GIVI モノロックケース キーシリンダー交換

GIVIのプッシュダウンタイプのケースは、鍵を抜いた状態でフタを閉めてもロックがかかってしまいます。
つまり状況によっては鍵の閉じ込めが発生してしまいます。
非常に厄介な事案ですが、鍵業者を呼ぶと施錠だけでもかなりの金額になります。
加えてキーシリンダーの交換費用も発生するので今後の勉強も兼ねて自分で修理を行いました。

まずはキーシリンダーの破壊ｗ
鍵がないので工具で90°回転させて解錠させます。
70°くらいまでは簡単に回りますが終盤はコツが必要です。

ボルトを4本外すと肝心の心臓部へアクセスできます。
中央のC型リングを外すとキーシリンダーがフリーになり外れます。
バネなども同時に外れるので注意。

結構ガッチリ固定されています。
今回は手持ち工具のネジザウルスで掴んで外しました。
補修キット内にも含まれていますが、丁寧に外せば再利用も可能です。

シリンダーにある窪みにC型リングが入ることで固定される仕組みになっていました。
細かい部品が一気に出てきます。

ネジやバネ、玉もなくさないようにトレーなどに置いておきます。

GIVIでは紛失やリペア向けに補修パーツが販売されています。
以前の型番が廃盤になっていたのでこちらの型番で購入しました。
ケースとキーシリンダーの適合はGIVIのサイトから確認できます。

組み立てる前に比較してみました。
黒色のカバーは共通、シリンダーの形状や全長もほとんど変わりませんでした。
黒色のカバーに1箇所だけシリンダーがスポっとはまるポイントがあり、そのポイントでないとC型のリングがはまらないようになっています。

逆の手順で組み立てるので、キーシリンダーの溝にC型リングをはめて固定します。
この際に施錠と解錠がきちんと動作しているか確認しましょう。

キーシリンダー周辺を4本のネジで固定して完了となります。

GIVIモノロックケース補修部品リスト。