※運転の方法でできる乗り心地の改善に焦点を当てています。
パーツ交換などの方法をお探しでしたら他のページをご参照ください※
お久しぶりでございます。
また当て逃げされたり、会社にシカが出たり、フランベしたら服が焦げかけたり、諸事情(自分のミス)で大雪の日に車中泊しそうになったりした自分です。
大事な物は肌身離さず持っておくべきだということを思い知りましたよまったく・・・・・・(;´・ω・`)
最近思うことがあります。
ウチのインプの乗り心地が悪いんです。
あぁ、足回りにヘタったとか異常があるとかではありません。
板バネのごとき段差の突き上げは元からなのでもう諦めています(;^ω^)
ではなぜ乗り心地が悪いと思うようになったのか?
それは、自分の操作が下手になったからだと思います。
車のせいではないです。
え?「おめえは元からヘボじゃねーか!」って?
確かに元から下手でしたが、最近はさらにひどくなりました・・・・・・(;-ω-)
とりあえず何がどう具体的にダメなのかを、久々に自分をシゴき(意味深)たくてウズウズしていた知人に尋ねてみたところ・・・・・・
・ペダル操作
・ハンドル操作
・荷重移動
はい、操作関係全部でした(゚ω゚)ヤベェ
というわけで、久しぶりに練習をしてみたついでに思ったことをまとめてみようと思います。
また、ここでは
『乗り心地がよい=加速度が小さい』こととします。
加速度とかいう懐かしい言葉を出しましたが、何も難しいことではないのでビールでも飲んでリラックスしながらの~みそをコネコネしてお付き合いください(^ω^)
進む、止まる
単純に考えると乗り物を滑らかに止めるためには『ブレーキを踏んで緩める』というだけの動作しかありません。
また、滑らかに進むためには『ゆっくりとアクセルを踏む』しか方法がありません。
もちろん、これらは車種やセッティングによります。
今時の乗り物はほとんどよくできた自動変速機(ATとかCVT)がついているのでシフトショックなんてものとはほとんど無縁です。
クラッチを踏んだ時に発生するトルク抜けの時間も少ないため、滑らかな操作自体はMTに比べて簡単です。
曲がる
一方、曲がるという一連の動作には
『アクセルを踏んで放す』・『ブレーキを踏んで放す』・『ハンドルを切って戻す』という3つの動作が含まれています。
この一連の動作を滑らかに行うためにはいくらよくできたATやCVTといえど、全ての動作を滑らかに行う必要があります。
ということは、運転において滑らかさを追求すると途端に難しくなるのがこの曲がることです。
個人的な経験だと、進んだり止まったりするのに行う動作よりも曲がるために行う動作のほうが多いため、実際に運転している時の乗り心地や俗に言うところの“ウデ”に差が出やすいとも思っています。
一連の動作と車の動きが物凄くスムーズにできている方は普段中々お目にかかることはありません。(いないわけではありませんよ)
というわけで、今回は『進む』・『曲がる』・『止まる』のうち多分最も乗り心地のよい運転に関係するであろう『曲がる』について主に書いていきます。
まずはタイヤの摩擦円を思い出してください。
こんなのでしたね。

(画像はWeblioより)
この摩擦円の概要を簡単におさらいすると、
・減速や加速をしたときに前後へ矢印が伸びる
・左右にハンドルを切る、または曲がると左右の矢印がそれぞれの方向へ伸びる
・これらの矢印はタイヤにかかる力の大きさ=矢印の長さとなっている
・この円から矢印が出てしまうとタイヤが滑る
・タイヤにかかる荷重によって円の大きさが変わる
となります。
ここまではいいですか?
初めてこの言葉を知った方は今回を機に覚えてしまいましょう。
なぜタイヤの摩擦円について書いたかというと、乗り物において数多くある部品の中で唯一道路と接しているのはタイヤです。
つまり、
乗り物の動きを最終的に決めるのは必然的にタイヤになるわけです。
例えば、仮に自車のエンジンや足回りのチューニングをしたとしましょう。
でも、それらのチューニングやセッティングをしただけでタイヤのグリップ力は上がるのでしょうか?
タイヤ自体をもっとよくグリップするものに交換しない限り、そんな不思議なことが起こるわけないですよね。
なぜなら、あくまでグリップ力は地面と接触している部品、つまりゴムでてきているタイヤによって発揮されるものなんですから。
勘違いしている方もいらっしゃるかもしれませんが、足回りのチューニングやセッティングをする目的とは結局のところ、タイヤのグリップ力を引き出しやすくするためです。
グリップ力の上限を引き上げるためではないので注意してくださいね(^ω^)
日々乗り物ばかりがアップグレードされていく一方で、乗る人がタイヤのことについてあまりにも知らなかったり無頓着だと、いざとなった時にどこまで乗り物が回避行動を取れるかがわからなくなってしまうことがあります。
そうならないように普段から乗り物が今どのような状態にあるか、言い換えるならば乗り物との対話をすることが必要になってくるのではないでしょうか。
また、乗り物の動きを最終的に決めるのはタイヤですので、乗り物の動きを覚えようとした場合、最終的な対話の相手はタイヤになります。
というわけで、ここで紹介した摩擦円の概要を覚えておいて損はないと思います。
しかしながら、こんなことが免許の試験で出題されることはないでしょうから、必ずしも覚えなければならないわけではありませんけどね(^ω^)
自分は大事だと思いますが、多分知らない&気にしない方のほうが多いでしょうから(´・ω・`)
早速ですが、皆さんは交差点などのカーブをを曲がる時にハンドルを回しますよね?
まさかとは思いますが・・・・・・全くハンドルを回さないで曲がれる方はいないですよね?
世界は狭いようで広いため、ひょっとしたらいらっしゃるのかもしれませんが、ほとんどの方は回していると思います(;^ω^)
ハンドルを回すと摩擦円の矢印が左右に伸びることは前述した通りです。
例えば、同じ舵角で曲がっている最中にアクセルを踏むと外側に膨らみ、アクセルを緩めると再び内側に向かおうとするのはご存知だと思います。
このようなことが起こる理由として、遠心力の作用がタイヤの横のグリップ力に勝っている(横方向の矢印が摩擦円の内側に収まっている)と言ってしまえばそれまでですが、これって裏を返すとグリップ力が慣性力(遠心力)に勝っていれば、または摩擦円の内側に慣性力が収まっていればハンドルを切った分だけ曲がれるということにもなります(厳密には切った分だけ曲がることはありませんが)。
ここで注目していただきたいことはこの時
摩擦円の中にある矢印の向きと長さが変化している
ということです。
これがなぜ乗り心地につながるのかというと、ローリング(横方向の傾き)やピッチング(縦方向の傾き)と呼ばれる乗り物の動きが関係しているからです。
今回はこのローリングを主に取り上げます。
このローリングというのは、直進方向の慣性力の向きを左右へ曲がるために必要な回転運動へ変えて曲がるために必要な動きなんだと思ってください。
付け加えると、ヨーイング(地面に対しての水平方向の回転)だけではタイヤなどを滑らせずに曲がれないので傾ける必要があるというのもあります。
この法則が当てはまるのは車だけでなく、バイクや自転車、さらには電車や飛行機であっても同じです。
バイクや自転車を例にすると、これらは低速だとハンドル操作(ヨーイング)だけで曲がれますが、スピードが上がるとハンドル操作だけでは曲がれなくなりますよね?
そのため、車体を傾ける(ローリング)ことで直線方向の慣性力の向きを変えて曲がるようにしています。
そして、慣性力の大きさに対抗するため、外側のタイヤを押さえつけることで一時的にタイヤの摩擦円を大きくしてグリップ力を高め、横滑りしないようにしています。
なんとなくイメージできたでしょうか?
まぁすんごい簡単に説明すると、乗り物は基本的に傾いて曲がる(遠心力、慣性力に対抗する)ものだと思ってください。
ここでちょっと考えてみてください。
ローリングするということは乗り物が横方向に傾くことです。
一度だけならまだしも、何度も連続して乗り物が大きく傾くと酔いませんか?
番組の企画で四国でお遍路周りをしたり、ヘリに乗ったあの方も酔ってましたし。
この問題を解決するには乗り物を傾けさせなければいいんですが、上に書いたとおりスピードがのった乗り物を曲がれるようにするには傾けさせなければなりません。
だったらスピードを下ろしてヨーイングだけで曲がれば解決できそうですが・・・・・・それだと遅すぎるので、実行するのは現実的ではありませんよね?
ではスピードを出してもローリングをさせないくらい足を硬くすればいいのでしょうか?
それだと今度は曲がるために必要な回転運動が十分に得られず、曲がりにくくなってしまいます。
ならば後輪を滑らせる・・・・・・?
これは路面が悪かったり、ある程度スピードが出ていたりすることが前提となります。
なによりこの場合、横向きになった慣性力が乗り物と乗員に大きな横Gをかけることになります。
それに、いきなりタイヤが滑ると自分や乗員、周りもビックリしちゃうし危ないですからね。
こうなるともはや乗り心地のみならず、生きた心地もあったもんじゃありません。
じゃあどうすればいいんでしょう?
あちらを立てればこちらが立たず・・・・・・ジレンマですねぇ。
ん?「じゃあスタビ換えろよ」とかはナシでお願いしますm(_ _)m
知っていらっしゃる方もいるでしょうが、慣性力、言い換えるならば『荷重(乗り物を傾かせる力、またはバネを縮めてタイヤを潰す力)』は
荷重=重さ×加速度
(※加速度=速度の変化量÷速度の変化に要した時間)
で求めることができます。
加速度と書くと小難しい感じがするかもしれませんが、その単位である“G”といえばまだちょっとは馴染みがあるかと思います。
自分は使ったことはありませんが、G-BowlとかいうアプリのGです。
この加速度(G)は速度の変化量と、そこまでかかった変化の時間(メートル毎秒毎秒、m/s2)で求めることができます。
以上のことを踏まえて解決策を見てみましょう。
貧乏性なのでパーツ交換以外の方法だけです(;´・ω・`)
1. 横方向の走行ラインを広くとる
具体的なところだと
『アウト・イン・アウト』です。
これは知っている方も多いでしょうから説明はいりませんよね?
よくレース的なサムシングの中で出てくることが多いこの言葉ですが、十分に普段の運転でも活用させることができます。
これをやることで、曲率(カーブのきつさ)をなるべく小さく(ゆるやかに)し、ハンドルの切る量を少なく抑えることができます。
すると、なるべく直線に近いライン取りをしながら曲がることで荷重の移動量を少なくできるわけです。
直進方向の慣性力を回転運動へ変える量が少なくなるんですから。
ただしこの方法には一つだけ注意があります。
それは、自分がいる車線から絶対に出ないことです。
理由はなんとなくわかりますよね?
2. スローイン・ファストアウト(“ファースト”じゃないですよ)
こいつは何かというと、
『直線でしっかり減速してから曲がり始めにアクセルをゆっくり踏み始める』ことです。
すぐ上のアウト・イン・アウトとセットで紹介されることが多いかもしれないので見たことがある方もいらっしゃるでしょう。
ローリングの傾き(荷重)は慣性力によって引き起こされるのは前述したとおりです。
ということは、乗り物の重量は変えられないとして、慣性力を少なくするには必要なだけ速度を落としたうえで曲がればローリングを抑えられるのではないでしょうか?
個人的にはこれをしっかりやることでエコドライブにもなりますし、見た感じスマートな運転にもなります。
そして、この方法なら曲がった先の見通しを確認しやすいはずですよ。
しっかり減速してから立ち上がることで車体も安定します。
ただし、これをやるにあたって、急減速・急加速しないように気をつけてくださいね。
乗員だけでなく周りもビックリしちゃいますから(・ω・)
3. ゆっくりとした動作を心がける
ゆっくりと書きましたが、あまりにゆっくりだと周囲から「おっ、大丈夫か大丈夫か」とも思われかねません。
あくまでここで言いたいのは
『操作の角を丸める』ことです。
どういうことかというと、一気にアクセルやブレーキを踏まない、一気にハンドルを回さない。
これだけですが、人によっては難しく感じるかもしれません。
しかし乗り心地を向上させる効果はあると思いますよ。
なぜなら『操作の角を丸める』というのはとどのつまり、上で挙げた慣性力を構成する一要素の加速度を小さくしようということです。
瞬間的、もしくは段階的にでも一気にペダルを踏むと加速度は大きくなるのはわかりますよね?
変化量は同じでも変化にかかる時間が短いんですから。
加速度=変化量÷変化にかかった時間であることから、時間を長くすれば加速度は小さくなることがわかります。
すると、結果として荷重も小さくなりますよね。
ということは、ローリングやピッチングの量も少なくなるので乗員のストレスも減らすことができると思います。
また、ゆっくりした動作をするためには行きたい方向の先の様子をよく見ることが大事です。
行きたい先の様子に気づくまでの時間が多く取れるので、その分の時間をゆっくりとした操作に割くことができます。
これを心がけることで先読み運転の練習にもつながります。
もちろん例外はありますが、先読み運転を上達&応用させていくと、公道であれば燃費はよくなりますし、いち早く危険を察知して回避にも役立てることができます。
サーキットであれば前の車がどんな状態にあるか、何をしようとしているのか、はたまたスピンするのかなどの情報を予知することができますよ(ФωФ)フフフ・・・
とはいえ、先読みにも限界があります。
渋滞の後ろから突っ込んでこられたら避けようがありません(;´・ω・`)
話を戻すついでにもう一つコツをご紹介します。
ハンドルを切る時はハンドル操作と同じくらいの動きの速さでブレーキを抜いてみましょう。
具体的にはブレーキやアクセルの操作量が100の時はハンドルの操作量が0で、ハンドルを切り始めるにしたがってブレーキやアクセルを抜くイメージです。
両方の動きの合計が100になるように途切れなくスムーズに操作するのが理想的です。
こうすることで摩擦円の中で小さな丸を書くような感じになり、まさしく乗り心地重視の『角が取れた操作』になります。
ある程度まではですが、スピードが出ていても乗員にあまりストレスを与えずに運転できると思います(^ω^)
それと、このコツは蓋のない紙コップのコーヒーなどをホルダーに置いてドライブする時にも役立ちます。
上手くやれば大きな段差や穴ぼこなどがない限り、某マンガのようにコップの水をこぼさずにその辺や山道などを走らせることもできます。
もちろん荷重の移動を少なくさせなければいけないので、コーナリング速度はいつもよりゆっくりにならざるを得ませんけどね。
加減速は・・・・・・基本的にはアクセルやブレーキの踏み方次第でしょう(^_^;)
最後になりますが、2つ注意点があります。
1つは前述した摩擦円に関係している注意点です。
ゆっくりとした動作で操作すると荷重や荷重の移動量が少なくなることから乗り心地はよくなると思います。
しかし、曲がっている最中は外側のタイヤに荷重が集中しているので、曲がっている最中でブレーキを踏まなければなくなった場合、止まるためのグリップを十分に引き出すことができなくなるケースがあります。
曲がっている時は内側のタイヤの摩擦円が一時的に小さくなっているため、直線で普段どおりブレーキを踏んだ時よりもタイヤがロックしやすくなっていいます。
なぜなら、外側のタイヤは荷重がかかって摩擦円が一時的に大きくなっていますが、タイヤのグリップ力には限界があるためです。
極端ですが、右に曲がっている最中に急ブレーキを踏むと左フロントのタイヤにその乗り物の重量(荷重)ほぼすべてがかかることになります。
この場合、普通車だったら1トン以上の重量が一気に1つのタイヤにかかるわけですので、速度が出ているとタイヤが滑る危険性が高まります。
そして、ロックしてしまったらハンドルを切ってもグリップが回復する(速度が落ちる)まで外側へ向けて乗り物はまっすぐ進んでいきます。
なぜなら市販車のブレーキや荷重の最大移動量は・・・・・・って、これは前に書いた&長くなるので省略しますね。
とりあえず、曲がっている最中はローリングやピッチングによる傾きで一部のタイヤの摩擦円が小さくなった分だけ他のタイヤに荷重が多くかかるため、速度や減速のタイミングには十分に気をつけましょうということです(・ω・)
そして2つめ。
乗り心地とは関係ありませんが、ここで挙げた方法はレース的なサムシングと共通しているところが多々あります。
なぜ共通しているかというと、
『発生した、させたエネルギーをなるべく無駄にせず利用し、使い切る』ことが根底にあるためです。
エコドライブとタイムの追求といった用途の違いや多少の差異こそあれ、そこにはお互いに繋がる要素が多くあります。
ですが、サーキットと公道は目的が違います。
マシンにはじまり、路面の条件やエスケープゾーンの有無、それこそ走り方なんてのは根本から違います。
速度域の違いを比較として挙げる方もよくいらっしゃいますが、自車の車線内に収めたうえでのライン取りと、対向車も障害物もなく、見通しがよく道路幅を目一杯使えるサーキットなどにおけるタイム重視のライン取りをもって速度域を比べる・・・・・・
乗り心地のために一気にアクセルを踏み込まないようにする公道と、直線などで一気にアクセル全開で走り回るサーキットで速度域を比べる・・・・・・
乗員へ不快な思いをさせないようになるべく横のGを発生させなくする公道の運転と、タイヤをグリップさせてタイムを縮める目的で横Gを破綻ギリギリまでかけるサーキットなどの運転の速度域を比べる・・・・・・
これ以外にもまだまだありますが、これでは色々と比べるための前提条件が違いすぎて比べることすら困難なように感じます。
ちょっと考えればわかる、目的すら違うこんな簡単な違いを考えられずにサーキットを特別視して
「サーキットは公道より速度域が高いから難しいんだ!だからそこらの一般人や走り屋(笑)ごときの腕前と一緒にすんじゃねぇ!」
とか言ってる、頭のどこかで思ってる人間は何か公道での運転そのものを勘違いしてるんじゃないかとすら思ってしまいます。
実際、サーキットに行ってる、行ったことがあるってだけでこう言ってくる、または言わずとも態度に出してくる奴がたまにいます。
でも、前提条件があまりにも違う(速く走らせるためにある程度安全確保を犠牲にできる環境 VS 目視で見えない箇所が多いためサーキット以上に安全を確保する必要がある環境)ものを最初から比べる意味があるんでしょうか?
サーキットでは『タイムを縮める=腕前が上がる=公道でも安全』なのかもしれませんが、公道だと『タイムを縮める=危険性までの距離と到達時間を縮める』と意味合いが変わります。
公道ではその危険性を回避、またはカバーする手段や目的としてウデや周囲との協調があるにすぎません。
そして、乗り心地以外でウデがどうしても必要になる場面は基本的に危険回避などの場面なので、こんなのは普段使わないに越したことはありませんよね?
長々と書きましたが、言いたいことをまとめると、「カートとバスの走る場所、目的、用途うんぬんを何で比べる必要があるの?」ということです('A`)
口うるさく今まで何度も書いていますが、公道では安全が第一です。
安全といっても自分だけでなく、見ず知らずの相手や対向車、歩行者も含めた周囲の安全も含めてです。
(乗り物だけでなく歩行者なども含めてですが)自分だけが安全であればいいわけではありません。
これができてないうちは公道における本当の意味での安全は得られないでしょう。
サーキットも安全が第一でしょうが、乗り物や自分のマージンを対向車などを気にせずタイムのためにギリギリまで削ることができるため、公道とはマージンを確保する意味合いが違います。
だからこそ走り方がサーキットと公道では根本的なレベルで異なってくるのはわかりますね?
いくら走り方が似ているからといってサーキットそのまんまの走り方(全ての道路幅を使ったアウト・イン・アウトなど)を公道でやっちゃいけませんよ。
なぜなら、ガードレールや中央分離帯などの縁石はあるでしょうが、タイヤや自分のウデの限界ギリギリの走りを公道でやってしまうと、特に見えない先(ブラインドコーナーなど)に何かあってもエスケープゾーンがないので逃げるのは難しいためです。
ウデや運がよければ最低でも自爆に持ち込めるかもしれませんが、最悪の場合対向車や障害物とのオフセット衝突、もしくは側面衝突、あるいはスモールオーバーラップ衝突などの被害は避けられないでしょう。
また、避けようとセンターラインを割ることで対向車などにも危険な思い、または損害を与えてしまうことがあります。
もしくは、止まれずに黒塗りの高級車にぶつかって「やべぇよ・・・やべぇよ・・・」な体験をする可能性もあるかもしれません。
このくらい自分のウデやタイヤの限界域で公道を走らせるというのは危険を通り越して無謀とも言える行為だと覚えておいてください。
少なくとも特定の場所を含めた公道では自分で決めたマージン(余力)や危険回避のためのグリップ力を残して限界まで攻めることはせずに運転を楽しみましょうね。
事故ってしまうと運転が楽しいとかそういうレベルの話じゃなくなっちゃうんで。
誰かとお出かけ中だったらなおさら悲惨な空気や事態になると思います(;^ω^)
いかがでしたか?
自分は今更ながらもこれでシバかれていたので、今は多少マシになったと思います。
本当はもう少しコツやウンチクなどがありますが、キリがないので今回はこの辺で終わりです。
免許を取りたての方や、今運転されていらっしゃる方は一度騙されたと思ってやってみませんか?
その効果や弊害は保証しかねますが、毎日の運転で何かが変わるかもしれませんよ。
とはいえ、初心者のうちは運転そのものに慣れるのが肝心です。
初心者でやってみたい方は、ここで書いたことは運転に慣れてから一つずつゆっくり丁寧かつ確実にやっていきましょう。
これらを一つずつゆっくり丁寧かつ確実にやることは、運転の初心者だけでなく、特定の場所やサーキットを走るうえでもレベルアップに欠かせないものです。
でも、焦って一気に全てをやろうとすると変なイメージ記憶を定着させてしまうことがあるのでお気をつけください(・ω・)
それではまた(=ω=)ノシ