ホンダお客様相談センターから聞いたこと、およびそこから推理したこと。
エンジンをかけるのは通常172v走行用DCモーターから。アイドリングストップからの起動も走行用モーターから。 そのためセルモーターは通常使わないがバックアップ用に装備はされている。
12vバッテリー用の発電機(ダイナモ、オールタネータ)は装備されていない。
走行用リチウムイオンバッテリーはエンジンや回生ブレーキなどを使って走行用モーターの発電機能で172v直流充電される。
12vバッテリー充電は走行用172vリチウムイオンからDCDCコンバーターで降圧し12v鉛バッテリーを充電する。従って12v用発電機は不要である。この充電はガソリン車で現在主流の充電制御方式とは充電パターンが異なる。
更に12vバッテリーはセルモーターに使用されないのでサイズは小さいもので良い。現行装備バッテリー は38B19L 27Ah(通常仕様、寒冷地仕様とも同じ物、以前のフリードスパイクの寒冷地仕様バッテリーは通常仕様より少し大きい物がついていた)
照明、ドア、ウインドーなどの駆動スイッチは駆動電力線をオンオフするのではなく、オンオフ信号をいったんMICUコンピュータに入れ、そこからパワーリレー/MOSFETで電力(動力)線をオンオフしている。
例
ハザードランプはハザードモーメンタリースイッチの一発目12vパルスで点灯、2発目の12vパルスでオフで消灯する。
そのMICUコンピュータはCANプロトコルという2本線の12v通信バスコントロールシステムで個々の機能を制御している。USBやI2Cなどのような物かな。
これによりメーカーにとって後で必要になった機能はUSBやI2Cのように単純にバス線にパラに追加していけば簡単に増設できる。更に通信線だから細線で十分。
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2017/10/28 09:11:55