※以下の文章の感じ方は人それぞれです。決して普通の方が好むような味付けのパッドを非難しているわけではないことをご理解ください※
どうもこんばんは。
変な時間に目が覚めてしまった私です。
眠れるまでの暇つぶしでランキングを見ていたら、ちょっと気になるコメントがありました。
その方のブログのコメントから抜粋します。
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Aさん「安全性を高めようと効きの良いブレーキパッドにしたんですが、効きすぎてブレーキペダルの操作に苦労してます。笑 効かないよりはいいかな……」
ブログ主「制動距離はタイヤの限界の問題なので、ブレーキの効きを良くしても短くはなりませんよ。むしろ悪化することがありますので、無理はしない方がいいです」
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上のやりとり、どこかおかしくありませんか?
ひょっとしてコメントの方に配慮しているから誤魔化したような返信をしたのでしょうか?
率直に言えば
『効きのよいブレーキパッド』というものを少し誤解されているのではないかな?と思っているんですよ。
最初にコメントされた方はおそらく
「安全性を高めようと(初期制動の)効きのよいブレーキパッドに~」
ということを(多分)伝えたかったのかなと思います。
しかしそれでは次に続く
「制動距離はタイヤの限界の問題なので、ブレーキの効きを良くしても短くはなりませんよ。むしろ~」
という所に対して疑問が持ち上がります。
「本当にそのブレーキパッドってイイの?」という疑問が。
確かに、制動距離自体はタイヤの限界の問題ですが、ロックさせる or させないかで再び制動距離が違ってきますよね?
これは雪国に限らずとも広く知られていると思います。
では何を言いたいのか?
(普通は)いかにタイヤをロックさせずに減速するかがブレーキのカギになりますよね?
初期制動からガツンと効きすぎるようなタイプのパッドだと、減速初期(ブレーキの踏み始め)の段階でロックしてしまう確立が高くなってしまいます。
ですがこの味付けは一般的なもののようなんですね(すぐにロックさせられるだけ制動力が強いのはまずないと思いますが・・・)
だからブレーキ操作が難しいと感じていらっしゃるのかなと思います。
乾燥路など比較的高ミュー路面であれば大丈夫だと思いますが、ブラックアイスバーンなどの低ミュー路面でそんなことをやってしまったらすぐにABSが介入してしまいます。
そうなるとABSが作動してしまうことから、制動距離は長くなってしまいますよね?
これはいろんな方が体験したことだと思います。
となると、効きすぎてブレーキ操作に苦労しているほどのブレーキパッドって
『本当にいいモノ』なんでしょうか?
安全性に配慮しているからこそ
『効きのよいブレーキパッド』を選んだのに、
実は安全ではないかもしれないというオチになるんですね。
スポーツ走行用のパッドは一般的なパッドとは違い、軽く踏んだだけでは大した制動力は得られません。
俗に言う『奥で効くブレーキ』です。
奥で効くからこそ、手前から制動力の細かな調節を行うことができるんですね。
個人的にはこっちのほうが扱いやすいと感じています。
パッドを替えただけでは制動距離は短くなりません。
しかしコントロールできる幅が増えることでロック寸前のタイヤの
『おいしい所』を使いやすくなることを無視してはいけないと思います。
それを無理していると捉えるかどうかは人種によって様々ですけどね(*^ω^*)
もちろん車種によって手前で効くブレーキなのか、奥で効くブレーキなのかという味付けもありますよ。
最後に、雪が溶けてきたからか最近飛ばす車が多くなってきたように感じます。
飛ばすなとは言えませんが、同時に歩行者や自転車も増えてきたように感じるのでスピードは控えめに安全運転でいきましょう。
それでは、また(=ω=)ノシ
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考えるシリーズ(番外) | クルマ
Posted at
2015/01/27 04:15:34