カウルカバー補修DIY アクリル失敗編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
カウルカバーのウインドシールド側のクリップは完全に見えません。外すときは上に力技で引き抜くしかないようです。
そのため、クリップは破損します。
前回の記事でも言及しましたが8箇所あるうちの7箇所を破損しました。
ほとんどのクリップはカウルカバー取り付け部と一緒にボディに残ります。
再取り付け方法を考えないといけません。
プッシュリベットをつけようと思っていましたがダメでした。カウルカバーとボディには隙間があるのでプッシュリベットがボディに届きませんでした。
またワイパーモーターが壊れた時もこのカウルカバーは取り外す必要があります。滅多にないでしょうがその度にカウルカバーが破損するので新しいものにしなければならないとはちょっとどうなんでしょう?
取り外しと再取り付けが容易にできるようにしておくのです。
2
せっかく?普段見られないところを開けたのでカウルカバーからボロボロに落ちた欠けらや残ったクリップを除去してウエットティッシュで拭き掃除しておきました。
3
カウルカバー取り付けのクリップ穴の直径について。
写真の通り、エンジンルーム側は7mm。ウインドシールド側は8mmでした。
4
そしてダンボールで無くなった部分を切り抜きあてがいます。
そして、あとはバラした逆の手順で組み立てたら完成です!
…じゃないですw
ダンボールは型紙にします。
5
家の中をゴソゴソ探すと厚さ3mmほどの大きなアクリル板がありました。これへさっきのダンボール型紙の形を写します。
そしてどうやって切断しようか色々試しましたがジグソーで切るのが一番速かったです。
切断面がガタガタです。
6
アクリル板から切り抜いたパーツは2つに分かれています。
また切り抜く作業中に2箇所折れてしまいました!
それを接着するのに今回は半田ごてを使い溶接してみました。
厚い板なのでなかなか上手くいきませんでした。また出来上がりが長いのでしっかり溶接しないと外れてしまいました。
溶接すると樹脂はカサが減ります。なのでアクリルの端材を溶接棒にして足していきます。
ウーム。アクリルは溶かすと泡立つのであまり溶接向きじゃありませんでした。
溶接して盛り上がった部分やガラスに当たるところ、ガタガタの切断面をグラインダーで綺麗にしていきました。
7
さてアクリル板は水平ですがカウルカバーやウインドシールドのガラスは曲面です。
❶なのでとりあえず出来上がった新しいカウルカバー後端部をあてがって片方を押さえつけると反対側が浮きます。
そこで使うのが!
❷ヒートガンです。これでアクリルを炙って曲げる目論見です。
❸位置を決めて片方を養生テープで仮固定しました。
❹ヒートガンで少しずつ炙りながら少しずつ曲げて行きました。写真はまだ浮いてるけど結構隙間がなくなってきてるところ。
8
ほぼ上手く?フィットするようになったかな?
ヒートガンはドライヤーの強力なやつみたいな物です。熱風はドライヤーより全然熱いです。
注意してたつもりでしたが熱風吹き出し口を手にあててしまいました…吹き出し口の形で火傷してしまいました。気をつけましょう。そのうち大怪我するかもしれない。細心の注意を払おう…
この日はこれでおしまい。というかアクリル板はやめておきます。失敗です。
というのは。
アクリル板を固定するのにプッシュリベットを使おうと思ってましたが下に空間がほとんど無いのでプッシュリベットが入らなさそう。
すると溶接か接着かすることになりますが仕上がりが汚くなりそう。パテ盛る手もありますが作業工程がさらに増えるし。
フィット感も悪く無いような気もするけどなんかイマイチだし。これ以上炙っても綺麗になりそうもないし。
また、アクリル板はカウルカバー本体を再取り付けする際のリベットの位置と微妙に被ります。
ボディ側の穴にナッターでアルミナットをつけてボルトでカウルカバー本体を固定しようと思うのでカウルカバー上に出ることになるボルト頭と干渉しそうだ。
いっそのことガラスに当たる部品はもっと幅のあるものにして本体と一緒にボディに固定するようにしようかと思いました。
まあ樹脂のこういう加工はもっと習熟すれば色々と使える技にはなりそうです。
…続く。
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