
11月17日(日)は北房IC近くの備北サーキットで、S.A.R.S.主催のKカー5時間耐久走行会(軽四耐久)に参加してきました。
●S.A.R.S.
http://www.sars-k4.com/
■ピンチランナーだぜ
マイミクのまりえさんの紹介で木山神社レーシングチームのドライバーとして参加させて頂きました。残念ながら今回はまりえさんはご都合がつかず走られなかったので、正にまりえさんの『代走』と云ったポジションです\(^o^)/
まりえさんの分まで、微力ですが最善を尽くしがんばるます!
■不安要素ありまくりんぐ
備北サーキットの走行経験は上コース下コース共にたっぷりあるものの、3年前に3台乗り継いだ180SXを売却してからは、モータースポーツから遠のいていました。つまり3年ぶりの備北サーキット、3年ぶりの競技参加、3年ぶりのスポーツ走行。そして最大の不安要素は自身初のレース参戦。
ジムカーナ経験は少しあります。しかしジムカーナは単独走行で、勝負は数分もかからない競技です。そして軽四耐久は50台が入り乱れての5時間の長丁場。
そして練習走行なくぶっつけ本番/(^o^)\ 軽四のブレーキングポイトもラインも全くわからない/(^o^)\ そもそもFFの走り方がわからない/(^o^)\
不安要素がありまくりでブランクがある上にレース初体験の私には荷が重いぜ\(^o^)/
そんな私が走ったところで、大した活躍もできないでしょうし、新参モノの私が皆さんの足を引っ張っては申し訳ないので、せめて車を壊す事なく無事に走りきる事だけを考えました(^_^;)
■そんなこんなでレース当日
朝7時。木山神社レーシングチームのピットに行き初顔合わせ。
初対面ですがアットホームな雰囲気で優しく接してくださり、気負いなく臨めました。
チームは2台のマシンでエントリーしていて、ゼッケン19番のアルトワークスとゼッケン20番のセルボモード。私はセルボの4人のドライバーのうち、第3走者でした。
あ、後から判明した事ですが、マイミクのかなえさんの息子さんと同じチームでした。世間は狭いね\(^o^)/
■レース開幕そしてアクシデント
第1走者では、快調な走りで予選の時よりメキメキ順位が上がって行きましたが、開始30分くらいで1コーナーでスピンして丘を上ったとの事。タイヤがパンクして緊急ピットイン。
タイヤ交換し、応急処置をしてコースに戻ったものの、フロントの足周りにダメージを受けて明らかにペースダウン。
続く第2走者では、数周走った後で、とても走れる状態ではないらしく、ピットに戻り、曲がったロアアームとナックル交換の手術を敢行。作業後、接地させたものの、フロントタイヤが明らかに極度のトーイン状態に。(つまりつま先が内またの状態) テンションロッドも曲がっています(^_^;) その後あれやこれや手を尽くして何とかコースに出て行きました。
まともに走れる状態ではないのでいつリタイアするかハラハラしていました(^_^;) せっかく参加するんだし、できれば走りたいよね。
■バトンを受け取りました
そして私の出番に。マシンに乗り込んでコースイン。そして負傷したマシンの重症さに気付く。アライメントが完全に狂って真っ直ぐ走らないし、ハンドルのセンターが90度ずれてる(笑) おまけにウェットコンディション/(^ρ^)\
コースの中は至る所でガチバトルが勃発していて、こちらは手負いでペースの落ちた車なので、邪魔しないようにアウトいっぱいをハザード炊いて徐行しました(^_^;) クリアが取れたらペースを徐々にあげてみた。でもやはり速くは走れないので3速ホールドで巡航ドライブ。
しかし数周走る間に次第にアンダーが強くなり車が全然曲がらない。ピットに無線で報告し、タイヤ交換をする事に。ちなみに新しく履くタイヤは第1走者でパンクして外したタイヤにそのまま空気を張って最利用したもの。う~ん、リサイクルリサイクル! ホイールが歪んでなくて空気がすぐ抜けなければいいけどね/(^o^)\
中古のネオバに替えた後は割とグリップもしっかり感じられて、コーナーも速度を上げて曲がれるようになった。恐らくウェット路面でタイヤの排水性が追い付いていなかったのでしょう。もしくはタイヤ温度が低すぎたのかも。
面白くなってきたのでヘアピンごとに2速に叩き込み、立ち上がりはレブリミットの8000回転までキッチリ回してシフトアップ。各コーナーで的確なギアがわかってきたのでペースアップし、ラップが刻めるようになりました。
ただ、ブレーキング時のスタビリティが全くない。フルブレーキでリアの荷重が抜けたら即スピンする。恐らくニュートラルステアがないのだろう。フルブレーキ封印で走らなければならず、ブレーキングポイントはかなり手前に取るし、ロック寸前の人間ABSも発揮できませんでした(^_^;)
そんな状態なので、自分よりペースが遅い車に追い付いた時に、ブレーキング勝負を挑めず追従を強いられたのはストレスでしたね。
ただ、車には慣れたもののひどい暴れっぷりは相変わらずで、直線で突然車の向きが変わったり、素敵な仕様になっていました。
でも逆にじゃじゃ馬っぷりのセルボちゃんが可愛かったです。
180SXでドリフトをしていた時は、よく車が壊れましたし、どこに吹っ飛ぶかわからない状態の車を限界領域で走らせていた事もあり、その経験のおかげか、なんとかコース内にとどまる事ができました。
■無事役目を果たす
そして交代の時間が来てアンカーにバトンタッチし、無事役目を果たしました。結局ブレーキングで3回スピンしましたが、どこにもぶつける事なく、コースアウトする事なく、追突もされずに済んで、車を壊す事なく走りきる事ができてよかったです。
チーム代表から『いい仕事をしてくれた』とのお言葉を頂き、ほっと一安心しました。
■結果
その後アンカーも無事走りきり、ゼッケン20のセルボは完走する事ができました。同じチームのゼッケン19のアルトワークスはクラス5位の入賞\(^o^)/
2台揃っての完走という素晴らしいチームの成績に貢献する事ができてよかったです。何より大きな事故も怪我人もなく無事終えられて本当によかったです。
■次回に向けて
来年のレースも出させて頂けるとの事なので、今の素人同然の状態からレベルアップしたいです(^_^;) グリップの基本が全くできていないのでグリップを勉強しないといけませんね。特にフルブレーキからのターンインで上手に荷重移動しないとタイムは出ないし、アンダーを出せばタイヤを無駄に使ってしまうからね。
ドリフトなら進入で車を横に向けたら、弱アンダーでラインに乗せるだけで簡単なんだけどねw 今までそれでやってきたからターンインが下手くそなんだね/(^ρ^)\ナンテコッタイ
■お疲れ様でした
そんなわけで参加された方、主催、オフィシャル、観客のみなさん、そして木山神社レーシングチームのみなさん、お疲れ様でした。楽しい時間を本当にありがとうございましたm(__)m