ATF交換とバルブボディーの洗浄

叔父さんの工場のリフトがあくとのことで貸してもらいATFの交換開始です。

最近シフトがアクセル開度に反応しない症状も出ていたのですが、これは一発でトラブルを見つけることが出来ました。

単純にバキュームホースが抜けていただけでした。笑

知ってはいたのですが、前期FCはATのオイルパンにドレンが付いていません・・・

本来であれば上抜きの道具が必要になりますが、そんな道具を持ち合わせていないおいらは、オイルパンを外す選択をしました。笑

大き目のバッドでオイルを受けつつ、オイルパンのボルトを少しずつ緩めてオイルを抜いていき、オイルが少なくなってきたらオイルパンを外します。

もちろんオイルパンの中にはオイルが入っているので、水平を保って慎重に降ろして廃油しました。


無事オイルパンを外せました。

中の状態も良いので、オイルストレーナーだけ外して掃除するつもりだったのですが、固定しているボルト一本がバルブボディーを貫通しており、相手はナットでした・・・泣

これでバルブボディーを下ろさないといけなくなりました。

バルブボディーを固定しているのは7本のボルトで長さもマチマチなので、きちんと整理して外しました。

赤丸のボルトが貫通していて

相手はナットです・・・

こいつのおかげでバルブボディーを下ろす羽目になりました。

ここまできたらバルブボディーも分解して洗浄をします。

バルブボディーは間にプレートが入っていて、中にはチェックボールやチェックバルブもあるので慎重に分解しないと飛び出して位置が分らなくなります。







このATは5箇所にありました。

オイルパンとバルブボディー内には鉄粉なども無く、バルブも外して洗浄しようかと思いましたが、特に変速に関して問題が無かったので外さずにひたすら洗浄して組み付けました。



オイルパンも組み付けてATFをレベルゲージを見ながら入れます。

この時バルブボディーやオイルポンプやトルクコンバーターにオイルが行き渡ってないので、エンジンを掛けてアイドリングでATFを送ります。

３０秒ほどアイドリングさせたらエンジンを切り、再度ATFをレベルゲージを見て補充してを繰り返します。

何度かその作業をした後に、シフトをゆっくりとR→N→D→２→１→２→D→R→Pと動かし、ATF量をチェックして継ぎ足していきます。

これをATF量が安定するまで繰り返します。

安定したら車をリフトから降ろして、5分ほど試走してATFの量をチェックして必要ならば継ぎ足します。

これで終了ですが、時間は2時間強で無事着地です。

最終チェックを兼ねて２０キロほどドライブしてきました。

アクセル開度に対してもちゃんとシフトするようになり、シフトアップ＆シフトダウン時の変速ショックもかなり改善されました。

ちなみに今回使ったATFは

ケンドルのCLASSIC ATFです。

今回の整備費用

ATF　　約１０リットル使用で８０００円
パーツクリーナー　2本で４００円

計　８４００円で済みました。

実際バルブボディーを割ってくれるような工場はほぼ無いでしょうから、自分でやるしかないんですよね。

これで安心して乗れるようになりました。