
3連休の中日、予定がキャンセルになって時間が空いたので古都
城址試乗巡りをしてきました。
1発目、スイスポMT
ここは古都ではないですが、途中立ち寄りました
エンジンはダウンサイジングターボ1.4L、軽量化も手伝ってパワー&トルクは充分、ターボ化はNA派には否定的な意見もあるようですが、個人的には好印象です
NA程の高回転の伸びは期待できませんが、低回転からのトルクフルな加速は好みです
足回りもストロークが確保されていて、乗り心地は硬過ぎず柔らか過ぎずな感じ、Bセグなのでコンパクトな車体はボディ剛性面でも有利
ストロークがある分、タイヤハウスの隙間は大きめになってしまいますが
タイヤはコンチ・スポコンですが、それほど硬さも感じず好印象でした
残念な点はシート座面の高さ、最低にしても結構高く、視線が高いのは安全面では良いですが個人的にはもう少し下がって欲しい感じ
シフトレバーとの距離も遠く感じました
また、個体差なのかまだあたりが付いていないだけなのか、偶に1→2のシフト時にやや引っかかる感じが出る時がありました
冷やかし認定されているのか、特に見積もりを作りましょう、とか言われることも無く、カタログだけもらって退散しました(笑)
続いてシビックType-R
ブツはありましたが、試乗予約が詰まっていて1時間ほど待つことになるとのことで、出直すことに
写真撮影している間にも、予約らしき人が店舗から出てきました
アラフィーには恥ずかしいくらいのリアスポイラー(〃ノωノ)
ブレンボ&コンチ・スポコン
コンチは高価なイメージがありますが、日本代理店のヨコハマの戦略?
コストにシビアな国産車が揃ってOEタイヤに採用しているのが謎です
待ってても暇なので、シビックHBを試乗
Type-Rと同じ店に有ったら良かったんですが、HBもセダンもそこには無かったので、近くのホンダへ移動
この時点ですっかり暗くなってきました
車幅はGOLFと変わらないので、特に大きな感じは無し
センターコンソールが妙に高く感じ、ナビ画面も結構寝ていて見難く感じました
235/40R18の割には柔らかく感じる脚周り
というか、どちらかというとマイルドな足回り、といった方がいいかも?
シビックのダウンサイジングターボとCVTは相性バッチリ、みたいなことが書いてあったので多少期待してたんですが、やっぱりCVTはCVTでした(+_+)
このグラフでCVTの優位性を伝えたいようですが、CVTは0.3秒くらいタイムラグがあり、ベルトを無段階に滑らせることが出来ないので、段付き状にベルトをずらした結果、ガタガタと波打っているのが逆に分かります
シビック 試乗してみよう!~おしえて道上店長! Vol.2
エンジンはどうなの?
CVTは無段階変速と言われていますが、レシオ変更時にはベルトをスライドさせている間は滑っている状態であり、言い換えれば空転しているような状態なのでパワー伝達ロスが発生します
なので、実際にはダラダラと長い時間スライドさせるよりは、小刻みにでも段階状に変速させてスライドさせる時間を短くする方が有利で、疑似的に7速だとかのモードを持つCVTはある意味CVTの欠点を補う合理的な機能であったりします
実際には更に無変速時にベルトが空転しないようにプーリーに圧を掛けるためにパワーを使いますので、更にパワーロスがあります
まとめるとCVTはエンジンの燃焼効率の良い回転数(=パワーバンド)をキープし易いけど、伝達ロスが多い超多段ATのようなものです
言い換えれば、例えば20速とかのステップATが作れたなら、理論的にはCVTよりも燃費が良くなるはずです
まあ実際のところ技術的な話はともかく、このタイムラグやギア比が分からないところで変わっているが故に、アクセル開度に対してトルクが変動し、アクセルで速度をコントロールし難いところが嫌いなんですけどね
クローズドゼロヨンステージの様な場所でとにかく加速する、ってだけならこれでも良いんでしょうが、公道上では制限速度もあるし、前走車との車間距離も保たなきゃならないし、カーブ手前では程良く減速しなきゃなりません
足首の動きとトルク発生がリニアに連動する方が運転はし易いです
逆に言うと、加速が良い=運転し易い、ではないということです
運転し易さで言うと、このグラフでは左下から右上に向かって直線に近い方が運転し易いのではないかと思います
更にいうと、シビックのグラフ左側の急激なカーブの立ち上がりは、トルコンによるトルク増幅効果の様な気もします
0 or 1のようなデジタルアクセル方式でパタパタとアクセルを踏み、スピードが出過ぎたらブレーキ、って運転をするのならCVTでも問題無いのかも知れません
それだと燃費は伸びませんけど
乱暴な言い方をすると、出発点から目的地まで、アクセルを踏んでいる時間を如何に短くし、ブレーキを踏む回数を如何に減らせるかが燃費向上のカギです
(実際にはアクセル開度、ブレーキを踏む強度が更に加わります)
ブレーキ=燃料を爆発させて発生した前進エネルギーを摩擦で熱エネルギーに変換し、大気中に放出しているので、言い換えると燃費の悪い運転はCO2排出量を増やすだけでなく、無駄な燃焼から来る熱エネルギーと、ブレーキから放出される熱エネルギーを大気中に放出し、温暖化に貢献する運転と言えますね
もちろん、これに執着し過ぎて周りをイラつかせるノロノロ運転になっても困りますので、バランスは重要です
閑話休題
リアがハイデッキなので、リアハッチはプリウスの様に垂直面にもガラスが入っています
普通トノカバーってリアシートバックに巻き取られているのを手前に引いて使うのが一般的だと思いますが、新型シビックHBのトノカバーはちょっと変わっています、
前後2分割されていて後ろ半分はハッチに固定されたソフトトノカバー、前半分が右に巻き取られたのを左に引いて固定するタイプです
他でも採用例があるのかもしれませんが、私は初めて見ました
昔の巻物のようなトノカバー
ということで、普通のシビックHBの感想は「CVTなので・・・」が全ての結論です
出来ればMTの試乗車に乗りたかったんですが、ホンダのWebサイトでは行ける範囲にシビックHBのMT試乗車は皆無、営業氏の話ではType-Rはホンダから試乗車NGの指示が出てたそうですが、なんとかここの系列店のみ?試乗車を下せたそうです
ちなみにHBとType-Rは英国生産&ハイオクガス仕様、セダンは国内生産&レギュラーガス仕様ですね
受注は順調なようで、今注文しても納期は半年待ちとか言っていたような・・・?
蛇足ですが、試乗に同乗してくれた今回の営業氏、すご~くタバコ臭くって正直気持ちが試乗どころでは無かった、と・・・
個人の嗜好を否定するつもりはありませんが、接客商売なのでせめて狭い空間で接する試乗の直前くらいは控えてくれても良かったかな~なんて思ったりもします
やはりここでも冷やかし認定されたのか、見積作成の問い掛けは無し
次の時間もあるし、ある意味楽で良かったです
店内に展示されたセダン
前後バンパーを大人し目にしたこと、グリル上部やサッシュにメッキを多用したこと以外は、外観からはHBと区別が付きにくいです
ということで時間も良くなってきた頃にTypr-Rの店舗へ戻りました
ワイド化されたフェンダーでより派手な外観
タイヤは245/30ZR20ですがハッチと同じくガチガチ・ゴツゴツな印象は無し(たまたま走った路面状態が良かっただけかも?)
運転した感じは、トルクはさすがの2.0Lターボで余裕たっぷり
シフトレバーはアルミのショートタイプですが、結構̘̟̘前寄りにあるせいか1→2のときなど、2速に入っていないのかと間違いそうでした
これは慣れの問題でしょうが
10分程の試乗コースではコーナリングを試すことは出来ず、旋回性はあんまり分かりませんでした
やはりここでも見積作成は全く素振りすら無し
まあType-Rは一回乗ってみたいって人が殺到しているそうで、ほぼ冷やかし客なんでしょうね
もちろん私もその一人ですっ!!