ＰＣＸクラッチベアリング交換

センタースタンド掛けて後輪を手で回すと、ドリブンフェイスのニードルベアリング等が劣化により「ゴーゴー」鳴ります。。。現在18,800Ｋを超えていますが、10,000Ｋに満たないうちになっていた記憶があります。
アストロのＥＣで購入するよりＡｍａｚｏｎの方がなぜか安かった

先人みたく、国産の両面密閉タイプのボールベアリング等をチョイスしたかったですが、金無の私は、ウェビックにて純正部品5％ＯＦＦのときに購入。
パーツリストのＥー17から拾って発注しました。
Ｏリングは2枚、ニードルベアリング（ＮＴＮ）1個、ラジアルボールベアリング（ＮＴＮ）1個、サークリップを1個、シールは1枚買い忘れたので今回は交換しません

先人のアドバイスと知恵で、ベアリングの自作圧入キットを構築すべく、高ナット、長ボルト、ワッシャを購入

シリコングリスは財布にやさしいＡＺ製。

前回の10,000Ｋ超え時の作業で交換しなかった強化ベルトを今回交換します。

ベルトに変摩耗はなかったですが、削れカスが酷かった。。。

プーリーのドライブフェイスを外してベルトと一緒にクラッチアッセンブリーを外しました

早速、工具をセットして初めにニードルベアリングを外します

スポッと抜けて気分がいいですが、中のガイドは削れて変形摩耗、ローラーピンも摩耗してました
指で回すと振動を感じます

次にドリブンをアウターとインナーに分割したいので、真ん中のカラーをマイナスでこじて外します

アウタードリブンを下まで下げて、ガイドの溝にローラーピン3か所が一致する箇所でピンを裏側から押し出して抜きます

アウターのセンターにはＯリング2か所あるので交換します。

ラジアルボールベアリングはエクステンションで突っついて外しました。

グリスの劣化か、ベアリングボールの劣化なのか変色があります
動きはそんなに悪くないです

取り外しの逆手順でボールベアリングから先に取り付けますが、手で入れた後、エクステンションで押し込んで新品のサークリップをラジオペンチで抓んで取り付けました

自作圧入器はニードルベアリングを手の力である程度水平にセットして、
長ボルトを穴に通したらワッシャを両方に通し、最後に高ナットで締めこんでいきます
これはうまく出来ました！

ビフォーアフターの写真がどっちかわかりませんが、組み付け後に始動させたところ軽やかになり、ゴーゴー音もなくなりました！
更に始動時にいつもスピード表示が「０ｋ」ですが、今回は「２～４ｋ」と表示されます！
壊れかけの劣化ベアリングがかなり抵抗になっていたんでしょう！
完全に破壊される前に交換しておいてよかったです！