筑波選手権第5戦（最終戦）

早いもので筑波ロードレース選手権も第5戦の最終戦。

筑波サーキットへ行ってきました。


最終戦ともなるとチャンピオンシップも決定するので、エントリーしているライダー達の気合も半端ではありません。

パドック内をを見渡せば色々な人間模様が見て取れます。




世界を目指すトップコンストラクターのジュニアチームでは良く整備されたレーシングマシンが自分たちのレースの順番を待っていたり、


予選で転倒して必死で修復中のマシンがあったり、


前回の転倒で骨折してしまって家族も止めるのに気合で出場してくる選手、


何度転倒したかわからないボロボロのカウルでも絶対に上位へ食い込んでやるぞと気合を入れる選手、


大切な人を失い、遺影を見ながら決勝への集中力を高める人、


そんな緊張感とは別に趣味の延長で和気藹々と楽しんでいる方々、


などなど





色々な思いが渦巻く中、予選が終了しグリッドが決定し、


決勝が始まります。


最終戦ともなると、第1戦から比べてライダーの技術も向上しているためレースの展開はとてもクリーンで見ごたえのあるものです。





そのレースを制したライダーはウィニングラップではちきれんばかりの喜びを表現します。


もちろんレースを見て興奮が最高潮に達した観客も両腕を降ってライダーへ祝福します。


残念ながら勝てなかった選手にも両腕を降って労います。





表彰式ではスピーカーの音が割れるほど喜びと応援してくれたチームや仲間、そして大切な家族に感謝を伝えます。


今シーズンも終わってしまいましたがレースの底辺を支える筑波選手権を含む地方選手権はやっぱりレースを愛するものにとって、とてもドラマチックです。

ただ、トップカテゴリーと違い地方選手権はショービジネスではないので、参加されたライダー達の想いが強すぎるため、それを目の当たりにした自分自身も心中複雑だったりでこういうブログを書く時はとても気を使います(^_^;


また、来年も新しい才能の開花を楽しみに待ちたいと思います。




さて今週末はＦ１鈴鹿ですね(^o^)