TRDドアスタビライザー
気になっていたパーツ。
オフ会でも「効くよ」とは何回も聞いていたので、いつかは付ける予定でした。
ある日、某オークションで新品が転がり込んできたのでゲット。
取り付けはDIY。
落札の次の日には、ショックドライバーとプラハンをアストロで購入しました。
「1. ドアスタビライザーって?」
そもそもどんな部品かというと
ドアとドアストライカーの隙間を埋める部品です。
所謂、ボディ補強パーツです。

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これはドアストライカー側。
ドア側にもプラスチックのパーツを取り付けます。

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路面からの入力やハンドルを切ってヨーを発生させると、ドアのような開口部分は何らかの力を受けて、わずかに変形していると思われます。
そして路面からの入力は、タイヤやサスペンションで受けきれない場合はボディーが受けます。
またはサスペンションが受けるよりも早く、ボディがヨレて力を逃してしまっています。
S2000自慢のハイXボーンフレームとはいえです。
ドアは側面衝突に備えてかなり固い作りになっています。
そのドアにボディ補強をやらせようという考えです。
(市販車に至ってはサブフレームがあるため、接合強度が微妙だと簡単にジオメトリーに影響します。これの対策品がリジカラですね)
「2. 取り付け後の変化」

⬆︎
ドアスタビライザーを付けると開口部分が突っ張る為、変形を抑える働きをします。
ハンドルを切って曲がり始める時の応答性が良くなりました。ダルさが少し取れたような感じです。
この辺は元々S2000という車が低ヨーの車なので、効果はこの程度なのかと。
今まで逃げていた路面からの入力が逃げなくなる為、「乗り味が固くなった」という印象を持つ人が多いです。
ボディのいろんなところへ逃げていた力が、サスペンションを中心に吸収してくれるようになって、質感は高くなった印象があります。
振動がまとまった印象が強いです。
そして車の動きがわかりやすくなりました。
「3. S2000は効果がわかりやすい?」

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赤い部分が開口部分。無くすと車に乗れません(笑)
NASCARでもない限りドアから乗り降りする箱車の宿命。
オープンカーであるS2000は屋根付きの車よりも開口部が大きく(当たり前)、効果がわかりやすい可能性があります。

ちなみに・・・
ドア窓の高さで縦の剛性は変わるらしく、ドア窓を大きく設計すれば剛性は下がり、ドアを大きく取れば剛性が上がります。
側面の衝突安全性も考慮しなければならず、開放感とボディ剛性をバランスさせる絶妙な設計をしなければなりません。
マツダのNDロードスター等はその辺の最適解ではないでしょうか。
最後に・・・
DIY取り付け時の数々のハプニングについては別途整備手帳に書きます(笑)
Posted at 2018/04/15 08:38:45 | |
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