２０年落ちの車を維持する覚悟

先日の日曜日に志太サンデーランチと言うイベントに参加した時のことです。

「玉露の里」道の駅で抹茶ソフトを堪能したり、

併設の昆虫館で子供も楽しんだり、


初めて会う方とお話をさせて頂いたり（これでも人見知りなので自分からは声をかけれませんが．．．）、楽しい時間を過ごせました。

そこである方に（御名前は聞いてません、すみません）、
「職場の若い子（１８歳）が３３Ｒを買いたがっているですよ～」と言う話をされ、
「修理代掛かりますよ～ｗ」という会話を交わしたのですが、
後々思い返してみるとここ１年で立て続けにトラブルに見舞われて本当に金掛かってます。

若い子がこういう車に憧れるのは良い事ですが、購入後果たして維持出来るのかな？という心配もあります。

自分も２０代のころに同じ３３Ｒを購入しましたが僅か２年半程で手放したことがあります。
その時はお金が無かった事も理由の１つですが、「自分にはまだこの車を持つ資格が無い」と、不思議と未練はありませんでした。


今現在、第２世代ＧＴ－Ｒの相場が上がっているそうですが、比較的安いＲ３３でも平均１５０～２５０万ぐらいでしょうか？
今後購入したいという人の為に書きますが、既に２０年落ちの車両ばかりなので購入費用＋２００万は見ておいたほうが良いです。


車両がノーマルとして今後の必要なメンテナンス費をザックリ計算してみます。

・エンジン
　一度圧縮の測定はしておきたいですね。本体は頑丈なので少々の圧縮漏れでは走行不能になることは無いです。それよりもタービンが限界かと思います。

　エンジンＯ/Ｈ：３０万～２００万over（部品によってピンキリ）


　タービンＯ/Ｈ：１５万～（交換のが手っ取り早いかも）

・電装系
　電装系が一番厄介です。エンジン不調の場合、エアフロ・プラグコイル・パワトラ・ハーネス・各種センサー・燃料ポンプなど上げたらきりがありません。全交換でざっくり３０～４０万は必要です。






・足回り
　２０年も経っていればブッシュ類は全滅です。サスもとっくにへたっています。アーム類のブッシュ全交換・ボールジョイント全交換・サスの交換で４０～５０万でしょう。




・駆動系
　ハブベアリングがそろそろ交換時期。フロントデフ右のオイルシールからのオイル漏れが定番。ドライブシャフトブーツ切れも定番、ついでにＯ/Ｈを。クラッチも交換。これだけで２０～３０万。リアデフのＯ/Ｈまでやって＋１０万。




・ブレーキ
　キャリパーのＯ/Ｈ、ホースの交換で１０万。
・アテーサＥ－ＴＳ
　アキュームレータのガスが徐々に抜け、いきなり症状が出てきます。トランク内からカチカチとリレーの音がしたら要交換。２万円。




ざっくりこのぐらいでしょうか。ボディーの錆補修など入れればやはり２００万はいきそうです。

若い子がスポーツカーに興味があるのは嬉しいことですが、購入後もこのぐらいのお金が掛かること、維持費が掛かることを覚悟してもらいたいですね。
自分も定年まで維持するつもりですが、正直この先維持できるか？不安もあります。
高給取りの方ならともかく、自分も子供のいる普通のサラリーマンなのでショップだけに頼らず「自分で出来そうなことはなるべく自分でやる」ぐらいの覚悟も必要です。
ただし安全性との兼ね合いなので自身の無い方はショップに頼りましょう。

ということで既に所有してる方も頑張って維持していきましょう！