
2019年8月18日
こんにちは。
今年の夏は殺人的な暑さでしたね。。。
お盆はずっと休みでしたが、今年は嫁が里帰りして不在だった上にこの暑さで昼間に外に出掛ける意欲も消え失せ半引きこもり生活をしていました。。。
私がこのブログを書くのにも使っているのが、パナソニックのLet's Note CF-S10というパソコンです。

随分と古いパソコンですが、軽量でマルチドライブまで装備しているためこれまで何年もメインマシンとして愛用してきました。
然しながら、来年1月でWindows 7のサポートが終わるため、このCF-S10をWindows 10にアップグレードすることも考えたのですが、最近ではみんカラの記事を書いているだけでファンが全開に回ったり動きの緩慢さが出てきたので、今回のWindows 10への切り替えのタイミングでメインマシンを更新することにしました。
そこで購入したのが以下の写真の同じパナソニックのLet's Note CF-SZ6という機種です。
実は数週間前に同じ外観のCF-SZ5も購入したのですが、外装が結構傷が多くまたその数週間後にCF-SZ6の出物があったのでCF-SZ5が使わない判断をしました。
以下の写真の上にある天板が綺麗なものがCF-SZ6で、下側の天板に傷があるのがCF-SZ5です。
このCF-SZ6ですがなかなか優れた機種で、1㎏ない軽さであるのにマルチドライブがついており、またモバイルモデルなのでNano SIMを挿すことでルーター無しで直接通信することも出来ます。
このCF-SZ5/SZ6という機種ですが、軽量化のため(?)なのかメモリがオンボードで実装されているため、後からメモリの容量を増やすことが出来ません。
ヤフオクを見ていただくとお分かりかと思いますが、4GBのメモリモデルは使い物にならないに近い位ダメな子ですので二束三文の価格で売られています。
Windows 10で快適に使うにはメモリは8GBは必要なスペックですので、メモリ増設が不可能なCF-SZ5/SZ6の4GBだけは購入しないようにお気を付け下さい。
私の購入したモデルはSSDの容量が256GBですので、このままでは容量が全く足りません。
色々な画像やファイルを保存するためにどうせなら1TBは欲しいので、今回1TBのSSDに換装することにしました。
リカバリ用のD2D領域も移設したいので、まず換装前にD2Dリカバリを実施し、その後リカバリディスク作成(1回しか作成できませんが、Windowsの再インストールをするとまた作成出来るようになります)をした後にクローン化を実施し、その後にSSDの換装をするという手順で作業をすることにしました。
私の購入したCF-SZ6はSSDが2.5インチタイプではなくM.2 SATAの2280というSSDです。
外観はメモリのような感じです。
今回換装するために購入したSSDは以下の写真にあるウエスタンデジタル製の1TBモデルです。

このSSDをクローン化するにあたってコンピュータと接続する必要がありますので、今回新たにM.2 SATA用のTranscend製のSSDケースを購入しました。
このような部品の購入をしてSSDクローン化及び換装に着手しました。
早速新しく購入したウエスタンデジタル(WD)製の1TB SSDをSSDケースにセットしました。

そしてUSB3.1でCF-SZ6に接続しました。
パソコンに詳しい方ならご存知だと思いますが、新しいSSDをクローン化のためにパソコンに接続しても、デバイスマネージャーで認識はされているもののドライブとしては認識されていない状態になります。

そこでディスクの管理から

ディスクの初期化をします。

このパソコンはもともとGPT形式でしたのでGPT形式でのフォーマットをします。
そして新しいシンプルボリュームを設定することで、

新たにEドライブとして認識されるようになりました。
そしてEaseUS Todo Backupを使ってクローン化開始です。

そんな作業を終了するとこのようにクローンが出来ました。
そしてLet's Note CF-SZ6にこのクローン化した1TB SSDを換装します。
先日SSD化したDELLのLATITUDEはねじ1本で裏蓋を開けることが出来ましたが、このCF-SZ6はとにかく外さなければならないボルトの数の多いこと。。。

何種類も異なるボルトが使われているので、このままランダムに外してしまうと後で酷い目に遭います。
準備をして作業に取り掛かります。

ACアダプターとバッテリーを取り外して作業を始めます。
最近のLet's NoteをSSD換装をするうえで皆がやや躊躇するのがこの封印です。

この封印を外さないと裏蓋を外すことが出来ず、しかし外してしまうとパナソニックの保証が無くなります。
私のCF-SZ6は既に保証が切れているので躊躇わずに封印を外しました!

写真の通り、シールを剥がすと透かしでVOID(無効)という文字が出ます。
こんなところで心理作戦を使ってくるとは、、、パナソニック、クセモノです。
封印を切って一線を越えたことですし、サッサと作業に入りました。
先ほど申しあげた通り、Let's Noteの裏蓋のボルトは数種類のボルトが使われていてハマりますので、私は以下の写真の通り段ボールを用意して裏蓋ボルトを段ボールに裏蓋を模してボルトをブッ挿す作戦で行きました。

ボルトさえ外してしまえば何ら嵌合している場所もなく、裏蓋はスパッと外れました。
純正で取り付けられていた256GBのSAMSUNG製のM.2 SATA SSDをボルト1本で取り外し、

クローン化したウエスタンデジタル製の1TBのSSDを換装します。

そして裏蓋を閉じれば終了です。

起動を確認して、

ライブアップデートが出来るかを確認したり、

ライセンスの認証が出来ていることも確認しました。

パーティションの拡大をして増設した部分も使えるようにしたら無事に作業完了!!!となるはずでした。。。
実はここからが厄介だったのです。。。
パソコンの動作自体には全く問題がなかったのですが、Windowsの回復の動作とD2Dリカバリが動作しないことがわかりました。
実は思い当たるフシがありました。
クローン化が完成した時のディスクの管理画面は以下の写真の通りですが、

上側の純正装着256GBのSSDでは909MBと15.00GBのパーティションはOEMパーティションになっているのですが、クローン化した1TBのパーティションはこの2つが普通のプライマリパーティションになっています。
これを解消するために実は何度かCF-SZ6の裏蓋を開けてクローン化を再実行したりしたのですが全く解消せず。
EaseUS Todo BackupではなくAcronisでクローン化しようとしたのですが、CF-SZ6は前述のとおりGPT形式で、Acronisの無料版ではGPT形式は扱うことが出来ませんでした。
AOMEIも同様にGPT形式は無料ソフトでは扱うことが出来ませんでした。
ということで、別ソフトでのクローン化やり直しは諦め、何とかプライマリパーティションになってしまっているパーティションをOEMパーティションとして認識させることに集中することにしました。
この段階で深夜1時を過ぎていたので、コンピュータにそれほど詳しいわけではない私はインターネットを使って情報を集めることに徹して明け方4時頃に寝ることにしました。
そして朝になって行動開始です!
まずは裏蓋をまたまた開けて、純正装着のSAMSUNG製256GB SSDをCF-SZ6に設置し、コマンドプロンプトからDISKPARTのコマンドを使って純正SSDのパーティションの詳細を調べることにしました。

909MBのパーティション(パーティション4)の属性が0X8000000000000001となっており、15.00GBのパーティション5も同様に同じ属性でした。
そして再び裏蓋を開けて1TBのSSDをコンピュータに換装し、同じくDISKPARTで観察すると属性が0並びになっていることに気付きました!
ヤッターという感じでした。
そこで、属性を先ほどの0X8000000000000001に書き換えるようにしました。

同様にパーティション5の属性も0並びから0X8000000000000001に置換しました。
これで無事終了かと思ったのですが、残念ながらまだ回復のオプションは使うことが出来ませんでした。

既にOEMパーティションになっていることは確認出来ていました。
コマンドプロンプトからREAGENTCのコマンドを使って回復(WindowsRE)の有効化を試みましたが、回復のイメージが見つからないとのこと。
ということは、回復イメージがどこにあるか捜索しなければなりません。
運よく909MBのパーティションの中に無事にWindowsREのデータ群を発見することが出来ました。
但し、909MBのパーティションにはラベルが無かったため、便宜的にpというラベルを付与しました。
そして、REAGENTCのコマンドで、先ほど発見したpの中のイメージファイルを指定しました。

そして最後にもう一度WindowsREの有効化(enable)を実施して無事に完了しました。
無事に回復の動作もするようになりました。
最後にパーティションのサイズ変更などをEaseUS Partition Masterで実行し作業は完了となりました。
私はCドライブ・Dドライブのようにパーティション分けはしない人なので、写真通りCドライブのサイズ拡大をしました。
そしてCrystal Disk Markを使ってSSDの速度測定を実施し、無事に速度が出ていることを確認して全工程終了となりました。
パナソニックのLet’s Noteは耐久性もあって軽量なパソコンなので皆さんも活用することが出てくるかもしれません。
もしクローン化・SSD換装でどうようなケースが発生した際には是非この記事を活用して頂きクローン化・SSD化を無事に完了させてください。
来年の1月にWindows 7のサポートが終わることからパソコン市場も動いてくると思いますので、恐らく価格も少しアップするのではないかと思います。
早めにWindows 10のパソコンの準備を開始することを強くお勧めいたします。
今後はこのCF-SZ6にメルセデスベンツの電子パーツリスト(EPC)や電子整備マニュアル(WIS)を導入したりと、置き換えの準備を進めて行きますので整備手帳などを確認してみてください。
こんな感じでパソコンいじりと昼寝でお盆休みは終わってしまいました。。。
明日から頑張りましょう!!!
ではでは。