便利なキーレスエントリー作ってみた
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
サンバーTVトランスポーターを購入後、
車体に集中ドアロックボタンが付いているものの、リモコンキーががなく、ドアの開錠・施錠はもっぱら板キーのみ。
いろいろ調べてみると、ディアスのリモコンキーが使えるようだ。
ディアスリモコンキーと板キーを2本持ち歩くのも不便だし、できれば1本で使えるようにしたい。
そんな思いからメーカー純正を購入しようと思ったが、1本16,000円と結構お高い…
ならば自分で作ってみようと思い一体化作戦開始!
まずは、某オクでリモコンキーを購入。(写真中央)
移植する板キーはホームセンターでオリジナルキーからコピーを作り、これをリモコンキーに組み込んで一体化する。
念のため紛失時の予備キーとしてSUBARU純正ブランクキーをディーラーで注文して溝を切ってもらった。
2
手順は、リモコンキーの不要な鍵(シリンダー挿入部)のところを摘出。
ホットカッターで切り取る。
3
摘出した鍵部分はこんな形。
ホットカッターで切り取った破片は保管しておく。
4
コピーキーに型取り。
頭を切断するにあたり、リモコンキーから摘出した鍵部分とコピーキーを加工時に動かないように両面テープと養生テープで接着。
5
万力に固定してリューターを使用して上に重ねた鍵の形通りにカットする。
6
素材は真鍮なので、それほど硬くない。
7
大まかに切り取ったら細かい部分は金属ヤスリで手作業で削って形を合わせる。
8
リモコンケースと鍵を固定するネジ穴を開ける。
ポンチで位置決め。
9
M2ネジなので、1.5mmドリル刃で下穴開け。ここでもリューターが活躍
10
M2タップでネジ切り。
11
真っ直ぐにネジ山を切るよう慎重にタップで切る
12
鍵部分の整形ができたらリモコン部分に仮組み。
問題なくネジ留めできるか確認
13
接着剤で鍵部分と切り取った破片を元通りにリモコンケース部に接着。
14
フタを閉めてネジ留めしたら完成!
これで全てのドアの開錠・施錠、エンジン始動をカギ1本でできる^_^
これがあれば、社外キーレスエントリーも必要なし!
車体側の集中ドアロックとリモコンキーのペアリング方法は以下の通り。
①:運転席に座り全てのドアを閉める。
②:キーをイグニッションキーシリンダー(エンジンかける時に刺す所)に「刺す→抜く」の操作を3回する。
③:集中ドアロックスイッチで「ロック→アンロック」を2回する。
④:③の操作後10秒以内に運転席ドアを1回開閉する。
⑤:集中ドアロックのスイッチをアンロック側に押したまま登録したいキーレスのリモコンボタンを2回押す
(ロックでもアンロックのどちらでもOK)
⑥:ドアロックがロック→アンロックと作動すれば登録が無事にできた合図。
⑦:キーを2つ以上登録する場合は⑤の操作時1つ目のリモコンボタンを2回押した後、2つ目のリモコンボタンを2回押す。
リモコンは3個まで登録可能。
ただし追加で登録する場合、すでに登録されているリモコンはクリアされてしまうので同時に登録する。
リモコンと板キーの一体化はそんなに難しくありません。
実際に作った人がいなかったようなので作成工程を詳しく記載してみました。
とても便利なので、みなさんもぜひ作ってみてください。
あくまでも自己責任でね。
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