
デジタルエンタテインメント関連市場調査会社「メディアクリエイト」は、家庭用ゲーム機週間販売台数の最新データを公開!ソニーの次世代ゲーム機「PLAYSTATION 3」が、廉価版である新型PS3の投入によって人気が爆発!PS3 55,924台、Wii 34,546台という結果となり、コンソール機でWiiを抜き去り、堂々の1位に輝いた事が明らかになりました。
新型PS3は、11月11日(日)に発売開始!メディアクリエイトの週間ハードセルスルーランキング集計期間は、2007年11月5日~11月11日までとなっているのですが、PS3はたった1日の新型売り上げを上乗せしただけでWiiを撃破してしまうという快挙を成し遂げたんです。もちろん、Wiiの発売以降、初めてPS3がコンソール機の中でトップに躍り出た事になります。
廉価版である新型PLAYSTATION 3投入効果は、我々の想像をはるかに超えるものだったようです!!
PS2互換機能を省略してしまったものの、結果、初代PSやPS2の初期価格よりも安い、税込み39,980円というとんでもない破格値で販売する事に成功したPS3。新カラー、セラミックホワイトの人気も非常に高く、PS3販売浮上のカンフル剤として発売前からおおいに期待されていました。
ただ、発売前では発売1周年である11月11日(日)という日にこだわったあまり、ハードセルランキングの集計には不利な日数となってしまうため、最初の1週目はWiiに勝てないのではないか?と言われていたんです。
そりゃ、そうでしょう?Wiiは、1週間フルに販売台数を計上できるのに対し、PS3の新型効果による販売上乗せはたった1日分でしかないのですから・・・。
ところが、蓋を開けてみるとWiiに対し2万台もの差をつける大勝!Xbox360で比べると、Xbox360が見るも無残に10倍近い大差をつけての圧勝!!となってしまいました。
まさか、ここまで人気が爆発するとは誰も想像しなかったでしょうね。自分の地元である豊橋市のGEO(ゲオ)でも、新型PS3 40GBはブラックが在庫ありだったものの、ホワイトは品切れ。Xbox360版「真・三國無双5」は在庫が贅沢にあるものの、PS3版は見事に完売していましたよ♪
今回のこの大勝の原因は何だったのか?やはり、まずは人気を牽引したソフトでしょう。
この日は、SCEから「ラチェット&クランクFUTURE」が。コーエーからは「真・三國無双5」という2つの大作ゲームの発売日♪ 新型PS3発売に合わせて両者が協力し、強力な新型PS3用ローンチタイトルを用意してきたんです。この狙いはズバリ的中!「真・三國無双5」のXbox360版はソフトが余りまくり、PS3版は完売という圧倒的な人気を獲得!結果、Xbox360版は21,837枚しか売れなかったのに対し、PS3版は188,456枚を売り上げるというPS3版の圧勝に結びつきました。
しかも今週の集計は初日のみの数字なのですが、PS3ソフト歴代1位だった『ガンダム無双』の記録(初週:17.0万本)を超えて、初週の数字ではPS3タイトルの中で1位となっているそう。つまり、既存ユーザーと新規ユーザーどちらも待っていた、まさにPSユーザー待望の新作タイトルだったという事がこのデータから見てもよく分かります。
そして、何といっても価格。今まで20GBは49,980円。60GBでは59,980円と、ゲーム機としてはあまりにも高価な価格のため、なかなか一般の人には手が出しにくかった価格ですが、HDDを40GBに増量したのにも関わらず、PS2互換機能を省略した事によって39,980円と4万円を切った激安価格を好感。PSやPS2の初期価格よりも安くなったこの価格が支持された事も大きいでしょうね。
また、その一方で新型発売に合わせて60GB版が売れ始めるという珍現象も。もちろん、新価格54,980円と5,000円値下げされたのが一番大きいと思いますが、やはりユーザーの本音としては、機能は60GB版のものを。でも価格は39,800円以下で・・・というよくばり価格を期待している人がほとんどだと思います。
しかしユーザーは、新型PS3がPS2互換を削ってやっと値下げがされているという今の状況を見て60GB版の価値を見直し、「今が買い!」という判断を下しているようなんです。大容量HDD、PS2互換機能、無線LAN、マルチメモリーカードスロットと、何でも入りなのと、すでに現行モデルは生産は終了しており、いつ市場から消えるか分からないという不安から買い急いでいる人もいるようなんです。(実際には在庫が無くなったら再生産をする予定もあるようですが)
さまざまな要因が重なって、一気に息を吹き返したPS3。しかし、ライバル機Wiiの元気の無さも今回のPS3大躍進の鍵となったようです。
「ニンテンドーDS」が売れまくり業績は急拡大。
だが、国内でWiiの売れ行きに減速感が出てきた。(『週刊東洋経済』11月10日号より)
http://www.toyokeizai.net/online/tk/headline/detail.php?kiji_no=245&page=
>コントローラーを片手で動かすだけで遊べるWiiは、年齢を問わず誰でも気軽に遊べる。それだけに「操作が単調すぎて、どのソフトもすぐに飽きる」(20代女性)との声も少なくない。『週刊ファミ通』を発行するエンターブレインが直近に行った調査では「最近はあまりWiiで遊んでいない」と回答したWii所有者が7割弱もいた。
これは、学校や会社でも話題になるよく聞く話ですよね?確かに、小さなお子様向けやパーティー素材としてはバツグンの面白さを提供してくれるWiiですが、普通のゲームがしたい人にはやはり物足らないようで、「PS3を買えばよかった」と後悔する人が後を絶たないようです。
これら不満を抱える層もうまくPS3ユーザーとして取り込めば、今後は順調にPS3が立ち上がりそうな手ごたえが出てきたと言えます。
小型軽量した新型PSPで一気に息を吹き返し、NintendoDSの販売に食らいついているPSPと同様、新型PS3も値下げ効果によって一気に息を吹き返し、今後はWiiの販売数に食らいついていけるのは確実!今後のPS3販売状況にも大いに期待したいですね☆
Posted at 2007/11/17 11:43:50 | |
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