愛車遍歴シリーズ、しばらく間があいてしまいましたが、ようやく現在乗っているクルマに辿り着きました。
206を買ったときはもちろんそれがベストの選択と思って買ったわけですが、元来マイナー志向のヒネクレ者ですから、やはり206では物足りなくなってきました。
ちょうどそんなときに子供が生まれるのを口実に、奥さんに乗り換えをプレゼン。
まあ子供が生まれようと、ホントは206でも全然問題無かったんですけどね。
条件としてはMTで、206より室内が広いこと。
候補に上ったのはムルティプラ、セニックRX4、406sports 。
406はわざわざ乗り換えるほど「子育て向き」というわけでもないし、最初から可能性は低かったです。
セニックは普通のセニックでMTがあれば良かったかもしれませんが、RX4という特殊なモデルだったのがマイナスポイント。
実際のところ、はじめからムルティプラの指名買いだったといってもいいでしょう。
ムルは正規導入前から気になっていたものの、その頃はまだ結婚前で自分には縁の無いクルマ、と思ってました。
しかし子供が生まれるとなれば、「今こそムルを買う時!」ってなもんです(笑)。
後席に奥さんと子供、前席でパパは運転手、というのも嫌だったので前席3人掛けも魅力的でした。
それにどのインプレを読んでも褒めてない記事はほぼ無かったですし。
こういう人の評価や、権威的なものに弱いんです。
そのくせ人気がありすぎるとダメ、「知る人ぞ知る」的なのがいいとワガママばかり言っております(^^;;
こうしてムルティプラにぞっこん惚れ込み、これしかない!という思いで購入を決意しました。
つぎは新車か中古か、前期か後期かというのが問題。
そのころ前期型の中古の価格が高騰、後期の新古よりも高い場合が多い、という状況でした。
ムルといえば前期型の奇抜な見た目のイメージが強いですが、もともとそれに惹かれて買おうと思ったわけではないので、迷わず後期を選択。
常々「地味な実用車好き」「マイナー車好き」を自称してますから、むしろ後期型のほうがピッタリともいえます。
そんなこんなで、登録後5ヶ月、走行300kmのディーラーのデモカーを購入、子供の生後ちょうど4ヶ月で納車となったのでした。
それまで比較的小さいクルマを乗り継いできたので、ムルの横幅は少々不安だったんですが、実際に乗ってみるとまったくの無問題。
高いアイポイント、大きな窓、見切りの良いボディ、短い全長でとにかく運転しやすい。
ステアリングのすぐ横にあるシフトレバーは操作しやすくフィールも良い。
エンジンはトルクフルで扱いやすく、速くはないものの必要十分で、回してやればそれなりに気持ち良く回ってくれます。
こんな図体をしていながらフィアットの小型車らしいキビキビ感と運転の楽しさがしっかりとあって、それでいて乗り心地も良い。
アップライトに座るポジションもしっくりきて、右ハンドル化による弊害は無いといっていいでしょう。
ん~、なんかベタ褒めすぎて気持ち悪いですね(笑)。
でも事実なので仕方ありません。
子供も今年小学校2年生、物心ついたころには当然すでにムルがあり、ムルのセンターシートに乗って育ったわけです。
我が家ではムルは子供の成長とともにあったわけで、そう考えると感慨深いものがありますね。
これからも末長く、と言いたいところですが、ボクの心はそうでもないのは以前にも書いた通り。
といっても具体的な乗り換えの予定はないので、否応なく末長く乗ることになるかも。
どうなることやら。
愛車遍歴、今回はプジョー206style について。
インプレッサに乗ってる間に結婚もし、少し落ち着いた車に乗ろう、というか輸入車に戻りたいという思いが強くなりました。
嫁のお父さん(コワモテ刑事)に「アレ違法改造だろ?」とスゴまれたりもしましたし・・・ (^_^;)
いえ、決して違法なことなんてしてないんですが。
まだ完全にX1/9のトラウマが消えたわけではなかったんで新車にしぼり、予算の都合上Bセグ以下ということに。
候補に上ったのはパンダ2、プント2、ルーテシア2、206。
素のグレードにMTの設定が206にしかなかった、というだけで206に決めたようなもんです。
実質的に選択の余地はなかった、と。
すぐ後にカングーにMTが追加になるんですけどね。
このときにもしカングーを買ってたらどうなってただろう、とは考えます。
このブログを読んでくださってる人のなかには、うすうす勘付いてる方もいらっしゃると思いますが、ボクはマイナー車好きの変人(笑)なので、206には正直かなり抵抗がありました。
まあ、お金もない、経験もない、故障もコワいというヘタレのくせにマイナー輸入車じゃなきゃ、というのもムシがいい話なんですが(汗)。
で、実際に乗ってみた206。
ドラポジが酷いとはよく言われますが、それはたしかに。
インプレッサはフルバケ&ディープコーンのステアリングでバッチリポジション決めてたんで、慣れるまで大変でした。
クラッチを踏んだとき、つま先がステアリングシャフトにあたるのにはビックリ。
遅いのは覚悟してたし、MTで引っ張ってやればいいだけの話なんで、これは無問題。
そして最重要ポイントの乗り味。
フランス車らしくない、プジョーらしくないと言われますが、それはまあ、そうなんでしょうね~。
でも軽快によく走ってくれて、けっして悪くはないと思います。
この軽快さというのは、ある意味プジョーらしいと言えなくもないんじゃないですかね。
昔ながらのプジョーの猫足とは違うんでしょうけど。
それになんといっても、身の丈に合った必要十分な性能、サイズ。
気楽にどこにでも行ける気がします。
クルマなんてホント、このくらいで十分なんですよね。
エクステリアはもちろん、インテリアも悪くないです。
(画像は借り物なのでATです)
シートもやはり昔のフランス車らしいふんわりしたものではないんですが、クッションはたっぷりとしていて、十分納得のいくものです。
表皮もカジュアルなざっくりとした生地で、キャラクターに合ってる。
本当は明るい内装色が好きなんですが、これはこれでオシャレだと思います。
赤黒のツートーンは205GTIを彷彿とさせますし。
とは言ってもやはり206では物足りず、子どもが生まれたのを口実に、ムルティプラ購入を画策することになるわけですが・・・。
今思うと、あまりオタクっぽいこと言わず、これくらいのクルマをシレ~、と乗りこなすのも悪くないです。
イタフラ車は素のグレードをMTで、とは言い古されたことですが、それをさらにマニアックでもない車種で、さほど車には興味がない体で実用の道具として使い倒す。
206より後のクルマでいうと、ルーテシア3の1.6MTとか、208アリュールあたりですかね。
いやいっそのこと、アクセラの1.5MTなんてのもアリかも。
でもボクも修行が足りてないので、それで満足できるかといえば、まだまだなんですよね~。
いつかそういう境地に達することはできるんでしょうか・・・。
![]() |
プジョー 406 セダン 前から欲しかった406Sport、走行2万kmの極上車を発見し購入しました。 端正なセ ... |
![]() |
ルノー ルーテシア 95年式、ルーテシア1のフェイズ2です。 嫁車という名目で購入。 なので自分にとって初め ... |
![]() |
フィアット ムルティプラ 子供が生まれたのを機に、以前から気になっていたムルティプラに乗り換え。 運転して楽しい最 ... |
![]() |
プジョー 206 (ハッチバック) 再び輸入車に乗りたくなり購入。 ひねくれ者なので日本でも大ヒットした206には抵抗があっ ... |