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NA6CEを手放すことにしました。

将来のリタイヤ生活に向けて、車は軽自動車1台にするつもりです。今後スポーツカーを所有することはなく、このNA6CEが人生最後のスポーツカーになる見込みです。

20代から30代にかけてマリナーブルーの平成元年式NA6CEに乗っていましたが、アメリカに赴任する際に手放してしまいました。アメリカではチェロキーに乗り、帰国後はランティス、NA8C、ボクスターと乗り継ぎましたが、いつも記憶の中のNA6CEと比べていました。ただ、中古車店で状態の良いNA6CEを試乗しても記憶の中のNA6CEとは程遠いフィーリングの個体ばかりで、自分の記憶の中のNA6CEは美化されているのであって実際のNA6CEはこんなものだったのかとも思っていました。

しかし、2年前にとうとう自分の記憶どおりのフィーリングのNA6CEに出会うことができました。状態の良いボクスターを手放して、この平成元年式のNA6CEを入手し、リフレッシュして2年間で約1万kmを走りましたが、やはりNA6CEの運転フィーリングは素晴らしく、自分にとって最高のスポーツカーでした。

このNA6CEを人生最後のスポーツカーとして所有できたことに満足しています。

金曜日に家を出て車山高原に1泊して、ビーナスラインや八ヶ岳の麓をNA6CEで走ってきました。
行楽シーズンで混み合っていました。トレッキングシューズを持参していましたが、美ヶ原の山小屋側の駐車場は満車で、牛伏山や王ヶ頭を歩くのは諦めました。
ビーナスラインを走る沢山のロードスターを見ました。軽井沢ミーティングに向かう途中でしょうか。NDとNBが多い印象でした。

車山




大展望台から


美ヶ原高原美術館から


霧ヶ峰


鹿の糞？


白樺湖


八ヶ岳中央農業実践大学校


釈迦堂PA

今日はKTMをいじってから、フクイクで30分ほど、ユーノスで1時間ほど近所を散歩。曇りで最高気温23℃。気持ちのいい散歩ができました。

今朝は気温が低めだったのでNA6CEをオープンにして近所を散歩しました。パーシャルスロットルのままで伸びやかに吹け上がるB6エンジンの気持ち良さを満喫しました。

2年前に現在のNA6CEを購入する際に何台かのNA6CEを中古車店で試乗しましたが、エンジンのフィーリングには大きな個体差がありました。
いずれもノーマルと思われるエンジンでしたが、30年近く経っているので、圧縮漏れ、インジェクターのデポジット、ラッシュアジャスターの不調によるバルブリフト量の減少や開弁時期の遅れとバルブ作用角の減少、点火時期のずれ、エアフローメーターのへたりやO2センサーの劣化による空燃比のずれなど、考えられる原因を挙げるときりがないくらいですが、予想以上に大きな個体差でした。

結果的に購入したのは、試乗して100m程走った時点で既に購入を決めるほどエンジンのフィーリングが良い個体でした。ダンパーが抜けていて小舟のような乗り心地でしたが気になりませんでした。購入して足回りを新品にするなど各所をリフレッシュしましたが、エンジンはとくに手を入れる必要はありませんでした。
購入後にタイミングライトで見てみると、点火時期が標準値より2度ほど進められていました。現在は標準の点火時期で乗っていますが、それでも不満の無い回り方をします。とくにパワフルなエンジンではありませんが、B6エンジンの回り方のフィーリングがとても好きです。

B6エンジンのことを良く言わない人も多いようですが、私には不思議です。NDロードスターをカッコいいと言う人がいることと同じくらい不思議です。