2018年09月11日
5年目の車検で専門整備工場を利用したので、ディーラーと専門整備工場の違いを書き留めておきます。
ディーラーの特徴は予防整備と純正部品に尽きます。
ディーラーが決して悪ではなく、1年ごとの点検の周期で、その間に消耗限度を迎えそうな物は交換を勧められます。この為、整備の見積もりは交換部品が増えますが、全部が必須という訳ではありません。交換の有無はオーナーが選択できるので、この辺り一般的に誤解があるかもしれません。
また、交換部品もディーラーは純正部品しか扱えません。これは、ベンツ本国との関係もあるでしょうが、保証の観点から考えても国産車ディーラーと違いはありません。
部品の値段もむやみに高いわけではなく、プラグやオイル、タイヤなど、他車も使っている部品は同じような値段です。ただし、購入品に関しては、だいたいその部品のハイグレードタイプが使われていますので、自ずと安くはありません。
最後に技術料ですが、実はそれほどでもないのです。私もディーラーの見積もりを見て感じたのですが、ちょっと割高かな?という程度です。
なので車検費用を安く上げるためには、オーナーの工夫とリスクに対する考え方が必要です。
ドイツには車検制度が無いそうです。その為、いろんな部品にセンサーが付いていて消耗度合いを知らせてくれます。もちろん部品毎の寿命も千差万別で、消耗する度合いは使い方にも左右されます。これを日本の車検サイクルに合わせて、車検の時以外は整備しないようにしようとするから必要以上の予防交換が発生してしまうのです。
なので、車検のタイミングとは別に部品交換は発生する。という理解。と言うより、まだ使える部品をむやみに交換しなくてもいいんじゃない? ということ。また、世界中で販売している車は世界中で部品の需要がありますので、互換部品が存在します。純正部品を作っているメーカーが、消耗品市場に互換部品を提供したりしています。
こういった知識は自分で全てはわかりませんので、互換部品を探して使ってくれる専門の整備工場にお願いするわけです。ベンツやBMWなど、輸入された歴史が長い車やマニアックな車のメーカーはだいたい専門に扱う整備工場がありますので、信頼できる工場を探しておくと安心です。
互換部品は自分で調達できれば純正部品の3割安〜半額。更に自分で交換できれば工賃は0円です。専門の整備工場なら互換部品は3割安。プラス、ディーラーよりは安価な工賃ですね。
普通に走っている国産車は国内専用車種が多いので、互換部品という考えはなかなか一般的とは言えませんが、タイヤとかは互換部品です。値段や性能で色々付け替える場合もあるのでそれと同じ考え方です。
新車で購入して5年が経過したCクラスについて、私がこれまでに交換した消耗品・部品は
Fタイヤ 3.5万キロ
Rタイヤ 2.5万キロ毎
Fブレーキパッド 3万キロ
Rブレーキパッド 4万キロ
※Fホイール回転センサー 4.5万キロ時
以下は1年毎
エンジンオイル
ブレーキオイル
エアクリーナー
エアコンフィルター
※タイヤはネットで買っていますが、ディーラーだと工賃込みで4本で20万(純正コンチネンタルCSC5)、ネットでは4本で9万(ポテンザS001)程度です。
で、今後予定がわかっているのは
Fブレーキパッドとローター 6〜7万キロ時
バッテリー メインとサブ 7年時
ATフルード 10万キロ時
交換部品は消耗品がほとんどで、修理は今のところFホイールの回転センサーだけ。
今後はまだわかりませんが、消耗品は3、5、7万キロ位で発生します。
※中古車を購入する場合の目安もこんな感じです。ディーラー取り扱い認定中古車が3万キロ未満が多いのもこの為です。
この辺り分かっていれば心の準備もできるでしょう。
大きな故障なく、長く乗り続けられればと思っています。
Posted at 2018/09/11 05:53:39 |
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