今回はピレリー長野で全て作業してもらいましたので、ワタシが見た部分と傳田Proのココロの叫びが一緒くたになった文面になっています。
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知り合いになったMAD VETTEさんよりLT-4 HOT CAMを激安で譲ってもらえることになった。そんなわけでリンゲンフェルターにしようと考えていたが、急遽LT-4 HOT CAMに決定!
バルブはそのままでいくとして、バルブスプリングはなるたけ径が大きいもので、無加工で使えるモノ、ということで考えた結果、LT-4用だと巻きがシングルなのと、径が通常なのでやめ、CRANE 10308-1にした。Wスプリングだし、硬そうだな。。。ついでにヘッドガスケット、ウォーターポンプガスケットも注文。タイミングチェーンはまだ7万Kmくらいなんで、ま、いいだろうということになった。プッシュロッドは以前の経験とか、弱いところが欲しい、つまりどこを一番最初にイかせるか、ということでノーマルにする。
そしてお店も手の空いた7/16に入院した。
手際よくバラされていき、7/19にはヘッドも降り、EX ポートの拡大、砂落とし、バルブのあたり調整、段付き気持ち修正と言った感じでできあがっていった。
バルブスプリングの径が大きくなっているので、付いていた純正シート??バルブの下側につけるやつですが、それがつかなくなり、付属の単なるワッシャーみたいのに替える。あんなんでいいんか??そしてできあがり。。。
あとはカムを変えて組み上げるのみ。
そして組み上がった。
水を入れ、油を入れ、セルをちょんちょんちょーーんと回す・・・・ばをぉーーーん。。。そしてどんっと落ちる。。
ひどい音だ。おまけにアイドリングしない(汗)そんな話はなかったぞ??しかたなくスロットボディのイモネジしめこんでバタフライちょい開け状態にしてアイドルを上げた。とりあえずよしとする。にしても調子の悪そうな音だ。。。度数上げたカム組んだエンジンって燃調あってなけりゃこんなもんか?
しばし暖機した後、試走に出る。2000回転をリミットにして1速から2速へ、そして3速へ・・・ストン。ん?んん?と、止まってる(汗)普通ならすかさずクラッチつないでナチュラル押しがけするところだが、そこがえらかった。そのままクラッチをつながず、何気なく横道へ。。。
きゅるる、きゅるるるるる・・・・・ む、むなしい瞬間。復活しない・・・ 配線、コネクターすべてよし。トホホ。。。
しかたなく牽引されてお店に帰ったこるべいはいろいろな方面からなんで止まったか考えられた。
たまたまヤナセに努めているKRHRくんが現れ、あーだこーだと話しているうちに、そうだ、このあいだカマロ洗ったらエンジンかからなくなっちゃったんですよね・・あ、それきっとデスビに水かかったんでない?あそこにかかるといきなりエンジン調子悪くなったり止まったり・・・・
お!?
傳田Proに話を聞くと、試走前に洗車を行った事がわかった。きっとそうだ。そうにちがいない、ということでデスビを見ることに。
・・・水はないものの、中はサビサビ(汗)信じられないくらいサビの粉だらけ。それを除去してみたものの、不安が残るので手持ちの中古デスビに交換。結果、かからない(泣)。
しかたなくエンジンをばらすことに。フロントカバーを開けた時に理由がわかった。
なんとタイミングチェーンが切れている(大汗)これはただじゃすまんぞぉ。。。まちがいなくピストンとバルブはぶつかっているはず。でも以前、ローラーロッカー組み間違えた時はプッシュロッドのみ曲がってくれて、他は平気だった経緯があるのでタイミングチェーンを発注。これは日本中探してもどこにもなく、阿部商会経由で取ってもらうことになった。プッシュロッドもなかなかなく、もしかして、とパワーセンターに電話してみたらありました、中古品が。
そしてなぜか2週間もたってやっとタイミングチェーン純正が到着した。もちろん中古プッシュロッドはとうに到着している。さっそく組み上げてみる。
・・・しかし組み上げの最中にリフターを押してみるとなんと4本も動作しなくなっていることを発見してしまった(汗)リフターなんか在庫あるんかい??
ヤナセに問い合わせてみると日本に8本あって、1本6000円強。すげーーー(汗)とても買えない。またまたパワーセンターに電話してみると中古のリフターがあるそうなのでそれを発注。8000円ちょいだった。そして到着後、それを組み入れ、恐る恐るエンジンをかけてみる。・・・手応えはあり、タコメーターは踊るものの、回っては落ち、回っては落ちだ。おまけにたいした音と黒煙。おかしい(汗)
いちおうエンジンが回るようになったので、圧縮を計ってみる。
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7番3番圧縮ゼロ。
最低だー(T T)
再びエンジンを開ける。こうなるともう悲しすぎるほど手慣れてくる。ここでこんな技術手に付けても他にお客さん来ないし(T T)誰か技術使わせてくれーー
・・・見事にピストンにバルブが当たった後がある。ま、ピストンは問題なさそう。バルブ外してみると確かに曲がっている。INもEX合わせて3本だ。ただ、ガイド打ち変えなどという予算はない。きっと大丈夫だ!という思いこみで進めることにする。
バルブも3本だけ取ろうとしたが、1
本1.2万くらいするらしい。冗談じゃねーーーぞぉー(^_^;) そんなわけで
16本で$100くらいのを取ることにする(爆)
ついでにガスケット類、ヘッドボルトも取る。おっと、ヘッドボルトは(も)国内にはなかった。
注文後5日後にブツがそろう。新しいバルブはアタリがとりやすい。。。。そして組み上がる。エンジンをかけてみる。おぉ、かかる、やれやれ。さっさとOOPS!氏に渡してしまおう。そうすれば・・・(鬼笑)
そんなわけで試走を任される。うーーむ、σ(^ ^;;かい? ま、オーナーとなればそうだわな。しかし黒煙もくもく。ばっばっばっばっばっばっばっウルサイ。ワタシがウルサイと思うということは相当ウルサイのだろう(爆)おまけに排ガス中毒で運転中に死にそうだ(汗)
前歴があるので、お日様の上がっているうちに試走に出る。下のトルクはちと少なくなったような気もするが、踏んでいくと吸い込まれるようにエンジンの回転が上がっていく。とりあえずナラシを多少なりともするということで、回転を上げないように自制するのが大変だ。
イイ感じではある(疑っている (^_^;))。良かった、止まらなかった。。。
しかし、SERVICE ENJINE SOONがやたら点灯するし、燃料が下の方で異常に濃い感じだ。カム変えるとこんなもん??
で、数日後、ALDLを見た。するとH13とH27がでた。
H27はQuad Driver Module #2ということで、どうの2速、3速4速の信号を拾ってどうのこうのすることができないということらしい。・・・それってAT用のなんかじゃん(;^_^A ということで無視する。H13はLeft Oxygen Openらしい。Openって、、切れてる?断線??むーこれなら濃いとかいう理由と合うなあ。。。とエンジンルーム観察してみた。
・・・コネクター外れてるじゃん(汗)
今や潜るのも命がけのこの地方(地震が多い)、ちゃんとウマかけてそのうえ念には念を入れてジャッキ2個予備にかけて潜ってはめた。
エンジンかけてみる。
・・・全く安定しない。こりゃーへんな学習しちゃった??落ちないようにあおりながら数秒すると安定した。
くんくん・・・くんくん。ニオイはあきらかに薄くなっている。A/F計もおもいきりリーン側で見えないくらいだ。いいぞぉーーー。
限られた時間で我慢できなくて乗ってきたんで、いっぱい乗ってないけど、6000まで回してみた。ノーマルは4000から上ってメリハリ無くだーーーーって回る感じなんだけど、カム変えてみて、4000からぐあーーーーってパワー感が盛り上がる!いい感じだねーーー
その後ニオイと黒煙にはあいかわらず苦労しています。2000rpmまではどうもひっかかる感じがします。それすぎると全くそんな感じはないです。燃調取り直さなきゃですね(^_^)b
・・・その後vette狂さんに相談し、ROMを何種類か書き換えて、ばっちり決まりました。