先日、とある古書店で
「児童向け」の古〜い
雑誌広告ばかりを掲載した
「昭和ちびっこ広告手帳」という
面白い本を発見。

昭和40年代前半のものを中心に
集めてある貴重な資料で、
昭和35年生まれの私としては、
まだ小さかった頃にリアルタイムで
見ていた広告も多数あったりで、
懐かしさも手伝って、迷うことなく
買ってきました。奥付を見ると、
2009年の初版でした。
主として、当時は各出版社が
発行部数を競い合っていた
少年マガジン、少年ジャンプ、
少年チャンピオン、少年サンデー、
少年キング等の週間漫画誌に
掲載されていた広告で、
その商品は、お菓子や玩具、文房具に
自転車、運動靴など多岐に渡ります。
こんな古い広告を集めるだけでも
大変なところを、よくぞ根気よく修復して
デジタルデータ化してくれたもんです。
なにぶん分厚い本でもあり、
全てをアップするのは無理ですが、
独り占めするのは良くないので、
その中から「みんカラ」らしく
クルマに関わるものだけを
ピックアップしてご紹介します。

小学校低学年の頃は
こういうレーシングカーのセットが
欲しくて欲しくてたまりませんでした。
買ってはもらえませんでしたが、
こんなのを持ってた友達の家で
一緒に遊ぶのが楽しみだったなぁ。
たまにしか触る機会のない
コントローラーは、微妙な操作が難しくて、
自分のマシンは頻繁にコースアウト。
負けてばかりいたことを
思い出しました。

10円か20円のお菓子買って集めた
ポイントで、アメ車のラジコンカーが
貰えるんですから、かなり豪華な景品です。
ただ、当時は「駄菓子屋行ってくる〜」
言うても、親に5円玉握らされる時代だったし、
飴玉なんか一個1円で売ってて、5円もあれば
それなりにオヤツ買えてましたから
小遣いいっぱい持ってるお金持ちの家の子
じゃない限り、こういうポイント貯める系の
景品は高嶺の花でした。
ここからは、プラモデルの広告色々です。
って、なんも解説せえへんのか〜い(笑

ラジコンカー2種。仮に、この広告が
昭和40年の掲載だとすると、
大卒の初任給が23,000円の時に
バリカンコロナのオモチャが9,800円って
高過ぎるやろ〜‼︎です。
庶民の子どもには手が届くハズが
ありません。現代の貨幣価値に
置き換えると、このバリカンは
約42,000円といったところでしょうか。

ゼネコン?…と思った方々、
お気づきかとは思いますが、
土木・建築工事を一式で請負って、
工事全体を仕切る建設業者のことでは
ありません。
って、わかってるわ!(笑
詳しく書かれたサイトを
見つけたので、興味のある方だけどうぞ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamiya/gazou/genecon/index.htm

子どもの頃、こういう怖めの箱絵に
騙されて買ってはみたものの、
中身がむっちゃショボかった
経験、何回もしてます。
それは、夜店の見世物小屋にあった
牛女とかヘビ女にも通ずる
ものがあります(笑
って、このハナシは一定年齢以上
にしかわかりませんね。
それにしても、
「今年の夏は妖怪でいこう」という
安易なキャッチコピーに笑えます。
第一次スロットカーブームの頃、
私は5〜6歳でした。この広告は家庭用の
スロットコースですが、たった一回だけ、
親戚のお兄ちゃんが、本格的な
スロットカーの大きなコースがある店に
連れて行ってくれたことがありました。

まだまだ小さかった私は
当然スロットカーなんか持ってないので、
親戚のお兄ちゃんのレーシングカーで
遊ばせてもらいました。
全然うまく走らせることが
できへんかった割には大いに興奮した
ことだけはハッキリ覚えています(笑

最後に、この本の表4(ウラ表紙)の画像です。
収録の主旨について触れています。
Posted at 2016/12/09 17:53:38 | |
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