最後の4気筒スカイライン。

ドノーマルのR32なんて随分久しぶりだな、と思ったら、鉄っちんホイールが目に入った。


「こりゃまさか」と思ったら、レアグレード。おそらく、現存台数はGT-R以下。
そもそも、スカイラインはあくまでファミリーカーであり、原点はあくまで4気筒。ジャパンの頃までは、販売台数的には4気筒が稼いでいたわけで。デザインも、4気筒を最初に作ってから、あとで伸ばしていたGT。

ジャパンのときに「TI」というサブネームを奢って、廉価グレード的なイメージを払拭しようと試みた後、R30ではGTと共通のノーズになって、R31では単に「1800」を名乗るようになった。

ケンメリ～R31の間、4気筒シリーズは角形のテールが与えられていたものの、R32では1グレードに絞り込まれ、R33では遂に消滅してしまった。

4気筒で丸テールを付けているのは、ケンメリのハードトップ、R30のRS、R32のGXiくらい。
R30のハードトップTIが、どういうテールだったか気になるが。


スカイラインが「ファミリーカー」路線を捨て、スポーティセダンに移行したR32。クルマ好きには人気だけど、実際の販売台数は落ちちゃった、悲運のモデル。
R31だって、時々、老紳士が四角いテールの「EXCEL」に乗っていたりするし、意外に、4気筒のスカイラインも見逃せない。





しかしGXi、キャブ車だったとは。80系の4気筒(GRサルーン、ラフィーネ、スーパーカスタム)に比べて、劣っていたとしか・・・
ナンバーはもちろん架空(コラージュ)。「千葉52」の、当時ナンバーが眩しい、ワンオーナーの個体。