ドキがムネムネ

大概のことは、なんとかしてきたのだけれど、いやはや.....

長年やってきたここ近年、迷うことはなかったのだけれど、はてさて........

珍しく、狼狽えた.........

そんなお話






出音の基本は低域である
それも、丁寧でいて、重く、深さのある、均等な階段状のシルクのようなそれ

それがあって初めて中域、高域、超高域が付いてくる、はずなのだ

狙わずとも自然に付いてくる

いわばおまけ

高い密度を保ったままに、中域と天にも届かんとする高域が渾然一体となりひとつの音楽を完成させる

まさに自然体

に、なるはずなのだ

これまではそうしてきた







しかしながら、この３日ほどは、そうならない、なにかが、違う

下がないのに、シルク階段ではないのに、満足に足る高密度の中域、舞い上がる高域、降り注ぐ超高域が居るじゃぁないか


おかしい






やたら長い試聴は感覚を馬鹿にするので好んでやらない

自分の車を判断する時も、他所様の車を聴かせて頂く時も、判断は一瞬と決めている


体調のせいかと昼寝をして臨むも、朝がダメなら夜試そうとも、その逆でも、明くる日になろうとも、なにかは違うままなのだ

これだけ状況を変えても尚違っていて、おかしい、のだから、違う、おかしい、という自身の感覚はどうやらぶれてはいない


違う、おかしい、ということが確信できたので、謎解きに取り組もうとする

なるほどいろいろと見えてきた、扱い方が分かってきた

これは間違いなく、作り手を試すのが好きなスピーカー

条件を満たした良いスピーカー


鬼のようなトルク化物
パワーじゃなくトルクで持ってくから違っていて、おかしい、のだろう











名だたる舶来品ではない、国産の、それも、カネ儲けという言葉を知らない、音楽が好きで、出てくるものが全てという合言葉を知っている人が作った素敵な品物





foster
ロクハン


SANYO　OTTO
ロクハン
御苦労様





久っしぶりにドキがムネムネ