【1152】ギボシ端子セット」オスを仕込み反対側に「エーモン【M274】クワ型端子6φ」を仕込みました。
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ちなみに改造したてKITACOリレーハーネスの改造部分を絶縁するために使用したのが私のお気に入りの「エーモン【1773】シリコンゴムテープ」です。
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抵抗の片側の線「エーモン【M274】クワ型端子6φ」をFGにつなげます。
FGはバッテリー後方のフレームに既存の穴があったのでそれを利用することにしました。(写真上)
まずフレーム上部の塗装をヤスリで剥がし確実に導通がとれるようにしました。弛み止めを強く意識してM6×15のボルトにスプリングワッシャと平ワッシャを入れてフレーム下から通し菊座とセレート有のフランジナットの間でクワ型端子を固定することにしました。(写真下)
FGに2本の線が見えるのはシガーソケットを追加する作業の際に使うFG線です。シガーソケットを追加する作業は別途整備記録に残します。
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抵抗の固定に利用したのが「プロスタッフ【D-22】マジックスチール」です。
この商品は過去に息子の車のウィンカーをLED化した際に各ウィンカーに取り付けたハイフラ防止用抵抗を固定するのに使用したものです。抵抗を固定してから1年以上経ちますが問題なくガッチリと固定されおり実績として私のお気に入りの逸品です。
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抵抗の固定位置と周囲の配線は写真の通りです。
これでメーターパネルのウィンカー表示のゴーストが消え正常動作するようになり、ようやくLED化が完成しました。
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