このブログの内容は、サビ発生に無縁の方や、サビ補修などに全く興味のない方には、全く意味の無い内容です。
年式の古くなったカプチーノのボディーを少しでも長持ちさせたい!、発生してしまったサビを何とかしたい!と言う気持ちをお持ちの方は大歓迎です(^^)
POR15でサビは完全に防げるのか・・
謳い文句では「サビの上からそのまま処理無しで塗るだけで効果的」・・
「空気中に含まれている水分・酸素などの外気からシャットアウト!」みたいなことが書かれていたような気がする・・
そのまま塗布してみたが、PORごと剥げ落ちる。
ある程度サビを落として塗布、塗り方次第では延命可能。
サビをしっかり落としてから塗布すると、効果はあることは事実!
コレは6月の1日に作業した部分。
しっかりサビを落として、PORを丁寧に2度塗り。
4ヶ月以上経っているが、サビの発生は全くなし。
ちょっと茶色に変色していますが、コレが紫外線での劣化なのかな?
紫外線に弱いので、塗装は必ずするように!との説明書きは守ったほうが良さそうですね・・
普段日光に当たらない所でもこの状態ですので・・

ここは運転席側の塗装全剥離後にPORを塗布した所。
綺麗にサビが防げているように見えますが、こちらも紫外線でやられて茶色く劣化している所なのです・・
ドアを開けると、
厚塗り厳禁、塗り残し厳禁、紫外線に当たる前に下地整えて塗装するのが最善の方法!
クリアのPORの欠点、塗り残しが分かりづらい。
長所:サビの進行具合が確認できる。
塗り残しの部分は、

この様になって、PORの下にサビがもぐりこみ、どんどん広がっています。
しっかり塗布したスカッフプレートに隠れる部分はさびは全くありません。
ラストボンドSGを塗布して、その上からPORを塗布した部分。

多少、緑がかっているのがラストボンドSGです。
この部分はサビの広がりも無く、一番安定している部分。
やはり浸透性はかなり重要のようですね・・
続いてサビ転換剤。
いろんな種類が御座いますが、昔は「タンニン」と言う生薬みたいな物が主流だったらしく、乳液みたいな液体でした。
それに似ているものが、ホームセンターや自動車関連商品専門店(ケミカルや缶スプレー・オーディオなどを扱っている全国展開しているお店)で販売されていますね・・
その容器をよく見ると、底に何か沈殿してませんか?
それが有効成分なのかな・・ だからよく振って、攪拌してサビを転換させるのかな? と思ったりします。
水性で使用後の刷毛は水洗いできるのは便利です。
私が使用してきたのはこの2種類。(スプレータイプは便利だったけど高い・)
やはり底に沈殿するんですね・・
赤丸部分です。
コレを攪拌してあげないと性能が出ないのでしょうね・・
どうせ同じ物だろうと賭けで購入してみた「
必殺サビ封じ」、コイツの塗膜は硬いのですが、割れます。(サビ封じは攪拌不要!)
プラスチック製のキャップも接着されてしまって開封するのに苦労します・・
このさび封じを塗布して、同じく台風でさらされた部分。
ちょっとした細かいサビは出ていますが、重ね塗りしたら効果はもっとあったはず・・
適当に塗ったのですが、出来るだけ浸透する深さまで削ったほうが有効かもしれないですね・・
何もしなかった部分は。
見事にサビがパーティーをしながら、塩だれに漬けられた鉄板をバーベキューにしておいしそうに食べています。
>許さん・・
またまた勝手に結論。
①POR-15は完全にサビを除去してから塗り残し無く、丁寧に塗布。
重ね塗りをする時は、乾燥したPORに足付けをしてから行う。
②PORは面倒だからといって、垂れが出るほどに厚塗りはしない。
泡が発生して、せっかく塗布したPOR-15の外気から遮断が出来なくなる可能性があります。
③POR-15を塗布しても塗膜の下で、放射状にサビが広がっている可能性がある。
どうしようもない。とあきらめるのではなく、PORの膨らみなどがあったら思い切ってその部分だけ剝がしてみる。
④サビ転換剤はいろんな種類があるので、口コミなどで情報を集め、納得いったものを使用する。
それでも完璧ではないので、見た目が悪くてもとりあえず何色でもいいので(出来たら近似色)塗装はしておく。
⑤サビ転換剤でも出来るだけサビを除去してから塗布する。
そのまま塗ると根元まで浸透しないのではないかな・・?
⑥それぞれの補修系ケミカル剤は、適切に保管する。
気密性のある容器に保管し、太陽光や熱から出来るだけ守ってあげる。
⑦古い車はすごく魅力的な車が多いので、車両保険で査定額がゼロでも、出来るだけこの世に残っていて欲しい!
このブログは個人的に思ったこと、コレまで行ってきた経験、実験、目の前で起きている事実に基づいて記載しております。
カプチーノのサビで困ったいる方と共感できたら、とても嬉しく思います。
サビでカプチーノの台数が減少するのは悲しいことですね・・
出来るだけ存続させてあげましょう(^^)
Posted at 2014/10/22 02:45:20 | |
にっくきサビ | クルマ