脱原発:金曜デモ呼びかけ関係者と菅前首相らが意見交換
毎日新聞 2012年07月31日 21時05分(最終更新 07月31日 21時09分)
菅直人前首相ら脱原発を目指す国会議員は31日、首相官邸前で毎週金曜日に行われている原発再稼働への抗議行動を呼びかけた市民ネットワーク「首都圏反原発連合」の関係者らと国会内で意見交換した。菅氏は30日に野田佳彦首相と電話で話したことを明らかにし「野田首相は
『会って話を聞くことはやぶさかではない』と言ってくれた」と述べた。
反原発連合は関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の稼働停止と、今後の再稼働をしないよう首相に申し入れたい意向で、国会議員に協力を求めた。
菅氏は「野田首相の中でも、やはり会うべきだというところまで踏み込んでいる印象は受けた。実現する可能性は十分あると思う」と説明した。
また、菅氏によると、首相に今春、
「国民の憤りの対象になっている」と伝えると、首相は「え、そんなことになっているの」と驚いたという。菅氏は「消費税問題とか大きな問題があると他の問題に割く時間と意識が薄くなる。周りがしっかりしていないと、(国民の)感覚が伝わらない」と語った。
首相:再稼働抗議デモ代表者と面会へ
毎日新聞 2012年08月02日 02時30分
野田佳彦首相は1日、原発再稼働への抗議活動を毎週金曜に首相官邸前で行っている市民団体の代表と近く面会する意向を固めた。首相周辺が「首相は面会に前向きだ」と明らかにした。抗議活動の急速な拡大を受け、政府・民主党内にも
「反対の声を無視しているように受け取られる」と懸念の声が出ていることに配慮した。
藤村修官房長官は1日の記者会見で、野田首相と菅直人前首相が7月30日に電話で協議した際、首相が抗議活動について
「賛成・反対を問わず、国民のさまざまな意見を聞きたい」と発言していたと説明した。首相は市民団体との面会で、東京電力福島第1原発事故後の国民の懸念に理解を示した上で、当面の原発再稼働の必要性を説明するとみられる。【小山由宇】
原子力規制委:人事案に民主PTが異論、差し替え検討要請
毎日新聞 2012年08月02日 12時24分(最終更新 08月02日 13時28分)
民主党の環境部門会議と原発事故収束対策プロジェクトチーム(PT)は2日午前、国会内で合同会議を開いた。政府が国会に示した原子力規制委員会の同意人事案について、「このままでは同意できない」とする意見をまとめ、政府側の横光克彦副環境相らに人事案の差し替えを検討するよう要請した。
会合では委員長候補の高度情報科学技術研究機構顧問、田中俊一氏の発言について、
「40年廃炉ルールを(厳格適用するかどうか)どちらとも取れる言い方だ」などと疑問視する意見が出た。
原発PTの荒井聡座長は会合後、記者団に「このままでは人事を承服できないというのが大半の意見だった」と説明した。【笈田直樹】
原子力委:「秘密会議は政策調整の場」内閣府が検証
毎日新聞 2012年08月02日 02時31分(最終更新 08月02日 02時49分)
内閣府原子力委員会が原発推進側だけで「勉強会」と称する「秘密会議」を開いていた問題で、内閣府の検証チームが「(表(おもて)の)小委員会の議論に影響を与えた」と指摘する調査結果をまとめることが分かった。3日、細野豪志・原発事故担当相に提出する。電気事業者側が秘密会議で核燃サイクル維持に有利な政策になるよう求めていたことも認定し
「(国と事業者との)政策調整の場だった」と結論づける。原子力委は議論への影響を否定し続けてきたが、それを覆す内容となる。
原子力委は原発事故後の核燃サイクル政策を見直すため昨年9月、有識者による小委員会を設置。小委員会の議論を基に6月、「30年で原子力依存度が約15%なら、使用済み核燃料を再処理する手法と、地中にそのまま捨てる(直接処分する)方法の『併用』が適切」などとする決定を出した。政府の「エネルギー・環境会議」はこの決定を重視して核燃サイクル政策に関する結論を出すとしており、対応が注目される。
関係者によると、検証チームは秘密会議参加者約80人のうち約40人からヒアリングした。一部は「3月8日の秘密会議で高速増殖原型炉『もんじゅ』の研究開発中止につながるシナリオ(モデルケース)を小委員会の議論の対象から外すよう求める発言があり、コンセンサス(合意)が生まれた」と証言した。
検証チームはさらに、秘密会議の司会役だった内閣府原子力政策担当室職員(当時)が消去したメールなど約6600本を復元した。その結果、小委員会の結論に当たる「総合評価」の原案について4月下旬〜5月上旬、多くの秘密会議参加者が修正を求めるメールを原子力委に寄せていた実態が判明した。原案段階では全量直接処分に有利な表記だったが、5月8日の小委員会には
併用に有利な表現に書き換えられた報告書案が提出されたことが既に判明している。
秘密会議は昨年11月〜4月、計23回開催された。秘密会議に21回出席し「表」の小委員会で座長を務めた鈴木達治郎・原子力委員長代理は一貫して「データ整理など作業のための場。小委員会の議論は(秘密会議の)影響を受けていない」と主張してきた。【核燃サイクル取材班】
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ついに、動かしましたね!
発言を聞いていると、カタチだけの聞く耳、「気分は消費増税」のようですが、、、
どんな策を吹き込まれたかしりませんが、対応次第でどうなるか?覚悟して欲しいものです
代表の方には、理路整然と抗議していただき、勝ち取って欲しいと願います
追伸
中小野党、内閣不信任案提出へ 自民は首相問責を検討
2012年8月2日 19時33分
共産、社民、みんな3党の幹事長は2日、新党「国民の生活が第一」と新党きづなの国対委員長に対し、消費税増税法案の参院採決前の内閣不信任決議案提出に同調するよう要請した。両党は党内協議を経て呼び掛けに応じる方針を固めた。3日に5党で党首会談を開き、7日にも提出する方向で調整している。
一方、自民党幹部会合では20日の採決を提案した民主党への批判が続出、民主党が増税法案の8日の参院採決を拒否する場合は7日にも野田佳彦首相に対する問責決議案を出す方針を確認した。増税法案採決をめぐる各党の駆け引きが本格化した。
(共同)
Posted at 2012/08/02 18:14:52 | |
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