![最後の休日 最後の休日](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/016/236/322/16236322/p1m.jpg?ct=96afc251ced8)
晴れやかな休日
今年最後の休みに墓参りにいった
歩調の合わない家内を珍しく連れて
亡き父に今年一年の感謝と報告をしてきた
今ひとつ 手放す決心のつかないスーパーに火を入れて
雲一つない冬至の空の下 墓地のある逗子へと向かう
マイナートラブルの箇所は尽きないもの今のスーパーにはこれと言った
不満もなく むしろ多岐にわたって修理を繰り返して来た愛着の方が強い
そんな戸惑いの隠せない僕に家内は
「もう充分乗ったし 私は満足したから売っちゃってもいいんじゃない?」
と アルフィスタの僕には苦言な心もとない言葉を口にする
確かに今年の出費は莫大なものだったが スーパーを手放さなければ
やっていけない経済状況にはまだ至ってはいない
いつもの花屋で仏花とはかけ離れた カーネーションやらトルコキキョウ
ヒイラギの赤い実とギザギザの葉の入ったクリスマスバージョンの供花を買い
墓掃除をして 線香を焚き お参りをした
その後 遅めの昼食をとるのだが 場所は家内が勝手に決めている
彼女曰く この近辺に洒落たカフェがあるそうだ
僕は鎌倉の昔からよく通ってる蕎麦屋に行きたかったけど
「そこ 結構美味しいから行ってみようよ」 と
ごり押しをされたので 仕方なくついていくことになった
ランチメニューは三種類 その内一つは完売
ハヤシライスとビーンズライスのどちらからしか選べないので
それぞれ頼み 築100年は過ぎているだろう すきま風のある旧家
をリノベーションとは到底呼べない今時のハウスカフェ仕様にした店内で
来年10年を迎える家内と二人でランチをするのも満更でもなく 悪いものでもない
これと言った会話はもはやなく ネタは息子の事ばかり
彼女は僕の畑の話や 車の話や ワインの話にはまったく興味を示さないので
話も限られてくるのだ 料理を待つ時間 暇なので店内を撮影してみようと
ふっと傍らを眺めると
格子窓から射し込む光がきれいだった・・
残されたタンブラーの水との調和が 何故だか僕自身の今の心境と重なった
海岸線をスーパーで鎌倉方面に向かい 鎌倉で夕食の買い物をして帰途へとついた
年末の大掃除もままならず 家の事はほとんど出来なかった
足並みの揃わない家内と過ごす今年最後の休日は
いつもとは違った 平和な一日だった・・
終
Posted at 2009/12/23 10:38:30 | |
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