2024年02月18日
愛すべきホンダ、初期型ヴェゼルについて語らせてくれ!
先日、11年乗り続けている、ホンダヴェゼルハイブリッドの点火プラグとイグニッションコイルを交換した。
モデルチェンジした現行型ヴェゼルは、評論家の間でもとても評価が高く、売れているようだ。
初期型ヴェゼルについては、発売当初、DCTに関するリコールやら、ギクシャクやらネガティブな評価が多く、有名な「間違いだらけの…」では散々な言われようだった。
長くこの車と付き合って今言えることは、「いい車だなぁ」である。これまで乗り換えてきた車は、4台と少ないかもしれないが新車で購入して長く乗るというスタイルなので、10年スパンで乗り換えた時の感動は、頻繁に乗り換えたり、夥しい数の車を試乗して評価する評論家の皆様には、分からないかもしれない。
個人的な考えなのでご容赦頂きたいが、初期型ヴェゼルは、当時としては破格の値段で購入できる高性能な車だったと思う。
クロスオーバーSUVという言葉は、今は使わないのかもしれないが、当時街乗り主体のコンパクトなSUVといえば、日産のJUKEや同じく日産のデュアリスが記憶に残っている。JUKEにおいては、女性からの支持が多かったようでかなりの人気車種だったようだ。設定がFFのみだったように記憶している。
初期型ヴェゼルは、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトの恩恵もありボディサイズの割に他社の同クラス車に比べて広い居住空間が確保されていた。装備についても、電子パーキングブレーキ、リアクティブフォースペダル、シティーアクティブブレーキ、クルーズコントロール、シートヒーター等私としては驚きの充実装備だった。オプションがナビぐらいしかないのだ。いい時代になったと感心したものだ。
また発売当時、同様のスタイルの車でハイブリッドで4WDの設定があったのは、ヴェゼルだけだった。フィットベースのSUVという触れ込みではあったが、全く別物と言っても過言ではない。これだけの装備でハイブリッドの4WDが車両価格250万円程度など、10年振りの新車購入の私にとっては、感動以外の何者でもなかった。
走りに関しては、物凄い加速をするわけではないが、充分な動力性能があり、何より驚いたのは、その旋回能力だった。比較的背の高いSUVタイプのボディーでありながら、とにかく曲がるのである。私は、以前ノーマルのR33型スカイラインに乗っていたことがあるが、それと比較しても遜色のないコーナリングをするのだ。ボディー剛性が高くロールが少なく吸い付くように曲がる。この点については、過去あまり語られていない。大袈裟な表現だと思うが、私にとってこの車は、スポーツカーだ。それぐらい曲がる車なのだ。
日常の足であり、ファミリーカーであり、そしてスポーツカーでもある。おまけに標準装備が、ほぼ全部載せという私にとっては、今までにない「名車」なのである。
ブログ一覧 |
初期型ヴェゼル | その他
Posted at
2024/02/18 11:22:04
タグ