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2018年12月01日

メルセデスベンツ W210 (S210)について思うこと その1

メルセデスベンツ W210 (S210)について思うこと その1 2018年12月1日

現在乗っている我が愛車2001年式メルセデスベンツW210後期ワゴン (S210) E320アバンギャルドですが、購入してから6年半が経過しました。
チョロチョロと微妙な故障はありましたが、本質的にどうにもならなくなるような機関系の故障はなく、今でも楽しく乗っております。
最近では長野県への定期的な出張が入るようになり、毎回自家用車で出張に出るようになり走行距離は順調に伸びてきています。


本日は私が6年半このW210 (S210)というクルマについて感じたことに関して徒然なく書かせていただきます。
写真はほとんどが過去に使用したものを流用しております。

このW210というクルマですが、皆さんご存知の通り現在の日本においては超不人気車と言えるほどあまり良い評価を受けず、中古車価格についても過去数年ほど底値という価格帯を推移してきました。
中古市場という観点では、過評価とも言えるほどの評価を受けている前モデルW124 (S124)の後を受けて登場したW210は、これまでのトラディショナルな角目のメルセデスを根底からひっくり返す丸目4灯で登場しました。
今までの質実剛健で硬派なイメージのメルセデスベンツファンにとってはショッキングな出来事であったと容易に想像できます。

内装についてはプラスチック部品が多用され、確かに「ちゃち」なイメージがあるのは事実です。
先日のエアコン外気フィルター交換の時に取り外したグローブボックスですが、このユニットは涙が出るほどの「ちゃち」さです。。。

プラスチックのドアがバタっと倒れる感じで、ガタというよりも隙間だらけのプラスチックで出来た構造体という感じですが、まぁどのように極解しても高級感を感じることはありません。
内装のウッドパネルについては、100%木製ではなく木の皮をプラスチックに貼り付けた素材になっておりますが、これについては順当な工程変更であり特に異論を唱えるつもりはありません。
100%木製にすると当然ながら吸湿や温度変化により反りが発生しますが、この反りに樹脂コーティングが追従できないことでクラックが発生すると考えています。
そう考えると、プラスチックの上に木の皮を貼る行程の方がリーズナブルであると考えています。
特にこの木の皮を貼り付ける工程で作られたW210のウッドパネルが安っぽいとは思いません。
ただ光が当たることで色は褪せて行くので、アバンギャルドのようなバーズアイのウッドパネルが使われたクルマにお乗りの方は要注意です。

機構系の解説をするほどの機械の専門ではありませんのでこちらは割愛致します。

ユーザーとして6年半乗った私の意見を記載致します。
私の愛車はS210と呼ばれるステーションワゴンで、アバンギャルドというパッケージで車高が30㎜ぐらいでしょうか低くなっています。
内装は一般グレードのメープルウッドではなく、バーズアイウッドの仕上げになっています。
エンジンは3200㏄のV6エンジンです。
このエンジンは直6エンジンのように気持ちよく吹け上がるエンジンではありませんが、下の回転数での厚いトルクが魅力的です。

BMWのようにエンジンが主張するというかクルマの中心になることはなく、あくまでも黒子に徹するというか目立たないエンジン設定です。

実際に走り出してみると、広いトレッドと長いホイールベースのW210で車高が下がったクルマなので、長距離の高速道路での移動については非常に安定しており苦になりません。
欧州車全般に言えることですが、シートが良く出来ているので運転が楽です。
このW210のシートは旧来のメルセデスベンツの特徴である椰子殻のクッションで出来ています。
私は腰痛持ちですが、W210のシートでの長距離移動では腰が本格的に痛くなることはありません。
とにかく長距離のドライブが苦ではなくなり楽しくなるクルマであると言えます。


故障については、私の整備記録を見て頂いての通りチョロチョロと微妙に故障は起こします。
定番なのはクランク角センサ不良により突然のエンストを起こすこと、V6エンジンの左右のタペットカバーパッキンから五月雨式にオイル滲みが発生する、ストップランプスイッチ不良で警告灯祭りなどです。
私の場合は予防整備が多いので決して私の整備記録全部が故障修理でないことはご承知おきください。。。
一般的に考えて、W210というクルマは自動車としてのメインの機能を司る機構系の部品は信頼性が高く故障し難いと考えます。
但し、壊れる部品は決まっているので、その点はしっかり定期的に整備計画を立てること、そして私は下ネタの意味も込めて「汁モノ」と呼んでいる油脂・液体系についてはキチンと交換することを心掛けることは必要です。



これからもどんどん整備記録は更新して行きますので、どんな箇所が故障してどのくらいの整備費用が掛かるのかなど是非参考にしてみて下さい。

長文乱文失礼いたしました。。。

ではでは。





ブログ一覧 | W210 | 日記
Posted at 2018/12/01 20:44:14

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この記事へのコメント

2018年12月1日 21:04
こんばんは。
おお~、これは読み応えがあるブログですね!
私も210に関しては研究中の身でありまして、こういった記事は勉強になります。
あの丸目四灯のヘッドライトはW114/W115やW123の丸目ヘッドライトをリファインしたものだと言われています。
内装編ではグローブボックスは確かにチャチですね、容量も小さすぎて・・・。まあメルセデスのダッシュボードは乗員が頭ぶつけないように小さく出来ているので仕方ないですが。
ウッドパネルはアルミニウム板にウッドパネルを貼り付けてある構造のはずです。ドアトリムやダッシュボードのウッドパネルはそうなっていました。これはウッドパネルのみだと事故等の際折れて乗員に刺さる恐れがあるため、アルミニウム板に貼り付けることである程度しなるようになっています。実際に202のものですが力を入れて曲げてみたところ、木なのにしなってびっくりしました。
コメントへの返答
2018年12月2日 0:22
こんばんは。
現代文の成績がいつも2だった私ですので、文才がなく取り留めなく長くなってしまいました。。。
W210は素直に良いクルマで大切なパートナーだと思っているのですが、グローブボックスの出来栄えだけは悲しくなります。
ウッドパネルはアルミ+木の皮という組み合わせでしたか。
100%木製よりは間違いなく今の作り方の方が良い作りであると思うのですが、昔からのメルセデスファンの方にはここが叩き所になっているようです。
シートもW210は椰子殻で非常に良い座り心地なのですが、あまり良さが理解されていないようです。
W210も良い個体が少なくなっているようで、街中で出会うことが以前に比べて圧倒的に減ってきたのはさみしい限りです。
一方で、みんカラでは私も含めてW210ネタが盛り上がってきているので、是非皆さんと一緒にこの盛り上がりを続けていければと思っております。
2018年12月1日 21:15
コメント失礼いたします。
ブログの内容、210乗りならではのあるあるで共感させていただきました(笑
現在、2台の210を所有していますが中期と後期で別モノのように変化を感じる車です。
前期は何度か試乗した程度ですが、エンジンのフィール以外は中期に近いです。

後期はより日本車的な感覚に近くなりますが中期までは80s、90sメルセデスの色がまだ濃く出ているように感じます。
ウッドについては当方も同意見でして、こちらの方がクラックの発生率も低いですし、コストダウンされたとはいうもののウッドの断面を見るとかなり手が込んだ仕上げになっていて、事故時に割れて飛び散らないというメルセデスの哲学がしっかりと生きた幾重にも異素材を組み合わせたサンドイッチ構造になっています。

整備手帳で拝見した80kmからの振動ですが、当方の後期430がこれと同じ?かは分かりませんがハブベアリングのガタに近いような振動が60km~80kmの間で発生します。
当初、ディラーにはスペーサをかませた上に引っ張りタイヤで履かせている19inchカールソンのホイールが原因では?と言われたので、スペーサー側もホイールバランスも全て取り直して組みなおしましたが結果変わらず。
当方の後期430はベースがスポーツラインだったので純正状態で18inchのAMGですが、そのAMGに戻しても変わらず。

ディラーでハブベアリングからデフ、ショック、スプリングと見た上でいきつけのお店でアライメントを取り直しても変わらず。
もう諦めました(苦笑

ちなみに中期320は一切ブレが出ないです。
車内のガタピシ音は中期のほうが圧倒的にうるさいです(笑

長文失礼いたしました。

コメントへの返答
2018年12月2日 0:38
こんばんは。
コメントありがとうございました。
W210は古き良き昔からのメルセデスベンツのクルマ作りから、グローバルなコストを意識したクルマ作りに軸を移すその過渡期の真っただ中のモデルです。
実際にはW124の後期から大きく軸は変わっているのですが、モデルそのものがそのコンセプトで作られた第1モデルがW210であるかと考えております。

W210後期型はやはり日本車に近く軸足を移しているので味付けは随分異なると思いますが、その分各部品の信頼性や電線被覆等の懸念点が修正されているので、安心して乗れるという安心感は増えているのかな~とポジティブに考えるようにしています。

「最高の実用車」をキーワードにして維持するようにしているので、基本的には純正のスタイルは崩さないようにしております。
あまり面白味のない整備などが多いかも知れません。。。

60㎞~80㎞の振動ですが、水曜日夜のタイヤ4本のバランス取り直しで随分と解消したのですが、まだ若干違和感があるような気もします。
ただ、宇都宮で水曜日の夜にバランス取り直ししてから500㎞ほど走行して随分と落ち着いた感じもしております。
もしかすると新品のスタッドレスタイヤのトレッドのパターンが振動を際立たせていたのかも知れません。
今後も様子を見ながら対処してゆきたいと思います。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

プロフィール

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何シテル?   06/04 01:23
オンボロベンツ乗りです。2001年式のW210ワゴン(S210)E320アバンギャルドをチョロチョロ触りながら楽しんでいます。超不人気車ですが乗ってみると何とも...
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