はじめに…
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Zよ、すまん。。。
お前の容姿や、0〜100km/h 3秒を切るお前の走り、他にもいっぱい惚れてるんやけど、、、
おい、ちょっと待て!!
お前の積載性の無さや、異端児的な扱いを受けることは、むしろどうでも良いことやねん!!
え?! エンブレ?!
俺はお前のエンブレの強さには逆に助けてもらってるし、今では好きな方やで。
じゃぁ、何が不満なんやって?
実は、、、
走ってる時の包容力って、お前、あんまりないやんかぁ。。。
え?!、路面の状態や走ってる時の状態を教えとるって?!
確かにお前は走ってる時に、飛び跳ねとるや滑っとるって、すぐに教えてくれるで。
でも、俺が言いたいのは、教えてくれるのはええんやけど、その前に、跳ねて宙に浮いとるとか滑っとるとかじゃなく、それを抑えてくれる包容力が欲しいんや。。。
ごめんな、Z…。
俺がヘタレなばっかりに…。
そうや!! 頼む!! Z!!
俺の好みにしてもらわれんやろか!!
多分、お前の足のセッティングを変えてもらえるだけで、俺好みになるかもしれへんねん!!
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昼ドラ以上の臭い芝居の前置きになりましたが、Z1000のサスセッティングをします!!
上述のように、Z1000の工場出荷時のサスセッティングでは、ギャップとかで跳んだり滑ったりします。。。
多分、ほとんどのZ1000に乗り続けている方は、これが普通というか、こういったところが好きという人もいるのではないでしょうか (´ω`;)
しかし、自分のようなビビリ&ヘタレライダーにとっては、宙に浮いてたり滑るといったところは、非常に恐ろしくなります。
特に、カーブでは…。
いろいろネットで調べてみると、上記のようなことが怖くてサスのセッティングをしている人はいないのですが、ギャップで飛び跳ねたりしてケツが痛いので、調整している人はいるようです。
自分が乗っているZ1000では、フロントフォークのプリロードと減衰機構(ダンパー)のコンプレッションとテンション、リアサスのプリロードとテンションが設定できるようになっています。
まず、プリロード調整、ダンパー調整のそれぞれの役割を調べてみると、
・プリロードアジャスター: スプリングの初期過重を調節する機構で、走っている時にサスペンションが留まる位置やバネの硬さを調節する機構。
・ダンパーアジャスター: サスが伸縮する際の位置が変わるときのスピードを調整し、走行中の姿勢を安定化させる機構。
・ダンパーのコンプレッション: バネ上の車体やライダーの動きを制御する機構で、主に、バネが縮む動きをを調節する機構。
・ダンパーのテンション: バネ下のスイングアームやホイールの動きを制御する機構で、主に、バネが伸びる動きを調節する機構。
とのことです。
自分の環境やセッティングの希望ですが、下記の通りです。
(1) 車体はいろいろなカスタムパーツなどを取り付けてきただけなので、重くなり、また、ライダー自身も設計より体重が重い。
(2) 強いブレーキングで車体が前のめりにならないようにしたい。
(3) ギャップ等で跳ねて浮かないようにしたい。
(4) 接地感を増して、滑らないようにしたい(主に後輪)。
上記の(1)、(2)ですが、重量が重くなっていることにより、バネの硬性が足りなくなっている、もしくは、バネが縮む速さが速いことにより、このようになっている可能性があります。
(3)ですが、バネの硬性が高いか、バネが縮む速さが遅いため、ショックを吸収できずに跳ねて宙に浮いている可能性があります。
最後に(4)ですが、姿勢が安定していないため、後輪の荷重が軽くなって滑りやすくなっている、もしくは、路面の凹凸に追従できていないため、接地感がなくなっている。
ここで、(1)&(2)の原因と(3)の原因はトレードオフの関係にあり、解決できないように見えますが、よく考えてみると、バネ硬性を高めて(プリロードを高くする)、ダンパーのコンプレッションをソフトにすることでギャップのショックを吸収できそうです。
(4)の解決策ですが、①フロントを硬く設定して姿勢を安定化することで後輪にも加重をかけやすくする、②後輪のプリロードを高くして路面に強い力で押しあてる、③リアサスのテンションを上げて押し上げる力を強くする、といった調整が有効と思われます。
それでは、設定をしていきます!!

2014モデルZ1000では、フロントはセパレートファンクションフォークービッグピストン(SFF-BP)という、左右別々の役割を持ったサスがついています。
このサスがついた車種は、KawasakiだとZ1000とZX-6Rだけのようですね。
左側のプリロードアジャスターは10円玉を突っ込んで回して調整、右側のダンパーアジャスターは車載工具のマイナスドライバーで調整します。
リアですが、プリロードアジャスターはフックレンチでスプリングのボルトを回して調整し、テンションのみ調整できるダンパーアジャスターは、フロント同様に車載工具のマイナスドライバーで調整します。
今日、リアのプリロードも調整したかったのですが、フックレンチで回そうとしてもボルトが回らず…。
あげくの果てに、フックレンチが滑ってスプリングの塗装を傷つけてしまったので、今日は諦めました (ノロ≦*)
調整で試した道ですが、そこそこ荒れた山道を想定して、近所の継接ぎだらけの舗装が続く山道(?)で調整しました。
まずは、全抜き(リアのプリロード以外、全ての設定を最弱)にして走ってみます。
この状態では、スロットルをオープンにしたりエンブレがかかるだけで、サスが沈んだり伸びたりして、乗ってて気持ち悪い。。。
しかも、カーブの立ち上がりで急激にアクセルを開けてみると、車体が暴れるので怖い怖い(((p'д`q)))
次に、事前にネットで調べておいた他のZ1000乗りの方のセッティング、ZX-6Rの初期セティングやZX-6R乗りの方のセッティングを試して、その後、微調整していきました。
いろいろ試した結果、下表の黄色セルのセッティングに決定!!
サスセッティング前後を比べると、同一車種とは思えない乗り味になりましたが、安定感も増してビビリにはちょうど良くなりましたヾ(*'∀`*)ノ
上の表ですが、メーカーマニュアルにあった表に各種セッティングを書き込んだものなんですが、このマニュアルに少し違和感が…
重量が重くなったり、速い速度で走る場合にセッティングを硬くするのは理解できますよ。カワサキさん。。。
でも、なぜ、悪路のセッティングで硬くするんですか!?!?
路面の凹凸で跳ねて危ないやん!!
自分は理解できないので、誰か教えてくださいヽ(´・д・`)ノ
今日のところはあまり距離を走れていないので、明日にでもちょっとツーリングに行って、セッティングの効果の確認や微調整をしてこようと思います!!
※2015.10.04追記
このセッティングでツーリングに行ったところ、サスが硬いように感じたことから、フロントのプリロードを8から7 1/2へ変更。
このくらいがちょうど良かったです。
Posted at 2015/10/03 23:32:57 | |
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Z1000 | 日記