昨日、また乗ってきました(笑)
ACCとダイナミックセレクトを試してみたくて。
ダイナミックセレクトはコンフォート、スポーツ、エコ、そして自分好みで設定できるIndividualがあります。
それぞれエンジン、ステアリング、トランスミッション、エアコン、エコスタートストップ機能を調整出来ます。
さて、今回はいよいよ走りの面について書いていこうと思います。
CLA180スポーツは、1.6ℓの直列4気筒ブルーダイレクトターボエンジンに7速のツインクラッチ「7G-DCT」を組み合わせています。
まず、エンジンについて。
5000回転で122馬力を発生し、1250〜4000回転で200Nmを生む、フラットな特性を持つ直4ターボになります。
ブルーダイレクトと呼んでいるだけあり、ダウンサイジングターボで燃費がいいかつ、走りにも妥協していないイマドキなエンジンで、250になると2ℓ直4ターボで218馬力を発生するエンジンになるのですが、1.6でも十分なトルクで素晴らしいなと感じました。
特に1250rpmという低回転から最大トルクを出せるのはディーゼルエンジンかと思ってしまうくらいすごいですね。
エンジンの音は4気筒らしく、低回転から割と太い音を奏でます。アクセルを抜いた時のブローオフバルブ音はあまり聞こえなかったですね。
ターボが効いている感覚もあまりなく、排気量以上のNAエンジンに似た扱いやすいエンジンだと感じました。
7速のDCT。これがまた面白い。
コンフォートモードだと軽くアクセルを踏んで2500回転ごとに実にスムーズに変速していきます。アウディA1の7速DSGと比較すると、ダイレクト感はやや薄めですが、低速域でのギクシャク感も少なく、これがメルセデス・ベンツのDCTかといった印象でした。
スポーツモードにすると、A1のSレンジのように、かなり高回転まで引っ張る感じ。
中速からの再加速もキックダウンするわけではなく、そのままのギアでグイグイ加速していく感じでした!
シフトダウンもパドルシフトで任意に行うことが出来て、ブリッピングのフィーリングも4気筒だなといった感じ。スポーツモードだとDレンジのまま減速すると自動でブリッピングしてくれ、賢いなと感じました。
また、リバースのギクシャク感はほぼなく、このあたりはDSGよりも上手く制御出来ているなと感じました。
DCTは2ペダルマニュアルと言われているだけあって、本当に愉しいトランスミッションです。これならクラッチのあるMTじゃなくてもイージーにスポーツドライビングが可能だなと。
CLA180スポーツには、「ダイレクトステアリング」と「スポーツサスペンション」が専用に装備されています。
まず、ダイレクトステアリングですが、舵角に応じてギア比を変化させ、駐車時などは操作量を減らしながら、高速走行時には直進安定性に優れたハンドリングを愉しめるという機能です。
また、スポーツモードにするとステアリングフィールが重たくなり、メリハリのあるドライビングを愉しめます。
電動パワーステアリングだから出来る技ですね。
乗り心地はメルセデスだからといって良いのかと思いきや割とゴツゴツとしていました。
タイヤはコンチネンタルのコンチスポーツコンタクト5の18インチ。ロードノイズは結構多めかなと。
スポーツサスペンションはハンドリングを愉しめるようなセッティングとのことですが、街乗りだとちょっとゴツゴツしすぎかな?
六甲山も登りましたが、ワインディングにはぴったりな脚だと感じました。
前はマクファーソンストラット、後ろはマルチリンクとなっており、接地感や安定感はさすがドイツ車だなと舌を巻きましたね。
夕暮れから日が落ちるタイミングで山道を流しましたが、ここでアダプティブハイビームアシストを試してみました。
ハイビームをONにするだけで、対向車がいないハイビームが必要と判断される道でハイビームが作動します。山道だと街灯も少なく、先がかなり真っ暗で見通しがよくないですが、ハイビームがあれば安心して走行できます。また、前を走るクルマに追いついた場合や、対向車が来た場合には、自動でハイビームを切ることで迷惑になることはありません。
実際、自分が対向車を認識する前にハイビームが消え、どうやって判断しているんだ!?と関心した場面も。ハイビームの切り替わりもじわっとなる感じで上質そのもの。
ブレーキはドリルドベンチレーテッドディスクブレーキが入っているだけあり、十分な制動力。ブレーキのフィーリングもいい塩梅です。
最後に総評。
このCLA180スポーツは、メルセデス・ベンツの最新鋭の安全性を前提に、スポーツドライビングを愉しめて、都会でもスタイリッシュなデザインで目を引き、また静的質感や動的質感の高さでバランスの取れたクルマだと感じました。
特にメルセデス・ベンツの安全に対する考えはシートベルトを閉めた時から感じられ、レーンキーピングアシストのさり気なさと同時に同乗者に対する気遣い、ディスタンスパイロット・ディストロニックのドライバーサポートが気に入りました。
LEDハイパフォーマンスヘッドライトの質感の高さはさすがメルセデス・ベンツといった印象で、国産メーカーもあれくらいのクオリティを出して欲しいなと感じました。
Posted at 2017/06/13 16:14:29 | |
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