AT→MT換装(構造変更申請)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
構造変更申請をしようといっても、ド素人の自分には何をしたら良いかサッパリだったのでまずはネットであれこれ似たような事例を調べてみました。
結局分かったような分からないような・・・といった感じだったのでとりあえず陸運局に行って直接聞いてみることにしました。
実際尋ねてみるととても親切に教えてもらえたので助かりました。
まず書類審査が必要ということで、提出するのは
指定された様式(60円ぐらいで買えます)を記入・押印したもの
載せ替え前後のギア比を記入した表(これは60円ぐらいで買った一式の中には入っておらず、タダで様式をもらえました)
改造部分詳細図(取り付けたミッション本体、ドライブシャフト、シフトレバー周りの写真)
外観図(前後左右それぞれの写真に各灯火類の名称とあちこちの寸法を記入した物、見本が貰えるのでそれと同じように書けば問題ないです)
車検証のコピー
説明のために自分で用意した書類が何枚か
こんなもんだったと思います。
では順番に説明していきます。
*今回紹介する内容はあくまで自分が申請した時の事例です。管轄や時期の違いなどで同じようにはいかない可能性がありますので、参考程度にご覧ください。
2
まずはメーカーが出している新型車解説書なるものを手に入れましょう。
これには各部分の詳しい説明や図解、諸元などが全て載っています。
これがあるのとないのとでは効率が段違いですので、ぜひとも使うことをオススメします。
3
60円ぐらいで買った様式の中にこんなのが入ってます。
ここで早速新型車解説書が大活躍します。
基本的にそれに載ってる数字を写していけば完成します。
○で囲ってる部分は分からなかったので、陸運局の人に聞いたらすぐに教えてくれました。
よく分からない部分はとりあえず空欄にしておいて提出するときに聞けば良いと思います。
4
例の60円ぐらいの一式にこんなのも入ってます。
要するに”わての作った改造車は保安基準に適合してるんや!”ということを文章で説明する必要があるわけです。
ここも素直に陸運局で聞きましょう。
審査官が答えをそっくり教えてくれるので、それを聞き取って紙に書くだけの簡単なお仕事です。
(今回のケースは同じ型式の車に元々ATとMTの両方設定があるため簡単に済みました、そうでない場合は別途強度検討が必要になったり車検取り直しになったりとより厳しくなります)
5
上の保安基準適合検討書に”純正で設定があるから問題ない”と書いたので、その証拠が必要です。
ここで再び新型車解説書の出番となります。
該当するページのコピーを添付すればOKです。
画像のページの他にドライブシャフトとシフトパターンのページのコピーを提出しました。
6
とりあえずややこしい書類は以上です。
他にも60円の一式の中に提出する様式がありますが、住所と名前を書いてハンコを突くだけとかそんなものなので省略します。
後は外観図と改造部分詳細図とギア比の対比表ですが、いずれも見本と新型解説書を参考にすれば簡単に作れるはずなので、同じく省略します。
気を付けないといけないのは、ショップに作業を依頼する時点で改造部分詳細図に使う写真を撮っておくようお願いしておくことです。
これがないと後から車をリフトに上げて写真を撮らないといけなくなるので面倒です。
7
書類が出来たら陸運局に提出します。
審査期間はおおよそ2週間程度のようです。
どこか一ヶ所でも数値の間違いや誤字があると再び陸運局まで訂正しに行くハメになります。
まあ行くことになると思ってた方が良いと思います。
そこまで済んで書類審査通過の連絡がきたら、実際に車両を持ち込んで最終検査を受けることになります。
提出した書類を元に、本当に申請した通りかどうか確認を取られて問題なければ新しい車検証が発行されます。
ここまでくると、晴れて公認改造車と相成ります。
正直かなり面倒ですが、決して難しいことはないので自分でやってみた方がお得かなと思います。
ショップにお願いすると5万円とか7万円とかそれなりの料金がかかるようなので。
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