長文になります。
毎年楽しみにしているメディア対抗ロードスター4時間耐久レース。
去年に引き続きオフィシャルとしてセーフティーカー(以後SC)のドライバーで参加してきました。
今年は25周年ということでとても名誉な役を頂きました。
今回はちゃんとパンフレットの大会役員に名前入ってるよ(^^)
しかし、遊びに行く前提で色々根回ししていて各方面から入場チケットを頂きまして、いっぱい集まっちゃいました(汗
会社の友達にあげたり使わせて頂きました、有難うございます(^^)
今年の目玉はあの新型ロードスターが展示されるということです。
そしてなんと自分がその新型ロードスター(NDロードスター)に同乗する栄誉に授かりまして、それはまた後述します。
それではレポートです。
朝6時に筑波サーキットへ到着しオフィシャルの受付を済ませコントロールタワーへ向かいます。
ですがいつもとパドックの雰囲気が違います。
食堂横のスペースに巨大なテントが設営されてました。

※コントロールタワーより撮影
なんじゃこりゃ!!(@w@)
完全に囲まれていてとても怪しいオーラが漂ってます。
誰がどう見たって新型ロードスターが格納されているのが解りますね(汗
7時にオフィシャルミーティングを行った後SCドライバーは別途集まってM橋さんをリーダーとしてミーティングを行い今日の段取りを決めます。
そして実車、今日はZセーフティとシルビアセーフティを使います。
このZセーフティーは北米仕様まんまなので日本仕様と全然違います。
スピードメーターがマイル表示、
油温計がセ氏(℃)じゃなくてカ氏
そして左ハンドル
カーナビに至っては日本じゃなくてアメリカです(笑
さて、8時になり走行が始まり淡々と業務をこなしていきます。
所々の休憩中に各ブースを回っていきます。
MZ-Racingのブースは大盛況です。
タケゾーさんもロータリーエンジン搭載のロードスターで走行して楽しまれてましたよ(^^)
とりあえず自分の買い物を済ませZセーフティーへ突っ込んで置きます(爆
それにしてもZ狭いよ、ぶーぶー
「買ったっていいじゃないか 欲しかったんだもの あきら」
先ほどの怪しいブースもオープンしていたので入場してみますが入り口に歴代ロードスターがお出迎えしてくれました。
やっぱりどの世代のロードスターも好きだな(^^)
そしていよいよ中へ入ると
ばばーん、実車がお目見えします。
凄いコンパクトで格好良い!!
欲しくなっちゃいました。(既に買う気マンマン?)
さて、仕事に戻ります(汗
パーティーレースの決勝
SCドライバーってオフィシャルだけど実はリザルトまでは解らないんですよ、レース中もあちこち移動したり準備したりするので。
皆さん暑い中レースを楽しんでいらしたようです。
ただ、知り合いのサーキットトライアル組はあまり納得の行く走りが出来た方はいらっしゃらなかったようですね。
ステージイベントではなんかアイドル系のイベントでしょうか?
詳細は解りませんでしたが随分盛り上がってました。
メディア4耐の予選です。
知り合いではみつさんと悪のエイトさんが予選ドライバーとしてを出走されるとの事で、私事ですが応援しちゃいました(^^)
みつさんのカービュー号
悪のエイトさんのUストリーム号
コントロールタワー下でピリピリした雰囲気の中出走開始を待ちます。
そしてTipoロードスター パレードランが行われました。
Tipo25周年仕様にドレスアップされたロードスター(ドライバーはTipo編集長)を先導車としてパレードを行います。
参加された皆さんはのびのびとパレードを楽しまれてました。
自分もピットロードから大腕を振って出迎えます。
(^o^)/わーい
何もハンドル握るだけが仕事じゃない、イベントを盛り上げるのもオフィシャルの仕事です。
別にオフィシャルじゃなくてもやりますけどね、楽しいから(^^)
さて、今度は自分の大仕事です。
オフィシャルも直前まで知らされてなかったイベントが行われます。
そう
新型ロードスターのデモ走行
自分は前日発表された新型ロードスターの完成度を見てマツダの本気度に何かあるなと薄々気づいていました。
運転は開発の山本主査が行いますが単独走行はさすがに安全上問題があるのでSCドライバーが無線を持って同乗しコントロールタワーからの指示を元に山本主査を誘導します。
しかし新型ロードスターが出てきただけで人だかりが凄いです。
当然ですが発表間もない事と仕様が確定したプロダクションでは無いのでタッチ厳禁で守りも厳しかったですね。土屋圭一氏は並んで撮影していたようですね。
でも一般人で乗ったのは自分だけです(笑
ただ、残念なことに自分は仕事で乗るので画像が全くありません(汗
画像は他のメディアで死ぬほど出てくるのでそちらでご確認ください。
とりあえずYoutubeに上がってる動画をリンクしておきます。
こんな感じでロードスターのフォーメーションラップを新型ロードスターで行いました。
そしてグリッドに整列するとそこでさらにひとだかりです。
自分はヘルメットを被ってますが本当は被らなくても良かったのです。
ただ主役は新型ロードスターと山本主査だということと、世界に配信される画像や動画に自分が入るのはさすがにビビッてヘルメットを被った次第です。
もう一生分のフラッシュを浴びたような気がします。
多分この先こんな自分に(新型ロードスターだけど)カメラが向けられることは無いと思います。
ただ、そのカメラを向けた皆さんの顔はとても笑顔でキラキラしています。
ロードスターへ向けられた何百人の愛を同乗者の私はひしひしと感じます。
小さい子供からよいオッサンまで。
ヘルメット被っていて良かったよ。
そんなアイドル耐性持ち合わせてないアキラ先輩じゃ、勘違いだろうがなんだろうが
涙止まんないぜ?
そして、耐久レースの準備が進む中、新型ロードスターは再度コースを1周しピットへ戻ります。
ただ、普通に走らせては面白くない。
ここでアキラ先輩はコントロールタワーに確認「コースはクリアですか?」
オフィシャルがコース清掃の為にコースに立ち入っている可能性があるのであえてその質問を投げつける。
コントロールタワーは「コースはクリアです」との回答
アキラ先輩「ニヤリ」
そこで山本主査に進言
「コースはクリアなので思いっきり走ってエキゾーストサウンドは観客に届けてあげてください」
山本主査「ニヤリ」
そして山本主査も男気を見せてくれて、新型ロードスターのアクセルを全開にしエンジンの回転を
レッドゾーンまでぶち込む!
コーン!ととても心地よいサウンドを室内で感じます!
そしてコンパクトで軽快なハンドリング!
実際エキゾーストからのサウンドは静かなので観客スタンドのお客さんに伝えるのは難しかったと思いますが善処しましたのでこれでお許しください(笑
エンジンは1.5Lのレギュラー点火かな?凄くフラットな回転の上昇です。
そしてピットロードを通過してコントロールタワーを逆走でパドックへ、そこでもまた人だかりです。
本当に新型ロードスターに対する期待の現われですね。
自分にとって最高な体験でした!
ただ、この後SCのリーダーのM橋さんに
「お前バカだろ!、目立ってナンボの世界でなんでヘルメット被ってるんだよ?(笑」
と怒られました(=w=)イヤ無理だよ……
ですが自分がこの新型ロードスターに乗れるよう段取り組んで下さったのがこのM橋さんなんです。
とても感謝しています(^^)
そして本業のSC業務である4耐に戻ります、既にレースはスタートしていて2チームを1時間ごとに交代します。自分は後チームです。
ところが自分のルーティンでは事故やガス欠でSC出動!
いや、大変でした(汗
4時間が経過し怪我も泣く無事に皆さんゴールできて何よりです。
真っ暗なコースを軽く点検しパドックへ車を寄せて今回の業務は全て終了です。
13時間以上着続けたレーシングスーツは臭いの一言です(苦笑
やっぱファブリーズは準備しておくべきですね(汗
着替えているとパドックではテントの解体作業が進んでました。
あんな大きなテントがテキパキと解体されていきます、凄いな~
そしてコース上では表彰式が始まろうとしてますが、自分は雨も振ってきたのでここで失礼させて頂きました。
この日はとても色々な沢山の経験を積む事が出来ました。
マツダ様、B-Sports様、協賛各社様、楽しいひと時を有難うございました。
そしてスポットで参加したのにも関わらずとても良くしてくれたオフィシャルの皆様有難うございました。
最後に
時の人になってしまったので、しばらくはメディアで「自分探し」の旅へ出かけていると思います(笑
自分より有名になってしまった目玉ヘルメットとSCもお疲れ様(^^)