
ホームコースのモーターランド鈴鹿攻略ポイントを今回はライン取りを中心に考察してみたいと思います
モーターランド鈴鹿はオープン当初から走ってるので走行歴は20年以上(25年近い?)で一時期ずっとここばかり走っていたのでサーキット走行周回の割合も今までのサーキット歴の内9割くらい占めているコースです

現時点で44.397秒でスイフトスポーツ(ZC33S)の車種別コースレコードを保持してます
その時の車載動画は下記のものになります
⬆️車種別コースレコードの車載動画44.397秒
あくまでもZC33Sで個人的にベストと思う走り方で車種や仕様が違えば何が良いかは変わってきます
私自身もちろん素人ですし間違っている部分もあると思います
そいう走り方もあるのだなと参考程度に読んでください
画像の赤矢印が一般的なアウトインアウトのポピュラーな基本ラインになると思います
私のラインは青矢印でオーソドックスなライン取りとはけっこう違うところが多いです
タイトルのコース図と照らし合わせて見てもらうとイメーシしやすいと思います

まず計測開始の周ですが最終コーナーからタイムに響いてきます
連続周回のまま開始すると赤矢印のラインになると思います
青矢印の感じで左めいいっぱいからストレートに向けて加速を開始すると計測開始ラインまでに距離が稼げるので計測開始の速度を上げることができます
なので私はここのサーキットでは連続で計測することはなく必ずアタック→クーリングで流す→アタックの流れです

次にホームストレートです
惰性で計測開始ラインに向かうと赤矢印のように緩く斜めにアウトに寄せていく感じになりやすいです
計測開始位置から1コーナーまでを最短距離で走りたいので青矢印のように計測開始位置までに右に寄せるようにします
そうすることによって1コーナーまでの距離が短くなるのと最終コーナーから計測開始ラインまで距離が長くなるので少しでも速度が速い状態からアタックを開始することができます。
この時ZC33Sなら最終コーナー手前から計測開始位置までずっと3速でいけます

次に1コーナー(第1ヘアピン)の進入ですが一般的には赤矢印のようにアウトめいいっぱいからまっすぐブレーキしてアウトインアウトをとることが多いと思います
私も以前はそのラインでしたが近年は青矢印のようにアウトから1コーナーのクリップ目掛けて斜めに一直線にブレーキします
その後2速に落として曲がります
このときにリアがわからないくらい軽く流れて少し向きが変わると理想的です
小回りで苦しい感じしますがZC33Sのように低速トルクがある車ならその後しっかり立ち上がるので距離が効いてきます
ただ高回転型の低速トルクが少ない車種ですと向いてないかもしれません
立ち上がりはアウトめいいっぱいです

次に1コーナーから外周コーナーに向けてです
ここもセオリー通りだと赤矢印のようにアウトめいいっぱいからなるべく車速を落とさずに進入する感じになると思います
ですが1コーナーをアウトめいいっぱい立ち上がったらは3速に上げて緑の丸の緩いコーナーでクリップを取る感じで一直線にインに寄っていきます
ここも短い距離を走るのが効いてくる感じです

外周コーナー入り口です
ここもひとつ前の画像の内容と一緒でアウトいっぱいからではなくコース幅の真ん中あたりからアプローチします

外周コーナー途中です
ここはコースアウトする方が多いコーナーですが
アウトのゼブラには寄りすぎずコース幅の真ん中ちょっと右寄りくらいを通ります
進入時に踏んだ軽いブレーキを抜きながらリアが感触的にわからないくらい微妙に流れて(4輪とも流れてるようなイメーシ)次のストレートに向けて向きが変わると理想的です
イン側のゼブラをかすめるように立ち上がるイメーシです

ここの立ち上がりで向きが変わっていない状態でアクセル踏みすぎると赤矢印のようにアウト側のゼブラに膨らんで寄っていって距離のロスしやすいですしアウト側ゼブラからはみ出しそうになったりもします
ここの立ち上がりはすぐアウト側のゼブラには寄らずに第2ヘアピン進入時にアウトに寄っていればいいようなイメーシで短い距離で緩やかにアウトに寄っていきます
私の車の場合3速で第2ヘアピンまで届きますがZC33Sでもレブ設定やタイヤ外径によっては4速まで入れないと届かない場合もあります

第2ヘアピン進入です
これも第1ヘアピンと同じで赤矢印のようにアウトからまっすぐブレーキでアウトインアウトを取るのではなく青矢印のように斜めに一直線にクリップめがけてブレーキします
2速に落とし曲げて
立ち上がりはアウトめいいっぱいです

インフィールド入り口
これもセオリー通りならアウトから進入したくなりますがちょうどコース幅真ん中くらいから進入します
ブレーキは始めにしっかり1度踏みじわっと抜きながら曲げていきます

インフィールド1つ目の右コーナーです
先ほどのブレーキを抜きながらの感じで青矢印のように奥に向かっていちど膨らみクリップは少し奥目で取れるようにします
この右コーナー手前で2速に落とします
ここもハンドルで曲げる感じよりブレーキでリアを軽く流して向きを変えていきたいところです
もしブレーキで曲げれていなかったらあえて軽くシフトショックを利用して向きを変えます
このコーナーに関してはは赤矢印のラインも有りだと思います
私は苦手なのでやりませんが
インフィールド入り口でしっかりブレーキしてこの画像の右コーナーまでにアクセルグッっと踏みもう一度ブレーキ踏みなおして小回りで曲げてくパターンです

インフィールドの右コーナーから左コーナーの繋ぎ
ここは曲がりやすく車速をのせたくなるので赤矢印のように右に振ってから曲げてしまいやすいですが
青矢印のようにコーナー間を一直線に最短距離でアクセルとブレーキのメリハリもつけつつ左コーナーはインベタで小回りしていきます
左コーナーでアクセル踏み過ぎたり踏み始めが早いと膨らむのでアクセルは我慢が必要なコーナーです
ただ車種によってはインベタ小回りすると横転の可能性が高いので注意が必要です

インフィールド左コーナーから最終コーナー間です
先ほどの左コーナーでアクセル踏み過ぎたり踏むタイミングが早いと赤矢印のラインになり最終コーナーがかなり苦しくなります
さらに次のホームストレートで速度が伸びにくくもなります
なので左コーナーはアクセルを我慢しつつ青矢印のようにしっかりインに寄せていくイメーシで左寄りから最終コーナーにアプローチすると車速を維持したままだいぶ曲がりやすくなります
その後のホームストレートでも速度がのります

最終コーナー立ち上がりからホームストレートです
最終コーナー立ち上がりはセオリー通りアウト側のゼブラめいいっぱい寄っていきます
問題はその後で連続周回する方だと赤矢印のように斜めに走ってしまうと思います
そうすると計測ラインまでの距離が伸びてタイムロスになります
なので青矢印のように立ち上がりでアウトめいいっぱい寄ったあとはその後まっすぐ計測ラインを通過すると距離が短くなるぶんタイムを稼げます
この時にギアはできれば2速のまま計測ラインを越えたいとこです
3速に上げるとシフトアップのタイムロスがどうしてもあるので
これもZC33Sでもレブ設定やタイヤの外径で違ってきます
ただこのラインは計測開始のラインと同じで連続周回する場合には使えません
なのでアタック→クーリング→アタックという流れになると思います
ここのコースは距離を短くとって走るのが向いていそうな感じがします
ちなみに走り方としては加減速と曲げるをなるべくなら同時に行わずに分けるように意識しています
コーナーの中にもいかにまっすぐ走れる部分を見つけていけれるかというように
ただ車載動画見てもらうとタイヤのグリップまかせにハンドルをこじっているように見えますが、、
この走り方も賛否両論あると思います
私自身もZC33Sに乗り換えてここ数年でけっこう走り方変えてきてますしタイムアタックも突き詰めようとすると奥がとても深いです。