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2017年12月18日 イイね!

AlfaRomeo Spider について

AlfaRomeo Spider について147と146の二台(二代)に続き、
このクルマを紹介させていただく。

916型アルファロメオスパイダー

FIAT傘下とFF化、様々な制約の中で開発は紆余曲折。
先代は延々とモデルチェンジを繰り返していた。

・・・・・・・

AlfaRomeoはアルフェッタのトランスアクスルを75へ継承する一方で、アルファスッドでFF化に挑戦していた。南部(ナポリ)という名のこのクルマは、ボクサーエンジンにより走行性能では成功したが、車体品質面ではアルフェッタ同様に失敗。
だが、スモールボクサーは後継の33に継承され、その後FIAT傘下となって生まれた145にも搭載された。そのボクサーの後継として、新生FIAT-AlfaRomeoは、FIAT鉄ブロックに吸気バルブタイミングシフト機構を持ったAlfaRomeoアルミヘッドを組み合わせた直4にシフトする。そのエンジンは、伝統のクランクシャフトと排気デザインによりジュリアの鼓動を彷彿とさせ、四気筒のフェラーリと呼ばれる名機となる。このエンジン構成はランチアブランドを含めたFIAT系の高性能エンジンに幅広く採用された。



ひとつ、言える事、
AlfaRomeoは、直列は無論、水平対向、V6と、クルマのコンセプトに合わせ、エンジンを造り込む事に関し、天下一品の技術を持っている。また、小さく軽いクルマにインボードブレーキやドディオンアクスルなどの性能を盛り込んでいた。

そんな一流ドライバーズカーも、乗用車としての完成度は決して一流ではなかった。
FIAT-AlfaRomeoとして、どのようにあるべきか、様々な議論がされたであろう。
量産車メーカとして生き残るために、譲れない部分と、受け入れるべきこと。
そして、FIAT-AlfaRomeoは、より多くのモデルにブッソV6搭載車を用意した。



今も輝く過去の栄光と、難産だった、916型アルファロメオスパイダー



まず、外観が素晴らしい。
フロント前端から強烈なウェッジ状のキャラクターラインが伸び、トップカバーで結合。
前半分を145/6と共用しているとは思えない、カウルの様なフードの下には146と同じエンジンとトランスミッションが収まる。元来、ブッソV6搭載が前提の設計である。
当時、競って搭載されたマルチリンクリアサスペンションが146との大きな違い。
V6対応の燃料タンクと排気系も、146より自由度があり専用の設計となる。
軽量な四気筒の優位点は回頭性だけでなく、高速無給油で700km以上の走行が可能だ。
そして、二人乗りであり、ソフトトップを格納すれば、頭上に広い空。



乗って、感じるのは「グランツリズモ」。
剛性確保に伴う重量増とタイヤ拡大を補うリアサスペンションの粘り。
それは146の兄ではなく、147の先輩(御手本)。
ドライバーズカーであり、助手席へ配慮された乗り味。



多くのイタリア車共通の特徴は、その刺激の割に疲労感が少ない事だ。
僕の知る限り、ジュリアから147まで共通している。
低回転でゆっくり流しても、控えめな鼓動が大変心地良い。
いざ、そこからゆっくり踏み込めば、快音と共に力が湧いてくる。
特筆点は、その応答が感覚に自然であり大変扱いやすい事。



そして、スパイダーの場合、開放感の中でこれを感じる事ができる。
静かな峡谷で回せば、排気音の残響を愉しむ事ができる。
開けた丘でも、ゆるく流せば独特のドラムンベースが伝わってくる。



また、80km/hまでなら、極端な巻き込みが少ない事は、乗って驚いた。
そして、山間部で流れに乗ると、GTV的な走りを楽しめる。
その基本設計は156や147に受け継がれ、多くの心を魅了した事は至極真当である。



延々と続く窮地の中で、生み出された916型GTV/Spiderは、
近代FFアルファロメオ(FIAT-AlfaRomeo)の原型の様なクルマだと思う。

トンガることなく、程よく快適な箱に素直な心臓があればこんなにも気持ち良い。
この様なクルマが、近い将来、新たに生み出される事を切に望む。
Posted at 2017/12/18 00:03:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 世界乃名車 | 日記
2017年12月09日 イイね!

道楽

道楽趣味にて使用したこの言葉

ウィキペディアによると、

道楽とは、
自分の生活の中に仕事とは別に熱中できる趣味にふけり、それを楽しむこと。
酒、色ごと、博打などの遊興にふけること。

とあり。

・・・・・・・

要は仕事と一線を引いている事ではないだろうか?
仕事は仕事。道楽は道楽として熱中できること。

そして、道楽が行き過ぎて、仕事がおろそかになる場合、

「道楽」には、「酒道楽」、「女道楽」、「ばくち道楽」など、本人の品位を損ね、自堕落になったり、他人に迷惑をかけたり、家庭環境を破綻させたりするおそれのあるものも含まれる。趣味への熱中度が甚だしいがために自分の職業に支障をきたすようになってしまったり生活が自堕落になるものも多く存在しており、そういった者は「道楽者」や「道楽息子」などと呼ばれることがある。

のだそうだ。

「仕事」を「職業」と置き換えると、
職業選択の自由がある今日、興味ある事を学び、延長の職業に就く事は不自然ではない。
むしろ、興味のない事を学んだり、学んでいない事を職業にできるような天才が不自然。
道楽とは、江戸時代のような封建的な背景における概念かもしれない。

さらにウィキの引用
道楽というのは学問に極まるという。道楽は隠居してからが特に本格的になったという。

では、今日における庶民の道楽はどのように考えたら良いだろう?
「職業」をある程度こなした上で生まれた余暇に、仕事とは無関係に没頭できる事。
職業で得たコツや人脈などに影響する事を余暇で行う事は、道が違うのかもしれない。
先輩方にも、「これは仕事とは一切関係なしね」と完全に一線を引く方が多い。
それはつまり、その道である事の宣言かと思う(笑)

年金破綻後社会において、
一生涯労働者として並行スタンスを明確に維持する必要があるのは誠に切ない。
だが、趣味の在り方としては潔く、高度であり、より深みがあると思う。

Posted at 2017/12/10 00:36:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 共同幻想論 | 日記
2017年12月02日 イイね!

AlfaRomeo 146 Ti について(後編)

AlfaRomeo 146 Ti について(後編)AlfaRomeo 146 Ti について(前編)にて、
ほぼ諦めていた仕様の個体を発見し、

1)エンジンガラガラ
2)クラッチ切れない
3)埼玉育ち

以上を承知の上、乗って帰る決断をした所まで。

・・・・・・・・

そのお店から関越道ICまでほど近く、のってしまえばエンジン快調でいい気分。
途中でウインドウォッシャが出ないことに気付き、サービスエリアで天然水を飲み干す。
空いたペットボトルに、水道水を入れ、タンクに注ぐもいっこうに満タンにならず。
ふと、足元を見ると、水たまりができていた(笑)
窓の清掃は諦めて、コシヒカリのおにぎりで小腹を補い、走行再開。
その後もツインスパークエンジンは快調に、無事に埼玉県に入る。
クルマが増えてきたので花園IC近くのお友達を訪ね、井戸端会議。
薄暗くなってきたところで走行再開。ヘッドライトを点灯し走り慣れた埼玉県道を流す。
自宅にほど近くなったところで片目不灯。近所でバルブ入手し単なるバルブ切れを確認。
大きなトラブル無く、無事帰還に成功し、オドメータを記録。



この距離はちょうどクラッチ交換時期。
まずはクラッチマスターシリンダの交換にて正常走行可能に。無事に移転登録を完了。
その後にブレーキパッド表示灯が点灯。ぺったんこなパッドと耳の出たロータを交換。
更に、引きずりがありキャリパのオーバーホールとホース交換にて本来のタッチを得る。
15年間で、ラジエター周りとタイミングベルト関連は交換されている模様。
だが、逆にそれ以外は、ラインオフされた当初の部品がそのまま消耗しているようだ。
各部が相応に消耗していることから、クルマの性格とオーナーの乗りこなしを想像する。
走りながら、消耗品を交換し、その違いを味わえる。夢のコンディションであった。

さて、145/146で走り出すと、車両重量の8割が前にあるように感じる。
エンジンが走っていく、エンジンに箱が引っ張られていく、典型的な前輪駆動車の走行感。
しかし、水温、油温につれて軽やかになるエンジンは踏み込むと2500回転前後で変身。
エンジンを変身させ後輪に荷重をかけると、フロントヘビーが嘘のような気持ち良い旋回。
何かが起きても、右足への反応がよく、荷重移動に必要なトルク制御ができる。
この流れが145/146の最大の魅力ではないかと思う。
軽く踏んでいる限り大人4人を乗せる乗用車だが、エンジンは徐々に愉しみモードへ誘う。
乗ったことのある人はご存知の通り、操縦者をいつの間にかご機嫌にしてしまう。
クルマの運転に楽しみを盛り込むことの巧さ、その自然さでは最高級だと思う。

146の後継である147に乗って感じるのは、躍動感だ。
CF3可変吸気ツインスパークを踏み込むと、猛然と沸き上がるトルクがタイヤを使い切る。
145/146では低摩擦路で空転するが、防止装置付きの147では踏み込んだまま加速が続く。
そして重いのに速く快適なので、あっと言う間にご機嫌走行モード(笑)

どんな時にも、速やかで途切れないドラマを理想とするならば147のCF3は素晴らしい。
しかし、路面に合わせてドラマの脚色を楽しむならば、自然で応答の良いCF1は愉しい。



一方で、どちらのクルマも変わっていないのはブレーキのタッチ。
伊太利亜車の魅力は数多くあるが、純正ブレーキパッドのタッチが気に入っている。
エンジンはどんどん変わっているが、ブレーキはほとんど変わっていない。

そして、一番大切なのはタイヤ選びではないだろうか?
145にて、住友、ミシュラン、横浜各種、様々なタイヤを装着して走ってきた。
146と147、2台の乗用車の快適さに自然な走行感の愉しみを加える選択として、
15インチ60扁平の BS REGNO に辿り着いた。他には戻れないかもしれない。

時代遅れと言われるかもしれないが、僕にとって146と147は、どちらも高級車だ。
そして、これに換わるクルマが無いのが残念であり、心配だ。
Posted at 2017/12/03 03:00:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 世界乃名車 | 日記

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