
今まで一部の自治体では条例で禁止されていたナンバープレートカバー(赤外線吸収機能ありのみ)について、国土交通省で赤外線吸収機能に関係なく装着を禁止する方向へ検討が始まったようです。
H18~19年にも実験検証作業を行っていたようですが、そのときにはあくまで調べる程度で終わっていたみたいです。
個人的には禁止するならカバー全面禁止に賛成します。
カバー装着の名目的にはナンバープレートの保護となっていますが、百歩譲って保護目的なら無色で良いわけですし、着色されたものを選択する理由が分かりません。
酷いものになると、数字が全く読めないものもありますし、透過率○○%まで、とか見た目にすぐ判断できないような境界線にすると、調べるための機械がないと検挙が出来ませんし、違法か調べるには停めた後にわざわざねじを緩めてカバーを外す必要があり、形骸化する恐れもあります。
即判断できないような基準より、明らかに判別できる基準にして欲しいです。
付いている=×、付いていない=○、これほど明らかな判断基準は他にありません。
本当に保護したい(綺麗に保ちたい)なら、ナンバープレートも含めて綺麗に洗車すれば良いだけであって、カバーをしたからとってカバーが汚れていたり傷や紫外線で劣化していれば何の意味もなさないわけですから。
私は20年以上いろんな車に乗り続けていますが、カバーをしたことは無いですが、だからと言って塗装がはがれたり退色して数字が見えにくくなったなんて経験はありませんし。
そもそも正当な理由があれば、破損したナンバープレートは交換してもらえますから。
いま売られているものには、こんなのや

こんなのはまだかわいい方で、
このへんから酷くなってきますが、こんなのや
「濃いめ」とか意味がわからんし、
これなんかもう何も読めんでしょ?って思います。
珍走団(笑)のナンバープレート曲げと何が違うんでしょうか?
そもそもなんで読みにくくする必要があるんでしょうか?
下衆の勘繰りと言われるかもしれませんが、
交通事故や交通違反を起こした時に逃げよう
とか考えてるんじゃないかと思ってしまいます。
悪いことしてなければ、他人のナンバープレートなんて覚えちゃいないし、知人ならナンバープレートなんか関係無くバレちゃうでしょ?って思いますが。
同様に最近多いのが、リアナンバープレートのランプ切れ(または極端に暗いランプ)、これって意図的と思えるような輩が多い気がします。
大体軽自動車(バブルの頃のは除く)でなければ、ランプは2個付いてますから、両方共に切れるなんてそうそう無いですし、両方切れるまで気付かないんでしょうか?
意図的でないなら無関心にも程がありますし、そもそも比較的新しい車ですぐに球切れなんて考えにくいんですが・・
H19年の国土交通省の実験検証結果では、昼間と夜の視認性チェックを行ったり、
考えたことも無かったですが、変造ナンバープレートがバレにくくなったりする効果(?)もあるんですね。
ますますカバー禁止に賛成です!!
透過率や色の違いでも試験を行ったようです。
この試験結果の総評の引用ですが、
カバーの可視光線透過率及び着色有無と視認性の関係として以下のことが明らかになった。
- 可視光線透過率約80%以下のカバーを装着した場合に、視認性が劣るとする評価が多い。
- 可視光線透過率約90%(クリア含む)のカバーについては、視認性への影響はないとする評価であったが、暗いときに視認角度をつけて見た場合に地域名表示等の小さな文字の視認距離が短くなっており、視認性劣化の影響が部分的に現われている。
- 緑などの色がついているカバーについては、背景色の視認性が劣化したとする評価であった。一方、無彩色(黒色)で可視光線透過率約70%以上のカバーについては、背景色の視認性への影響は少ないものの、明るい時に表面反射による視認性劣化の影響があったとする評価であった。
ということで、色以外にも光の反射の影響もあるようです。
まあ大抵こういう流れになった場合、パブコメ募集→法案化→施行の流れになりますが、パブコメ募集なんて形だけなんですから、
さっさと禁止にしてもらいたいです。
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Posted at
2014/09/27 20:12:10