
シリコーンオイルをワックスやコーティング剤の代わりに車のボディに塗るってやつ。
YouTubeで見つけたのでちょっとやってみようかと準備してみました。
(タイトル写真はAmazonから)
まず前提として、シリコンとシリコーンは別の物です。主原料は同じケイ素(Si)ですが、自然界には二酸化ケイ素としてシリコンが存在します。対してシリコーンとはケイ素を主体に人工的に作られた合成樹脂で自然界には存在しないものです。
シリコーンオイルは一般に無色透明の液体で、耐熱性、耐寒性、耐水性に優れていて化学的に極めて不活性な特性で、金属をはじめ多くの材料に対して腐食等の悪影響を与えることがほとんどありません。室温なら10%以下のアルカリ水溶液や、30%以下の酸水溶液にもほとんど影響を受けない(=酸性雨とかにも耐える)という特性があります。 ※信越化学のホームページを参考
なので、添加剤の性質に影響される部分は不明としても、シリコーンオイル自身が塗装面やゴムなどに悪い影響を与えることは無いようです。
今回利用しようとしているのは「信越化学工業製 シリコーンオイル KF96-1-50」 Amazonで@ 2,857円 /1kg缶入り。(※型番らしき数値の末尾の“50”は粘度を表し、数字が大きくなると粘度が高い=固くなる)
こちらは信越化学工業製シリコーンオイルの中で最も代表的な製品で、ジメチルシリコーンオイルという商品です。このシリーズでは化粧品用もラインナップされています。
※女性用のヘアカラーとかに含まれているシリコーンはこういったものだと思います。
メーカーが公開している性能試験結果には以下の記載があります。
・引火点が高い ・凝固点が低い ・表面張力が小さい ・独特の潤滑性を持っている ・科学的安定性に優れている ・腐食性がない ・他の物質に溶解しにくい ・はっすい性がある ・光沢が良い ・生理的に不活性である
ジメチルシリコーンオイルとして製品化された状態で上記を謳っているわけですから、この製品は塗装面への化学変化による影響や人体へ毒性等は心配なさそうです。
さらに、自然発火点は450℃。連続燃焼に必要な熱の供給がない限り燃焼は継続しない。となっています。
スプレータイプのシリコーン潤滑剤を塗布するという人もいるみたいですが、潤滑剤に加工されたものは色々添加剤も入っていそうなので、私は純粋なシリコーンオイルを使うことにしました。
ワックスの代わりに使用した方々の感想から、うすーく伸ばして塗って、必要ならば乾拭きでもしてやると、仕上がり状態(撥水性、光沢感)は十分満足できるものになるとのこと。
一度塗った後に雨にあたると良いとか言っている方もいました。シリコーンオイルの付け過ぎは斑になるということなので、1kgもあれば相当回数使えると思います。
※念のため:シリコーンオイルを落とすには、脱脂剤(シリコンオフ)とか家庭用食器洗い洗剤とかを利用すると良いようです。
準備として近所の100円ショップでいろいろ揃えてみました。
手につくとなかなか取れない(つるつるして困る)らしいので:使い捨ての手袋、1kg缶から小分けにして使えるように(缶をボディに落としたら大変):柔らかい調味料入れ、細かいところも塗れるように:刷毛(お菓子作り用)。です。
私はここのところ ゼロウォーター ってやつを使っていたんですが親水性だったので、思ったほど効果を実感できなくてこちらを試してみる気になりました。
あとは密着性(=耐久性)ですが、私の場合概ね1か月に一度の洗車で、普段は屋根無し車庫にカバーを掛けて保管しています。使用頻度は週末のみという状況ですので、効果が1ヶ月程度続いてくれれば上々です。
準備は以上、あとは週末には実施してみます。
2017/12/08 追記
シリコンスプレーについて記載しているサイトがあったので参考に載せておきます。
DIYを楽しもう!
http://enjoy-diy.net/silicone-spray-lubricant-02/
Posted at 2017/12/07 06:22:20 |
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