遂にレヴォーグからWRX S4の発表発売と相成った次第です。
そして真打ちたる、WRX STI、時期レガシィと来ます。
ご存じの通り、インプレッサとWRXが別れてそれぞれの進化を、
レガシィはセダンにワゴンはアウトバックのみで、ツーリングワゴンは廃止。
ツーリングワゴンはレヴォーグに引き継ぎ、25年目のフルモデルチェンジと銘打ってます。
全くの新規車種であるにも関わらず、大胆ながらも、しかし初代レガシィがレオーネから誕生した時を思い出されました。
☆1st
クルマとしての本質を追求、バブル期に誕生した初代は、2リッター市場に投入するクルマを開発、この排気量にターボで武装してハイパワーを得ながらもあらゆるシーンでの使い勝手も開発、そしてなによりスバルの窮地を救ったクルマとされました。
10万キロ世界速度記録(給油等しながら10万キロ走破)の最高速を塗り替え、その耐久性を世に知らしめ、後のインプレッサへ遺伝子を繋げた訳です。
☆2nd
RVブーム到来によりステーションワゴン、ミニバンが排気量拡大やボディ拡大される中、レガシィは5ナンバー枠を採用、初代の継承、熟成をテーマにツーステージツインターボにより出力更にボディ剛性を上げ、ビッグマイナーチェンジには2リッター初の280馬力を達成。実はスバルと三菱はこの技術は既に確立させていたと言う逸話があります。
後々インプレッサとランエボはこれに続く訳です。
☆3rd
レガシィを極める。
STIの社長を務めた桂田氏により開発されたのがこのレガシィ。
セダンはB4とし、初期はブレード面を斜めにして排気を当たりやすくした斜流タービンにより、ツーステージツインターボの2nd側の応答性をあげ、リニアな加速を得ました。
その後はタービン変更とアルミボンネット、足回りのセッティングを変えたEーtune、ポルシェデザインのブリッツェン追加、初の6気筒搭載のセダン、ワゴン、ランカスター。
アイサイトの前進、ADA搭載ランカスターとなります。
アタスのスバリストのきっかけとなる師とも言うべきクルマでした。
☆4th
存在として美しいか、否か。
見た目、メカニズム、パワー、
しかしながらクルマとは何ぞやと問うた結果、感性に訴えるクルマを目指したそうです。
乗って愉しい、眺めて美しい、走りが綺麗。
メカニズムは可変バルタイに、等長等爆エグゾーストマニホールドを採用、これまでのスバルボクサーサウンドを完全に変えた、新世代ボクサーサウンドとなりました。もちろんこれはあらゆるレースにより培ってきた技術でありますが、一番は他社もなし得ない市販車の軽量化でした。後にSI(スバルインテリジェント)ドライブを採用、後期はインテリジェントレガシィ(インレガ)となりました。
☆5th
20年目のイノベーション始まる。
グランドツーリングカーとしての深化、豊かさを求め、ボディサイズや2.5リッターへエンジン排気量を拡大、リニアトロリックCVTを採用、そして真骨頂のアイサイトver.2を搭載。
弟分のインプレッサGC8から今まで、レガシィと共に成長してきました。
アタスのインプレッサとの出会いは最初のクルマ探しの時、まさにライバルのランエボもいましたが、エアインテークがえげつなくて敬遠…勿体ないwww
今では兄を越えるほどに成長、そこにフォレスター、エクシーガ、BRZと、
惜しくも生産終了したアルシオーネ、レオーネ。
スバル1000から培ってきた水平対向エンジンはこうして幾多の名車を生みました。
もちろんこれから生まれ変わるレガシィ、インプレッサ改めWRX STI。
これまでの道のりは平坦ではありませんでした。
レガシィ、初代はステーションワゴンよりバンと言われ、ボクサーサウンドがうるさいと…
三代目は異形ヘッドライトが不評、
五代目は北米仕様にした為ボディがデカく、場所によってはインレガよりすれ違いに苦慮したとか…
インプレッサWRX、初期型から22B辺りまでは一部変更で安定していたが、丸目採用したら思ったより売上が伸び悩んだとか…
スバルもなかなか冒険したっけf(^^;)
でも、一番小さな自動車メーカーが、今や確固たる技術品質を手中に納めたのは快挙といえるでしょう。
無難なデザインやメカニズムは売上や客層の安定化を図るにはいいのでしょうが、クルマ自体の技術革新はさほど目立った形は出ないと思うのです。
ライバルだった三菱は、遂にランエボ生産に終止符を打ちました。
環境優先としたら仕方ないかもしれないが、なによりランエボファンの落胆さを感じない訳はありません。
絶対的な燃費はハイブリッドに負けても、環境に寄り添え走りが楽しめるターボ車の開発、レガシィやインプレッサが主軸となり、フォレスターやエクシーガに受けついだ、
スバルのこだわりであり、スバリストが支えてきた結果でしょう。
小さい小料理屋も黒字はなかなか厳しくとも、常連さんが通えば経営安定はもちろん、その店自体のクオリティも上がる訳です。
そして何より楽しく酒をたしなめる(^O^)
アタスは、スバルとスバリストの関係をそう見てきました。
決して金額で見れば買いやすいとは言いにくいけど、この金額はこのクルマの品質やメカニズムに投資も惜しまないと思わせてしまうのです。
歴代の車種に不評もありましたが、しかしながら、それはもちろんブーイングとか敬遠ではなしに、スバリストがあまりに期待しすぎた結果だったのかもしれませんねwww
これらを踏まえると、時期レガシィ、レヴォーグ、WRX STIは、
我々スバリストの期待の申し子と言って然るべきと思うのです。
さて、レオーネからレガシィが生まれ変わった時のように、
レガシィからレヴォーグが、
インプレッサからWRX STI
それぞれが新たな道を歩むその姿を応援しようではありませんか。
それでは、スバルとスバリストの発展と繁栄をお祈りしまして、
そして、お粗末ながらもこのブログを最後まで読んで頂き感謝致しますf(^^;)
おあとがよろしいようで(*´∀`)♪
それでは、
終劇♪