ヘッドランプユニット内部配線引き直し

ヘッドランプユニット内部配線の引き直しをしてもらいました。

前回の車検時に指摘されていたのですが、ヘッドランプの内部配線が劣化して被覆に多数の亀裂が入ってしまっておりかなり危険な状態でした。
しかし、新品のヘッドランプユニットは非常に高価でおいそれと交換できないこと、配線だけのスペアパーツは用意されていないこと、そしてランプが点灯しない等の不具合もなかったことからこれまで放置していました。

引き直し作業をお願いしたのは大阪市の”Repros”さん。
古い車の配線製作／引き直しや小ロット部品の製作を行なってみえるそうで、ヘッドランプを宅急便で送り、引き直し完了後に返送してもらいました。

劣化していた配線その１（Low/Highビーム＆ポジションランプ部）

写真では分かりにくいですが配線の被覆に亀裂が多数入っており、ちょっと触っただけで被覆がボロボロと剥がれそうで、いつショートしてもおかしくない状態でした。

劣化していた配線その２（フォグランプ部。）

既に一部の被覆が剥がれています。

劣化していた配線その３（ターンシグナル部）

既に被覆が全部剥がれてしまっていたようで自己融着テープで補修されていました。
こんな状態でよく今まで問題なく点灯していたものです。

引き直された配線のLow/Highビーム＆ポジションランプ部。

配線はもとよりカプラ等も新しい部品で置き換えられており、非常に綺麗にまとまっています。

ヘッドランプユニットのレンズを分解することなく全ての配線を引き直すなんて出来るのだろうかと思っていましたが、配線引き直し専門の方はさすがだと思いました。

配線の色も元の配線と同じ色に合わせてあり、きっちりとした作業の様子が伺えます。

フォグランプ部。

ターンシグナル部もきっちりと新しい配線に。

Reprosさんによると劣化の原因は「この時代のドイツ車に使用されていたリサイクル材料が故の劣化だと思われます」とのこと。
前回車検時にも「この年代のポルシェはどれも同じような状態です」と言われていたので今回改めてその他の配線類も確認したのですが、幸いヘッドランプの内部配線以外では特に亀裂は見当たりませんでした。

しかし私のボクスターも既に新車時から27年経過した古い車なので、遅かれ早かれ他の配線類にも問題が出てくるかもしれません。